ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『ナチュラル・ボーン・キラーズ』

2018-12-19 21:18:03 | 洋画
ずっとタラちゃんが脚本だと思っていたが、原案だったんだね。

ずっと観たかった作品ということとバイオレンス描写が強烈ということで期待していたのだが、自分的にはイマイチだったな。あの演出は一体何なのだろう。よく言えば前衛的、悪く言えば演出過多である。オリバー・ストーンずっしり重い映画を撮る人というイメージがあるから、この演出は意外だし、そもそもこの映画の監督をしていることに違和感。

恐らくこの映画を観た多くの人がタランティーノ脚本、監督で観たかったと思うことだろう。もっと中身のない映画でいいんだよ。

『ブルーに生まれついて』

2018-12-19 07:26:00 | 洋画
2年くらい前にこの映画の予告を観てからチェット・ベイカーにちょっと興味を持っている。名前は知っていたものの、ジャズはあまり好きではない自分がBGM代わりにとはいえ部屋で聴いているのは驚きだ。

映画の方はジャズファン、チェットファン向けだね。伝記映画だが、チェットのキャリアを網羅したものではなく、落ち目の時期にのみ焦点を当てている。もちろん私のように知識が乏しくても楽しめるが、やはり思い入れがあるともっと楽しめるのだろうなというのは感じる。

ジャズっていうとお洒落なイメージがあるけれど、実際は偉大なプレイヤーの誰もがおクスリにどっぷり漬かっているんだよね。チェットもその一人だが、イーサン・ホークは音楽とドラッグと恋人で揺れているミュージシャンを見事に演じている。

せっかくこうして映画を観たので、もうちょっとチェットにのめりこんでみようかな。しかし、マイルスはやっぱり「帝王」なんだな。

『ディセント』

2018-12-17 20:36:30 | 洋画
この映画を初めて観たときのことはよく覚えている。15歳の夏に今はなき渋谷のシネセゾンで鑑賞した。この映画はR15だったんだけど、15歳の自分が観ちゃダメなのではと窓口でチケットを買うときドキドキした。スタッフはちょっと考えたようだけど、結局学割1000円で観ることができた。でも、ホントはR15は15歳は観ちゃダメなんだよね。

大好きなホラー映画の一つではあったが、今こうして観ると結構大味な映画だね。当時劇場で観たときは閉塞感が半端なくて怖かったんだけどな。シチュエーションの問題か、私が成長したのかどちらであろう。

とはいえつまらない映画ということはなく、ナッツつまみながら観るのに丁度いい映画だ。モンスターのザコさ加減が絶妙なんだよな。そしてあのスプラッター。洞窟入るまでがかったるいが、入っちまえばこっちのものという映画だ。

難点といえば画面が暗いこと。光の届かない洞窟が舞台とはいえ、やっぱりイギリス映画なんだなというのを感じさせる。

『遊星からの物体X』

2018-12-16 22:45:22 | 洋画
amazonプライムはダメ人間製造機だね。休日とはいえ立て続けに4本も観てしまったよ。

ジョン・カーペンターとはあんまり相性がよくないのだが、これは名作だね。中学だか高校生のときに観たときはそんな大したことないと思ったが、面白いな。亜流作品がたくさん作られたエイリアンブームに乗っかって制作したのかもしれないが、やはり一味違う。モンスターの造形が素晴らしいのだが、キモさ、グロさ、恐ろしさのバランスが完璧だ。最近のモンスター造形は禍々しいだけなんだよな。

一番グッとくるシーンは蘇生中に胸がパックリ開いて食われるところ。あれは完全に油断したな。先日劇場でリマスターを後悔していたが、観に行けばよかったな。J&B片手に劇場で観たらさぞ快感でしょう。

wikiによるとあの寄生された犬は『ホワイト・ファング』にも出演していた犬なんだってね。どちらも好きな映画なんだけど、このグロさと、あっちの爽やかな世界観は共有したくないな。あんまり知りたくない情報であった。


『ビーン 』

2018-12-16 19:02:36 | 洋画
ビーンのテレビシリーズは全部観てそこそこ好きだが、これはいただけない。内容云々以前にやはりテレビサイズというのが重要なんだな。はっきり言って劇場で観るような作品でもないし、90分観るような作品でもない。あと、ビーンが喋りすぎ。

テレビシリーズも十分におかしい人間だったが、今作はさらに頭おかしくなっている。しかも、ただおかしいというだけでなく不快を感じさせるキャラクターだ。もちろんテレビシリーズでも色々な人に迷惑をかけているけど、今作は酷いな。結局絵を台無しにした問題は何も解決していないのに、大団円を迎えているのにモヤモヤする。コメディーにこんなこと言うのは野暮だと思いつつもちょっといただけないキャラクターになっている。あと、喋りすぎだし。

もちろん笑える場面はあるし、テレビシリーズにある不快な笑い声がないのもいいね。
奥さん役の人はジョディ―・フォスターに似ていると思った。