ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『ヘレディタリー/継承』

2018-12-01 19:09:10 | 洋画
嫌いなホラー映画の中でもオカルトものが一番嫌いだ。モンスターものや殺人のものはつまらなくても、まだキャラクターや造形で楽しむ余地があるけれど。つまらないオカルトものほど救いのないものはない。
で、この作品がどうだったかというと…。

前評判は高い映画のようだ。淡々と進む物語は好みが分かれそうだが、随所に恐怖のポイントを挿入しているため、結構見入ってしまう。それでいて謎もちりばめられていてラストがどうなるのかが実に気になる。
ところがなんだねあのラストは。伏線は回収しているもののわかりにくいことこの上ない。こういう映画って嫌いだな。一応公式サイトで解説してくれてはいるものの、そういうの野暮なのは好きじゃないな。

雰囲気づくりの演出は見事なのにラストでガッカリ。散々引っ張ってあれはないな。せめてもう2,30分短かったらいいのだけれどな。
エンドロールで爽やかなカントリーの様な曲が流れるが聞き覚えがある。クレジットをじっと眺めるとJudy Collinsの名前がある。ああ、ジョニ・ミッチェルの「Both Sides Now」だったか。