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Fashion Motorcycle Flyfishing Garage Base Formula One Senna

Mysterious

2007-07-07 01:57:34 | アマゴに片想い
最近、中部地方の河川は何処も増水傾向ですね。
水かさがある事は渓魚が移動するのには都合が良いのですが
水害が出る程にはなって欲しくはないものです。

6日の飛騨地方も水かさが高く平水の倍近くの水勢がありました。
ただ、濁りは無く速い流れを攻略さえすれば何とかなる状況で
ドラッグ回避の為ティペットを通常より長めに継ぎ足し
打ち返しで繰り出し無数のアマゴと戯れたのでした。
但し、50尾以上掛けたのですが速い流れの中で追い食いが多く
鈎掛かりが甘いのか取り込めたのは半分強位。
ライン処理がまずかったり、流芯に潜り込まれたりで
もてあそばれてしまった事が多かったので焦りました。(笑)
朝方、逆光で尺オーバーらしきサカナ(多分イワナ)が出たのですが
毛鈎を咥えていませんでした。



体高も有り細かい朱点のアマゴが殆んどで速い流芯に沢山入っていました。



朱点と言ってもこんなオレンヂ系の斑点が上品に入った娘が
やはり飛騨在住いまどきの天然娘ですわ。

そしてここからがドラマの始まりです。

午後になり、いつも攻めたてている流れに立ち込みアップクロスで
エルクヘアカディスをドリフトしていると「バッシャ~ン!!」と
毛鈎にジャンプさながらで出た大物が・・・しかし、毛鈎を咥えていません。
三度同じ事を繰り返した後は沈黙してしまいました。
今度は対岸に移動してソフトハックルに変更しダウンクロスで速い流れを
横断する様に刻んでいると良いサイズの“赤いサカナ”が反応してきます。
「赤???何だ?何だ?」・・・。4~5回アタックしてきましたが
その後はウンともスンとも・・・。オイカワの居る渓でもないし・・・。
イワナのお腹の赤っぽいオレンヂって感じでもなく鮮やかな赤が
見えたんですわ。不思議ですわ。
少し場を休めもう一度同じ位置でソフトハックル攻撃を開始すると
水面に絡んだソフトハックルが大きな黒い影に吸い込まれました。
アワセを入れる間も無くラインからゴンゴンとした衝撃が伝わってきます。

何と尺を優に越えたイワナでした。



赤いサカナが大イワナに変身したのでしょうか?ミステリアスでパニックですわ。

赤いサカナって何だったんでしょうかねぇ?俊敏なコイかな?

そうそう6日の渓では獣に三度出くわしたし、背後でイヤな音がしたりしてたなぁ。
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Feel

2007-07-05 01:41:27 | アマゴに片想い


“Feel”とは「手で触れる。」と言う動詞。

つるや釣具店さんからリリースされているこの“Feel”と言うグラス素材の名竿。
グラス特有のモッタリとした感触、そして粘り、カーボンロッドとは全く異質な
このグラスロッドでの釣りは何故か別世界です。私の所有するグラス製フライロッドの
中で 7ft 2in の長さは三番目のロングロッドです。非常にスローなテンポの
キャスティング・リズムしか受け付けてくれない為、ゆったりとした釣りスタイルへ
必然的に導かれてしまいます。また、サカナが掛かった後のやり取りもグリップから
よく曲がる為とてもスリリングで毎回愉しませてくれます。



私は腰が悪い上に肩も悪く、ロッドの自重やロングキャスト時に肩に加重が
掛かると肩の関節が脱臼した様な状態になり激しく痛みます。
ですからロングキャストは無理でショートキャストのアキュラシーの腕を
人一倍磨いてきたつもりで現在に至っています。
ピンポイントに毛鈎をコントロールして釣る事に全霊を傾けています。

まッ、これはロングキャストが出来ないおやじのいい訳でもありますけどね。

グラスロッドはそんな自分のネガティヴな面を援助してくれている事も多く
リストを使った独特のおやじ流キャスティングで正統派キャスター顔負けの
ループを繰り出してこれからも頑張っていく所存でございます。



「なるほどネッ! ライトラインのグラスロッドってカッコイイなぁ。」(イワナ)
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イワナの嫉妬(Feel編)

2007-07-04 00:19:20 | アマゴに片想い
鬱陶しい毎日ですが3日も曇り時々弱雨の中、飛騨入りしていました。
いつもの倍の水量が押し寄せていて遡行が困難なので浅いチャラ瀬のポイントを
攻めてみました。くるぶしも無い様なフラットでも走った流れには結構な数の
イワナが付いていて短時間で連続ヒットです。



ロッドはその昔、週一で東京出張していた時に寄って購入した
“つるや釣具店さん”の Feel 7ft 2in #3 を使用しました。
7ft を超えるスペックは自分の所有するロッド中では超ロングな方で
アクションもスローな為、気持ちに余裕が有る時じゃないと
なかなか出番が回ってきません。しかしサカナが掛かるとこのロッドは
面白い様に曲がりとても愉しい遊び心一杯の“感じる”ロッドなんですね。

ハッチは無くライズも確認出来ませんが浅いチャラ瀬に付いているイワナは
相当ヤル気な個体が多く大きめの11番エルクヘアカディスに果敢にアタック
してきてとても面白い釣りが堪能できました。
掛かってくれたサイズも全て9寸前後はありましたから秋頃には尺に到達する
予備群ですね。
多分、この増水でお腹を空かしたイワナ達がダイニングに出てむさぼり食う
直前なのか毛鈎の種類に関係無く釣れる状況が揃っている感じがしました。



激しいファイトで口蓋辺りがキズだらけになってしまいましたね。



短時間釣行でしたが恐ろしい程の睡魔が襲ってきて帰宅途中で爆睡です。

一杯画像を収集しましたのでまた後日のブログにアップいたしますわ。
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