京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

岐阜から愛知へ・・・

2010-02-16 09:59:00 | 石垣のある風景(大原以外の!)
2月6日
岐阜旅行・二日目
(一日目は、夕方発でしたので、移動だけ)

最初の観光は、国宝犬山城でした。
愛知県なんですけどね。

宿泊した土岐市も、愛知県に接したところ
ちょっと移動すれば愛知県です。

国道21号線で可児市・美濃加茂市に出て
日本ライン下りの乗船場があるところ・・・
そこから木曽川沿い~


(木曽川)

いい眺めです。
川好きの若!にはたまらない場所です。

そして
木曽川の下流方面に行くと
犬山城があります。


(木曽川と犬山城)

むっちゃ雪降ってます
まあ、雨男を連れてるわりには上天気だし
雪くらい我慢しなければ・・・

結構な大降りの中
天守閣へと向かいました。


(本丸門に続く石段)



あちこちに石垣があり
石垣ファンにはたまらない場所です
(ファン人口・・・何人?、でも結構潜在してそうですよね

久しぶりの、カテゴリー石垣です。
最近、休日はサッカーの練習ばかりで、登城できてません

うれしいです~




(復元された本丸門)



1537年 織田信長の叔父・織田信康によって建造されました。
小牧長久手の合戦の際には、豊臣秀吉が入城して、徳川家康と戦いました。

江戸時代になると、尾張藩の付家老の成瀬氏が城主となり
廃藩置県まで、代々受け継がれていきました。

明治以後、成瀬家の所有の城となり
昭和10年には国宝に指定されました。

国宝の犬山城・彦根城・姫路城・松本城の四城の中でも
最も古い城です。

現在は、財団法人「犬山城白帝文庫」の所有となっています。



自然石をそのまま積み上げた野面積みです。



なんか横で説明してはったけど
石自体
昔の海底のものだったかな?
変わった石みたいでした。

後ほど行った岐阜城も
こんな石でした。

明らかに、近畿地方とは違う石でした。
この辺の観察も面白いですね。



石垣の中
地下2階部分から入場します。



階段を上がると

【地下1階】

4畳半くらいのスペース
階段だけで、あとは何もない板の間でした。



もう一つ階段を上がると・・・




【1階】納戸の間


(地下からの階段と、二階に上がる階段)

横から見ると



写真奥が正面方向で
人が立っている部分が付櫓


(右側の出っ張った部分が付櫓)

付櫓の対角部分には
石落とし間があります。



ここには常時石ころが置いてあったんでしょうか?



もはや太平の世には必要ないものかもしれませんが
お城のインテリアとしては欠かせませんよね。



立派な鬼瓦

そして


【2階】武具の間

天守閣の大屋根の部分で
天井が高く
屋根のシルエットがそのまま生かされていて
美しい部屋です。



住むなら、ここが良いなあと思いますが
ここは武具置き場だったみたいで
実際の城主の居間は1階なのでした。

まあ天井高いと寒いですしね。
暖かいのは1階かな・・・



正面中央にある階段を上がると


【3階】破風の間



城郭建築を特徴付ける
口ヒゲみたいな屋根の・・・
唐破風(からはふ)の形がそのまま見れて面白いです。

ちなみに
この唐破風は、天主が築かれた時から77年後に
増築されたものだそうです。

モダンにリフォームってところでしょうか。


(最初は、真ん中の口ひげがなかった、わけです)


そして
やっと一番上


【4階】高欄の間

いわゆる城の展望台みたいなところで
外に出れます。

四方の展望が抜群と言いたいところですが
歩けるのは正面の一辺だけで
あとは通行止めになってました。

先の大きな写真でご覧頂くとよく分かりますが
回廊の手すりは、大人の腰元くらいまでで
防護柵もない、普通の木の手すり

風の強い日に歩くのは、立派な肝試しになりますね

子達は簡単に間から落ちてしまいそうで
自分も、覗くと吸い込まれそうで
へっぴり腰で恐る恐る覗いてみます。



暴れ川の木曽川も今日は穏やか~



本丸を見渡せます


それにしても
いまどき、こんな防護柵のないお城があるとは
驚きました。
(まあ警備?係員さんも沢山いはったけど)

さすがは
国宝犬山城です
素晴らしかったです!



下り階段
大変でした
行きは良い良いの長女でしたが
下りはやっぱり怖いみたい・・・
私が先導して、滑っても助けられるようにして
ゆ~っくり降りていったのでした