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2019年秋『ヘレン・ケラー 〜ひびき合うものたち』西日本・東日本・九州ツアー【第3週目】

2019-10-15 10:00:00 | 全国巡回公演

2019年秋『ヘレン・ケラー 〜ひびき合うものたち』西日本・東日本・九州ツアー第3週目の公演は、

9月30日(月) 【富山県】大門高校 同校体育館

10月2日(水) 【東京都】日本大学第二高校 小金井市民交流センター

10月3日(木) 【茨城県】牛久栄進高校 牛久市中央生涯学習センター

での公演でした。

大門高校

この学校は風初めての公演でした。2年前から話し続けてやっと実現できた公演です。

体育館が2階だったこともあり、前日日曜日に荷物の運び入れを行いました。

トラックの中身を見た先生からは「あれは芸術的!」とうれしい言葉をいただきました。

公演当日、体育館にパイプ椅子を並べに来てくれた野球部の生徒達からは「すげー!」と期待のこもった反応。

公演が始まると、360人の客席からは熱い視線が向けられ、終始客席から力強く舞台を支えてくれていました。

その視線には、普段見ることのない生の演劇への興味がひしひしと伝わってきました。この公演が大門高校の皆さんにとって学校生活の大きな思い出となってくれていたら幸いです。

終演後、片付けには多くの運動部の生徒達が手伝いに来てくれました。ありがとうございます!

率先して片付けを手伝ってくれる皆さんの姿には、この一日を最後まで楽しんでくれていることを感じました。

 

日本大学第二高校

一度東京に戻り、今度は東日本へ。

この公演は、1年生のみの公演です。この学校では過去に「ハムレット」中学校では「ヘレン・ケラー」を上演しています。

1年生のみの公演ということもあり、「いつもとは少し違った雰囲気がありますね。」と担当の先生もおっしゃっていました。実際ロビーに集まっている生徒たちの表情には、自由な高揚感を感じました。 

公演中も、自分たちの感覚を全力で使って、客席から舞台を楽しみながら支えてくれている姿が印象的でした。

終演後、花束を持ってきてくれた生徒2人からは、その場で受けた率直な感想を実感のこもった言葉で語ってくれていました。

この公演以外にも、これからの高校生活3年間の中で楽しいこと、辛いこと多くの出来事が彼ら彼女らを待っています。そんな生徒達の、そしてそれに付き添う先生方の一つ糧となってくれることを信じています。

 

牛久栄進高校

この学校は、前回の「ヘレン・ケラー」から久しぶりの公演ですが、担当の先生と演劇部の先生が前任校で風の「ハムレット」を観ていて、そこから繋がった、再会の公演でもあります。

開演前、校長から自分が初めてヘレン・ケラーを知った時のこと、そんな出会いを生徒達にもしてほしいという温かい思いのこもった言葉を頂きました。

校長先生の言葉を受け取け、公演開始の拍手は鳴りやまず、この公演を楽しみにしている生徒たちの気持ちをひしひしと感じました。

公演中は打って変わって、目の前で起きていることを受け取ることを楽しんみながら、集中した力強い姿を見せてくれていました。

終演後、生徒会長からは「熱い気持ちと力強い姿勢を感じる公演でした。」と力強い意志を感じる「ヘレン・ケラー」に触発された堂々としたメッセージをもらいました。

当日呼びかけた舞台裏見学では、先生方も驚くほどの人数が残り、劇団員と思い思いに語り合っていました。その後の演劇部員との座談会は片付けが終わるまで続いていました。1・2年生しか部員がいないと聞きました。これからの大会頑張ってください!

担当の先生から、帰り際に今日のアンケートをどっさりと受け取りました。公演の中で受け取ったもの、率直な感想公演してすぐにこんなに多くの感想と出会える機会は中々ありません。ありがとうございます!

 

今週、初めての出会いから再会に終わった週でした。これから1度東京に戻り、来週は兵庫県から始まり、再来週からは東日本方面に上っていきます。これからも多くの出会いと再会を繰り返しながら日本を駆け抜けていきます。

 

パーシィ役:石岡和総


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