ちびずマムのマイペースな育児・料理・翻訳日記

2007年生まれの1号くんと2010年生まれの2号くんに振り回されつつ、自分の夢もなんとか追っていきたい、ちびたちのマム

柘植久慶『皇女アナスタシアの真実』

2012年12月03日 | 読んだ本(日本語)
柘植久慶著『皇女アナスタシアの真実』

ロバート・ゴダード『封印された系譜』のあとがきで、訳者さんがアナスタシアについて詳しく知りたければこの本をどうぞ、とあげておられたので、読んでみた。

アナスタシアは家族と共に処刑(惨殺)されたもの、と思っていたが、この本を読むと、実は生きていて、アンナ・アンダーソンがアナスタシアだったのでは、と思わされた。

解説で宗肖之介氏が述べているように、「過去の出来事をあった通りに示していると確実に言えるような、客観的で普遍妥当的な唯一不変の解釈を手に入れることができるなどと考えてはならない。客観性という概念は、歴史認識に適合しないものなのである」(哲学者カール・ポパーの言葉の引用)。確かに、歴史は書き手によってニュアンスすら違ってくる(教科書が出版社によって微妙に違うのもそういうことだろう)。

というわけで、歴史にもしもの解釈を持ち込むのはとてもおもしろいなぁと思った。

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