風のBLOG

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2017年『ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎』東日本ツアー スタート!

2017-05-26 11:21:27 | 全国巡回公演
4月の劇場での、新作『窓辺の馬』の公演を終え
今年の巡回公演が始まりました。

『ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎』は関東・甲信越・東北地域を巡回していきます。

4月28日(金) [千葉県]柏井高校・千葉市文化センター
5月 1日(月) [東京都]小平高校・ルネこだいら
  22日(月) [岩手県]西和賀高校・同校体育館
  25日(木) [群馬県]太田フレックス高校・同校体育館


での公演がありました。

柏井高校
2013年の「肝っ玉おっ母とその子供たち」以来4年ぶりの公演で、3年生のみの鑑賞でした。
舞台に向けて注がれる静かで真剣な眼差しが印象的でした。
今目の前で起こっていることは何なのかをそれぞれが感じているようでした。







公演後には演劇部と希望者の生徒の皆さんとの舞台見学が行われました。
大道具や小道具、衣装などを見て、触れながら劇団員の話にじっくりと耳を傾けてくれていました。


小平高校
風の公演は初めてとなる学校でした。
開演前の客席からは元気な話し声が聞こえてきて、これから始まることへの期待が感じられました。
開演すると一変、食い入るように舞台に視線を送ってくれていました。
カーテンコールでは生徒会長さんが緊張しながらもしっかりとした言葉で想いを伝えてくれました。





小平高校も公演後に演劇部の皆さんとの舞台見学が行われました。
「こういうふうになってるんですね。」「客席で見ているときは人形は怖かったけど、近くで見ると意外とかわいいですね。」
など、興味津々な様子で楽しんでくれていました。

旅は少し間を置いて一路岩手県へ。

西和賀高校
2014年の「ヘレン・ケラー」以来で5回目の風の上演でした。
全校生徒100人未満の客席は、まさにひとりひとりの顔が見える空間でした。
じっと集中して見ている生徒、友だちと笑い合いながら見ている生徒。そんな彼らを見守る様に見ている先生方。
そんな、あたたかな雰囲気の客席でした。







舞台撤去には、文化部の生徒の皆さんと飛び入りで野球部の生徒さんが手伝ってくれました。
元気な笑い声の響く、楽しい時間となりました。


集合写真を撮ったあとに、シャルル七世役の石岡和総に話を聞きたいと集まる生徒たち。

「生徒の人数は減ってしまいますが、生徒のために芸術鑑賞をこれからも続けていきたい。」
と、担当の先生が力強くおっしゃっていました。
また、お会いできることを願っています。


太田フレックス高校

2012年「Touch」以来3回目の風の上演でした。
定時と通信で単位制高校の昼間部の生徒の皆さんが鑑賞しました。
とてもリラックスした客席で、そこここで反応しながら見てくれていました。
カーテンコールでは生徒会長さんが「俳優の皆さんの表情や感情から色んなことを感じ、これが演劇なんだと思いました。」
と、自分の中で起こったことを素直に話してくれました。


公演後には、先生の呼びかけで集まってくれた生徒の皆さんと、舞台見学が行われました。







舞台見学後はそのままみんなと舞台撤去へ。40人ほどの生徒の皆さんが手伝ってくれました。
先生方も「まさかこんなに集まってくれるとは思っていませんでした。普段はおとなしい生徒もあんなに元気に。
きっと、それぞれに感じてくれたんですね。」と嬉しそうに話してくれていました。


東日本での巡回公演は今年が初めてとなる『ジャンヌ・ダルク』ですが、この4校の公演を終えた中でも
大きな手応えを感じています。
これから7月まで続く公演の旅。これからの出会いがとても楽しみです。
来週は栃木県へ向かいます。

文:佐藤勇太(伝令・死刑執行人役)

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