2019年 秋『Touch~孤独から愛へ』九州ツアーついに二桁代、第10週目に突入しました。
トップの画像は週末に行われたNPО法人抱樸主催の公演の客席の様子です。
川内商工高校
今週最初は、鹿児島県の川内商工高校での公演です。
今回で風の公演は4回目、2016年の『ジャンヌ・ダルク』から3年ぶりの公演となりました。
今週最初は、鹿児島県の川内商工高校での公演です。
今回で風の公演は4回目、2016年の『ジャンヌ・ダルク』から3年ぶりの公演となりました。
開演前には、担当の先生が「演劇は、観客であるみんなも一つの空間、ひとつの時間を創ります。若い感性で観て欲しい。」と客席に向けてメッセージ伝え、客席も、私たちも想いを受け取るようにして始まったら本番となりました。
とても集中した姿で舞台に向き合っていた生徒さんたちの姿。
また、川内商工高校には、2016年の『ジャンヌ・ダルク』のジャンヌ役の高階の妹さんも在籍されており、妹さん、そして、お友達と先生たちと一緒に、嬉しそうな表情で舞台に触れ、ひとつの出会いの時間となっていたようでした。
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終演後には、終礼後にたくさんの生徒さんたちがお手伝いに来てくれました。
先生方の中には、3年前の『ジャンヌ・ダルク』の公演を覚えてくれていた先生方も多く、お手伝いに来てくれた生徒さんたちに、その時のことや、覚えている台詞を教えていたりと、とても嬉しい再会の時間となりました。
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上天草高校
今週2日目は、熊本県の上天草高校での公演でした。
体育館が改修工事のため、高校から歩いて約40分のところにある大矢野総合体育館で公演が行われました。
上天草高校では、風は3回目の公演、また、こちらも、2016年の『ジャンヌ・ダルク』から3年ぶりの公演となりました。
とても広い体育館でしたが、客席は、生徒さんたちも先生たちもとてもゆったりと、リラックスした様子で一緒になって、舞台に向き合っていた様子でした。
終演後には、図書委員長さんの素敵な挨拶と、上天草のお菓子をお土産に頂きました!
ありがとうございました!
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終演後には、後片付けのお手伝いに来てくれた生徒さんたちとバックステージツアーも行われ、その最中、以前からお世話になっていた先生方と、ハロルド役の柳瀬との嬉しい再会もあったようでした。
そして、図書委員、放送委員、有志で集まってくれた生徒さん方が、とても元気に後片付けのお手伝いをしてくれました!
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また、上天草の可愛らしい小みかんも頂き、とても美味しくいただきました!!
浮羽工業高校
今週3日目は、福岡県にある浮羽工業高校での公演でした。
浮羽工業高校では、風の公演は4回目、2011年の『ハムレット』の公演から、8年ぶりの公演となりました。
2階の体育館ということで、上天草高校の公演が終わった後、すぐに向かった浮羽工業高校の体育館には、なんと!!搬入のお手伝いに20人くらいの先生方が集まってきてくれており、お手伝いをしてくれている中、時には掛け声をかけたりと、とても盛り上げてくれた姿から、今回の公演を心待ちにして下さっていたことが強く伝わってきました。
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そして、先生かたの想いが繋がり始まった本番では、生徒さんたちも、ひとりひとりが自分の身体でしっかりと、空間を捉え、向き合っていた姿が印象的でした。
カーテンコールの演劇部の生徒さんのお礼の挨拶では、「わたしたちも今回の公演を、自分たちの演劇につなげていきたい」と語ってくれました。
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終演後の後片付けのお手伝いには、演劇部の生徒さんたち、運動部の生徒さんたち、そして、前日の搬入作業のお手伝いをしてくれた先生たちが集まってくれました。
先生たちが、舞台装置のことを生き生きと生徒さんたちに説明してくれていた姿もあり、「なんで、先生が知っとるとー!」という生徒さんの問いかけに、前日の搬入のことを語っていた姿から、本当にみんなで創ることが出来た時間であったと感じました。
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本当にありがとうございました!
