今年の巡回公演第一公演目は神奈川県からスタートしました。
4月25日 神奈川県 横浜女学院中学校
横浜女学院中学校
横浜女学院中学校では、前回のヘレンケラーから4年ぶりの再会です。
開場を前に、ホールの前に集まっている生徒さんの姿からは、この公演を楽しみにしてくれている様子がひしひしと伝わってきました。
いよいよ幕が開け会場内に入ると、元気のいい笑顔を見せて私たちを出迎えてくれました。
芝居中は開演時とは打って変わって、芝居に隅々まで見逃さないというようなすごい集中力で、本当に中学生なのか!?と思わせるくらいの雰囲気が会場に広がり、舞台に立っている私も多くのエネルギーをもらいました。
終演後には代表の生徒さんからその時その場で芝居を観た率直な喜びを語ってくれました。この観劇の時間がみんなにとって何かのきっかけであったならうれしく思います。
終演後にはバックステージツアーには、全校の約3分の2もの生徒達が舞台上に上がってきて、自分たちが今まで見ていたものを確かめるように舞台の隅々まで見て回っていました。この光景には担当の先生も「こんなに参加してくれるとは思わなかった」と喜んでくれていました。
ゴールデンウィークには、詩劇「十番目の詩女神(ムーサ)」の公演も控えています。その後はまた西日本「ヘレン・ケラー」東日本「ジャンヌ・ダルク」と多くの出会いの場が待ちかまえています。その一回一回の公演、そこに携わる一人一人を大切に、今なぜ芝居をやるのか、巡回公演、劇場での公演、多くの場を通して考え感じていける集団であり続けたいと願います。
シャルル7世役・石岡和総