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『ヘレン・ケラー ひびき合うものたち』2012春 西日本巡回公演 第7週目

2012-07-07 16:17:04 | 全国巡回公演

青谷高校に貼られた『ヘレン・ケラー』のポスター


『ヘレン・ケラー ひびき合うものたち』のツアーも7週目に突入しました。
7月の太陽の暑さにも負けない元気なみなさんと今週も出会うことができました。


今週は

7月2日 鳥取敬愛高校(鳥取県)

  4日 青谷高校(鳥取県)

 5日 多度津高校(香川県)


での公演でした。


 
鳥取敬愛高校

鳥取市民会館での公演でした。
期末テストの後ということで、すぐ近所の学校から会館への足取りもとても軽やかそうでした。
皆さんが会館に入場する時、全員が爽やかな笑顔で挨拶してくれていたのがとても印象的でした。
上演中はテスト終わりの解放感もあり、自由な姿がそこにありました。その時その時のダイレクトな反応は、劇場空間全体が動かしていました。

公演後に行われた座談会には演劇部の生徒さん、社会部の生徒さんが参加してくれました。
演劇を始めたきっかけは何ですか?という質問や、芝居を見て感じたことを素直に話してくれました。
みなさんひとりひとりが感じてくれたことを大切にしてくれたら、と思います。


座談会に参加してくれたみなさんとヘレン役の稲葉  とても面白い話が出来たと稲葉が旅メンバーに話していました



KAZEバスの前でお世話になった鳥取敬愛高校の先生、鳥取県文化振興財団のみなさんと一緒に記念撮影



青谷高校

青谷高校の公演は文化祭の初日に行われました。
午前中の開演でしたので、準備は前日から始まりました。
劇団のバス・トラックが体育館に着くと、生徒さんたちも文化祭の準備中。窓から私たちに手を振ってくれたり、文化祭のための練習をしたり、飾り付けしていたりと、文化祭が待ちきれない様子も窺えました。


開演前の体育館の様子


公演当日はこれから3日間行われる文化祭の初日。開演前のみなさんは元気いっぱいでした。
芝居が始まると、先程とうってかわって、とても集中している様子が伝わってきました。
途中、休憩を挟むと、緊張がほどけて楽しそうでしたね。
梅雨時の蒸し暑い中でしたが、最後までしっかりと見てくれていました。

終演後、生徒会・演劇部・放送部はじめ有志の皆さんが撤去のお手伝いしてくれました。劇団員と一緒に汗を流しながら、交流の一時となりました。みなさん本当にありがとう。文化祭では楽しい思い出がつくれたでしょうか?


アーサー・ケラー役の酒井の掛け声で重たい幕を持ちあげる生徒さんたち



ケイト・ケラー役の保角と一緒に片づけを手伝ってくれています



トラックの荷台に2人の生徒さんが上がり、汗だくになりながら一生懸命、最後の最後まで笑顔を絶やさず手伝ってくれました!!
どうもありがとう!!


この2校の公演は鳥取県文化振興財団の主催で行われた公演でした。
若い世代が文化芸術に触れ感じる機会を、という願いを持った文化振興財団のみなさん。公演の日も準備の日も私たちをサポートしてくださいました。本当にお世話になりました。ありがとうございました。



多度津高校

公演は多度津町民会館で行われました。
まだ開場前のロビーに集まった生徒の皆さんはとても活気に溢れていました。開演前の客席からも溢れんばかりのエネルギーが舞台の中までビシビシ伝わってきます。
上演中は真剣な眼差しで舞台を最後まで見つめてくれました。
多度津高校には電機、建築、海洋技術、海洋生産をはじめとする多くの学科があり、なかには3か月の遠洋実習へ出る生徒さんもいるそうです。1年間で全校生徒のみなさんが集まれる日数が限られている、と先生がおっしゃっていました。
この日は全校のみなさんが多度津町民会館に集まり、同じ時間を過ごすことができました。
それぞれの専門科で勉強をする中で、ふと、この日のことを思い出してくれたら嬉しいです。

公演後には生徒会のみなさんと座談会を行いました。少し照れくさそうに笑っているみなさん。しかしその目にはみなさんのしっかりとした意思がありました。そして舞台を通じて感じてくれたことを力強く伝えてくれました。



生徒会の活動も力を合わせて頑張ってくださいね、また会いましょう



毎日が多くの出来ごとに溢れる学校生活、その中にはもっと細やかで計り知れない感情や、思考が渦巻いていると思います。
私たちが出会うみなさんの心や身体のどんな小さな部分でも何か交感しあえることがまだあるのではないか・・・。
『ヘレン・ケラー』の旅はみなさんと出会うことで形を少しずつ変えながら続きます。


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