ちびずマムのマイペースな育児・料理・翻訳日記

2007年生まれの1号くんと2010年生まれの2号くんに振り回されつつ、自分の夢もなんとか追っていきたい、ちびたちのマム

野村美月『記憶書店うたかた堂の淡々』

2021年01月10日 | 読んだ本(日本語)
野村美月著『記憶書店うたかた堂の淡々』

マイナビ出版ファン文庫Tearsさんがtwitterで取り上げているのを見て、気になって読みました。

記憶を売買する青年が主人公だけど、絶えず別の人の目を通して語られます。

最初のお話がものすごく重くて、そういう系のお話ばかりなのかなと思っていたら、
あとはくすりと笑えるようなのやほのぼのしたのもあって、最後に
泣かされるお話がありました。

22歳の美貌の青年、一夜は右の目が金色、左の目が銀色で、いつも淡々としゃべります(だから
タイトルが淡々??)。人間らしい感情が一切なく、危なっかしいけど、あける先輩という
男気のある登場人物のおかげで危なっかしくない(とはいえ、一夜自身、暴走はしないのですが)。

一夜には記憶がなく、だから美しく温かい記憶を求めて、記憶の売買をやってるのかな~的な
ことが書かれてたけど、じゃあ、なんで一夜には記憶がないんだろう??

その謎は最後まで読んでもわかりませんでした。続編が出るのかな~。