ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

浜田省吾 12月22日 仙台サンプラザホール

2018-12-22 22:17:47 | ライブ


セットリスト
1.生まれたところを遠く離れて
2.あの頃の僕
3.いつかもうすぐ(1番のみ)
4.19のままさ
5.遠くへ
6.朝からごきげん
7.君に会うまでは
8.君の微笑
9.路地裏の少年

休憩

10.雨の日のささやき
11.恋に気づいて
12悲しみ深すぎて
13.ラブ・トレイン
14.子午線
15.4年目の秋
16.ミス・ロンリー・ハート
17.いつわりの日々
18.風を感じて
19.涙あふれて
20.今夜はごきげん
21.青春のビジョン
22.君が人生のとき

アンコール
23.Goodnight Angel

アンコール2
24.行かないで
25.ラストダンス

浜田省吾に限らず基本的にライブは一ツアー一公演の参戦と決めている。ただ、今回はあまりに良かったので、その原則を崩して仙台まで遠征してきた。

基本的なセットリストは同じだが、「散歩道」が「君に会うまでは」に変更されている。さらに「遠くへ」では「星が一つ~」の部分が伴奏なしのアカペラになっている。これに関してはこっちの方がいいな。

MCなんかも大筋は同じだが、ちょこちょこ、ご当地ネタが挟まれている。

やっぱりいい公演は何度観てもいいもんだな。大筋が同じでつまらないというのではなく、ちょっとした違いを楽しむっていうのもいいもんだ。そもそもライブは水物で一つとして同じ公演はないんだな。


『ロリータ』

2018-12-22 00:40:54 | 洋画
昨今「ロリコン」という言葉がやたら頻出しているが、この映画が語源なんだってね。
日本人のロリコンはレベル高いからそのつもりで観たら、この映画のロリータに欲情してもあんまりロリコンって感じがしない。すごく成熟している少女だ。

結論から言うとそんなに面白くない映画。ロリータがただ美しい少女というだけで、それほど魅力を感じないのが大きな原点。もっと周りの大人を誑かすキャラクターであってほしい。時代というのもあるかもしれないが、健全すぎる。せっかくのキューブリックなのだからもっと変態で屈折した愛情を撮ってほしい。その究極が谷崎の『痴人の愛』だな。

『アイズワイドシャット』

2018-12-21 23:23:11 | 洋画
この映画の話題になると絶対乱交がどうとかという文句がくっついている。今回が初見だが、乱交シーンは別に特にどうとは思わなかった。しかし、普通に面白いサスペンス映画ではないか。二度はあんまり観たくないけど。

夫婦の愛情とかいうテーマもあるのだけど、そっちはどうでもいいや。色々ことが起こり、謎が謎を呼びつつも結局解決しないまま物語は終わる。まさに夢のな映画である。キューブリックファンではないけど、キューブリックでなければきっと駄作になっていたことだろう。

キャスティングについては色々言われているようだけど、ニコール・キッドマンはともかくトムはそんなに悪くない。ただ、キューブリックとの相性の問題だと思う。キューブリックにトムの様なドル箱スターはしっくりこない。

で、この映画は結局どういう映画なの?






『ルーム』

2018-12-21 21:50:04 | 洋画
てっきり『CUBE』のようなSF要素が入っているのかと思ったら、サスペンス映画で…と思ったら家族の絆がどうとかいうドラマ作品であった。

前半のサスペンス部分は緊張感があったし、ドラマパートへの切り替えも巧みではあったが、個人的にはもうちょいサスペンスを強めても良かったな。しかし、あの犯人はあんな明るいうちから死体を運び出してどうしようとしたのだろうか。あと、長年監禁されている割には結構元気そうだね。

さして面白いとは思はなかったが、よくできている作品だとは思った。
子供は親が思うよりもずっと強い生き物なんだね。

『ザ・ウォーク』

2018-12-20 21:45:48 | 洋画
この事件のことは10年ほど前に公開されたドキュメンタリー映画『マン・オン・ワイヤー』で知っていた。映画自体は現在も未見だが、入手したチラシに書かれていた「史上、最も美しい犯罪」という言葉は印象に残っている。

ワールド・トレード・センターにワイヤーを張って渡るということは、いかに偉業であっても犯罪だ。しかし、その犯罪であるということが映画に非常にスリリングな展開を与えてくれる。ワイヤーを渡るシーンも面白いのだが、その準備までが一級のクライムムービー的な面白さに溢れている。

そしてクライマックスの綱渡りのシーンがまた素晴らしい。もちろん成功したことは知っていたが、あんなに往復したりパフォーマンスしたり寝転がったりしたというのは知らなかったな。ああいうシーンは脚色ではなく事実に基づいているんだよね?結果が分かりきっているのにあんなにヒヤヒヤするとは思わなかったな。ビルから地上を見下ろすシーンでは股間がキュンとする。
それでいてただスリリングというのを演出しているだけでなく「美しさ」というのもちゃんと表現しているのがいい。「史上、最も美しい犯罪」というのは決して大げさな文句ではなかったんだな。こうなったら『マン・オン・ワイヤー』の方も観たくなってくる。