京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

清浄歓喜団。

2008-01-16 20:36:17 | 京都観光に役立つ?話
知る人ぞ知る?
清浄歓喜団を買ってみました。



こんな、中国風揚げ菓子があるのをご存知ですか?



以前、月刊京都で紹介されてあったのを見て、釘付け!
高島屋などでも見かけるし、一度食べてみたいと思いながら、数年。
値段の高さに躊躇しておりました。
(一個でもすごいですが、それが5つだから相当な値段になります。)

京都駅構内が改装されてから、新幹線改札内でも購入できるようになりましたので。
今回の里帰りで、思い切って買ってみました。
2個入りのほうを・・・

  

箱の中には、由来を書いた説明文がありました。

~略してお団と言い、遠く奈良時代遣唐使により我国に伝えられた唐菓子の一種で、数多い京菓子の中で、千年の歴史を昔の姿そのまま、今なお保存されているものの一つであります。
 唐菓子とは、「からくだもの」と呼ばれ、仏教と共に我国へ伝わり、天台宗、真言宗などの、密教のお供え物で、当時は、とても一般庶民は口にすることが出来ず、貴族のみに与えられたものであります。
 七種の香を入れて包み、そのほのかな神秘な香は仏教で言う「清め」の意であり、八つの結びは八葉の蓮華をあらわし、形は金袋になぞらえ、たぎった上質の胡麻油で、揚げております。
 伝来の当時は中身は栗、柿、あんず等の木の実を、かんぞう、あまづら等の薬草で、味つけしたらしく、小豆餡を用いるようになったのは徳川中期の後であります・・・~

いったい、どんな味がするのか気になりますよね。

~お召し上がりの際、もう一度軽く焼かれますと一段と香味がございます~
と書いてあったので、食べる前に、オーブントースターで軽くあぶってみました。

すると。
ずばり、お寺のお香の香りが・・・
そう、高野山とか、延暦寺とか、大きなお寺さんに行った時の匂いがしました。
(知性のかけらもない表現ですみません。)
これが、食欲そそる香りかどうか?と聞かれたら、なんと答えて良いのか、分かりませんが。
気の穏やかになる香りでした。
(しばらくして、熱が取れると、香りもマイルドに戻りました。
 これで食べやすい

そして。
今回、実家の女3人(プラス赤子)で食べますので。
半分ずつに分けることにしました。

粉々にならないように、すっと包丁を入れました。



正直、正月三昧した胃袋に、油菓子は重たいな、と思っていたのですが。
白檀、肉桂などの香料が口の中に広がり、爽やか。
油も、変質しておらず、芳醇な味わいでした。

赤子にはどうかと思いましたが。
(ちょっと高価すぎますよね。)
ぱりぱりと食べて、催促するほどでした。

皆さんも、一度はいかがですか?
(二度でも三度でも良いのですが、本当に高い・・・)

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これこれ (小春の母)
2008-01-17 12:28:20
これこれ
家庭画報に載っていて 食べてみたいな~って
思っていたところに

高いんですよね~

なんだかスパイスの香りがしたと思ったら
丁子とか入っていませんでしたっけ?
昨年京都に行った時 買って帰ろうと思っていましたが高いのでやめました~
返信する
強烈なインパクトですよね。 (小春ちゃんお母様)
2008-01-21 00:19:24
一度見たら、忘れられない・・・というのか。
姉も、本の中で紹介されてたの、覚えていました。

あの味といい、値段といい。
なかなか思い切れないと買えませんね。
特に、贈答用には人を選ばないと!
変わったものを受け付けない人には、無理かもしれませんね。
(好奇心旺盛な方でないと!)

でも。
うちの母も、美味しいと言って普通に食べていたし。
赤子も、拒否反応示さなかったし。
あの味は、美味しい?んでしょうか。

まあ、悪魔には無理な味わいですね。

丁子。
そんなスパイスもあったかな。
よく分かりません。

判別可能なスパイスは、白檀とシナモンだけでした。
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思わず... (さっかん)
2008-01-21 11:11:21
思わず値段を調べちゃいましたよ。
人さまのものなのに,貧乏性です(笑)。
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高いでしょう。 (さっかん様)
2008-01-23 23:28:22
投稿文は、実家の母も見ているので。
あんな高いものを買ってきたんだ!とバレたら、怒られそうなので、値段はふせておきました。

一個500円は高いでしょう。
大きさは、袋の大きさがゴルフボール位でしょうか。

高いから、一度だけにしないと・・・
と思うのですが。
あのスパイシーな味をもう一度食べたいと思って・・・
それほど美味しかった、と言うべきでしょうか。

皮は、硬い方の八つ橋みたいな感じでした。
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