新年度の旅公演がいよいよ始まりました。
『ヘレン・ケラー ひびき合うものたち』はこの春、東日本地域を中心として45ステージを上演いたします。どんな出会いが待っているのか、身を引きしめながら千秋楽の舞台まで楽しみたいと思います。
4月26日(水) 栃木県 大田原女子高校 (那須野が原ハーモニーホール)
4月27日(木) 栃木県 宇都宮文星女子高校 (同校体育館)
大田原女子高校
初日の公演は、創立112年記念式典の行事として取り組んでいただいた栃木県大田原女子高校です。
舞台を見入る姿にこちらも圧倒されるほどの熱量を感じ、一幕休憩前の皆さんの大きな拍手に、私たちも歓びを大きくして2幕目へと励まされました。
新学期の始まりとともに生徒さんの心のなかにある、たくさんのバイタリティーを感じられた初日となりました。
公演後も演劇部のみなさん30名ちかくがバックステージ見学と座談会に参加していただき、たくさんの質問と感想で盛り上がりました。
歴史の長い部活らしく、先輩たちから引き継いできた観客のこころを温かくする舞台への熱情が感じられました。
宇都宮文星女子高校
翌日は宇都宮文星女子高校の体育館公演です。
体育館が2階にあるため、前日に舞台装置を入れさせていただきました。
遅い時間にもかかわらず、演劇部と剣道部のみなさんはじめ、先生方にお手伝いいただき、本当にありがとうございました。楽しみに待っている様子に、明日の公演に向け元気が出ます。
部活は文化部も運動部も盛んらしく、大変元気な学校であることが私たちに伝わってきます。生徒会長さんの感想に「人間の可能性と希望を見た瞬間」とありました。気さくな雰囲気の中、楽しんで観劇しながら、舞台上の出来事に自らの関連性を見つけ出していく生徒のみんなに刺激された公演でした。
終演後は三年生の10クラスそれぞれで出演者と舞台上で記念撮影をしました。3年間のきびしい学校生活を吹き払うように、元気な笑顔が溢れています。
今回の学校初めての演劇鑑賞会が今後継続していけることを願います。
これからゴールデンウイークを挟んで、旅は岩手県大槌町へと向かいます。
アナグノス校長役 緒方一則