ラ・サール中学校・高校
今週4日目は、ラ・サール中学校・高校(中学1年生から高校2年生)での公演でした。
ラ・サール中学校・高校の公演は、今回で5回目、2017年の『ジャンヌ・ダルク』から2年ぶりの公演となりました。
今週4日目は、ラ・サール中学校・高校(中学1年生から高校2年生)での公演でした。
ラ・サール中学校・高校の公演は、今回で5回目、2017年の『ジャンヌ・ダルク』から2年ぶりの公演となりました。
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1000人を超える客席、そして、男子校ということもあり、迫力のある客席となりました。
本番が始まると、時には笑ったり、ふっと、深い眼差しで舞台に向き合っていたりと、ひとりひとりの呼吸を感じる客席であったように感じました。
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長年芸術鑑賞行事の担当をされている先生。
東京の劇場にも足を運んでくれたこともあります
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新聞部の生徒さん、そして、担当の先生方の声かけにより、中学生から高校生まで8人ほどの生徒さんが参加してくれました。
舞台の仕組みや音響や照明などにも、とても細かな視点で観察したり、真っ直ぐに質問をぶつけてくれていました。
ハロルド役の柳瀬との座談会では、『Touch〜孤独から愛へ』の公演を通して、感想を自分の抱えているものや、自分の中で繋がったり、感じたりしたことを、自分の言葉で語ってくれていたそうです。
柳川高校
今週5日目は、福岡県の柳川高校での公演でした。
柳川高校では、今回が7回目、2015年の『ヘレン・ケラー』の公演から、四年ぶり、また、『Touch』は、4回目の公演となりました。
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生徒さんたちの入場が始まると、とても元気な声が会場に響いていました。
すでに設営されている舞台を観て、「すごい!」、「何あれ!」とこれから一体何が始まるのかと、期待感に満ちた雰囲気が漂っていました。
また、先生たちの中には、以前行われた『Touch』の作品を全て観た、という先生もいらっしゃり、「とても良い作品で、印象に残っている。今日は、ぜひ、しっかり観て欲しい」と以前のことを思い出しながらしみじみと話してくれました。
本番が始まると、舞台上で起こる一つ一つ出来事に、心を動かせながら、友達や先生といる空間の中で、一緒になって、笑ったり、驚いたりしている姿はとても印象的でした。
終演後には、生徒会役員の生徒さんたちによるバックステージツアーと座談会も行われました。
思い思いに舞台に触れる生徒さんたち。
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座談会では、舞台装置のことや、「どうしたら台詞が覚えられるのか」など、気になったことや思ったことを、質問したり、話してくれていたようでした。
NPO法人抱樸主催
今週最期の公演は、NPO法人抱樸主催の公演となりましまた。
NPO法人抱樸は、1988年に北九州を拠点に、ホームレス、困窮孤立者の生活再建、支援を目的として設立されました。
今回は、抱樸活動30年記企画として、東京演劇集団風の『Touch〜孤独から愛へ』の公演を通して、“出会いとふれあいの開く可能性を描いた演劇作品を皆さんと味わい、また集いの機会にもしたい”と企画されました。
そして、今回の収益金は支援活動のための資金となるそうです。
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公演日当日の搬入のお手伝いに、なんと30人ほどのスタッフの方々が駆けつけてくれました!
会場には、大人から子供まで、様々な年齢層の方々が続々と入場してきました。
本番が始まると、明るい笑い声や息を飲むような声が客席からも漏れ、舞台を通して、また、自身の身体に詰まったものを通して舞台に向かっている姿が印象的でした。
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終演後には、今回のNPO法人抱樸の理事長を務める、奥田さんと、ハロルド役の柳瀬との対談も行われました。
毎日を今の社会に生きる孤独を抱えた人々と向き合い続ける、奥田さんをはじめ、NPO法人抱樸の皆さん。『Touch』という作品は、ただの物語ではない、とても心にひびき、痛感する演劇でしたと語り、対談は次第に熱を帯び、客席からも、情熱的なふたりの対談にしっかりと耳を傾け、客席からも熱を感じる時間となりました。
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対談後は、学習センターに通う子供達とのバックステージツアーやロビーでは、役者たちに想いを伝えている、暖かい観客の姿もありました。
また、後片付けには、また、多くのNPO法人抱樸のスタッフの皆さんがお手伝いに来てくれました!
再会や出会いをひしひしと感じた怒涛の一週間。また、今回の公演をつなげて下さった皆様、そして、お手伝いに駆けつけて下さったり、思い思いに言葉をかけてくれた生徒さんたち、先生方、本当にありがとうございました!
皆さんの想いを繋げて、来週も出会いと発見の旅を続けます!!
文:舞台スタッフ・倉八ほなみ