風のBLOG

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『ヘレン・ケラー ~ひびき合うものたち』 2015春 東日本地域巡回公演 第4週!

2015-06-19 16:58:22 | 全国巡回公演

6月1日[月] 関東学園大学附属高校(群馬県)同校体育館

6月2日[火] 開智学園 開智中学校(埼玉県)春日部市民会館

6月3日[水] 諏訪二葉高校(長野県)岡谷市民会館

6月4日[木] 東海大学付属第三高校(長野県)岡谷市民会館

        岡谷南高校(長野県)岡谷市民会館

6月5日[金] 岡谷工業高校(長野県)岡谷市民会館

        岡谷東高校(長野県)岡谷市民会館

 

関東学園大学附属高校

関東学園大学附属高校のみなさんとは2012年の『肝っ玉おっ母とその子どもたち』、2年ぶりの再開となりました。開演前の校長先生のお話では、「本気でやればだいたいできる、本気でやれば誰かが助けてくれる、本気でやれば楽しい!この言葉を君たちに送ります、この劇を本気で見て生かしてほしい。」と、生徒さんたちに向けてあついメッセージが送られました。公演後の生徒会長さんの言葉では、「言葉で言い表せませんが、こんなのは初めて見ました。」と一生懸命にメッセージをくれました。

公演後の撤去作業では、いろいろな部活、有志の生徒さんが手伝ってくれました。ありがとうございました!!

 

開智学園 開智中学校

開智学園は2013年、『肝っ玉おっ母とその子どもたち』以来の再開で風6度目の公演となりました。公演後のあいさつでは「演じている人だけでなく、照明や音響、転換の姿もとても勉強になった、1人1人がこの舞台をつくっていることが感じられた」というメッセージをくれました。公演後の舞台見学では舞台の仕組みや、小道具に対する工夫など驚きながら、じっくりと眺めていました!また再会できる日を楽しみにしています。

 

諏訪二葉高校

6月3日から10日までは長野県 諏訪地区の合同演劇鑑賞会の公演でした。諏訪地区でのこの公演は2003年『星の王子さま』以来です。カーテンコールのあいさつでは、「芝居を見ながら何を話そうか考えようと思っていたんだけど、見入ってしまって考えるのを忘れてました。」と会場がわっと、あったかい雰囲気に包まれました。その後も担当の先生から「舞台を見てみたい、上がりたい人は上がってください。」という声掛けにたくさんの生徒さんが集まり、ポンプから水を出すと歓声がわき、斜めになっている舞台にたってみると「こんなところで動いていたんですか」などとても元気な姿で舞台に触れてくれました。

 

東海大学付属第三高校岡谷南高校

午前中は東海大学付属第三高校、午後は岡谷南高校での公演でした。午前、午後とも開演前の元気な姿から、始まるとじっと舞台に入っていく姿がとても印象的で、1人1人のなかでじっくりと出来事が通っているような感覚でした。午前中の公演後のあいさつでは、「手術で障害を治すのではなく、人との信頼のなかで障害と一緒に過ごしていくことが大事なんだと思いました」という言葉を話してくれて、いまの自分たちが過ごしている社会のなかで、ノウハウではない、気づきにくい大事なことを彼は感じたんだなと思います。岡谷南高校の公演後には、演劇部のみなさんが舞台を見学し、音響、照明と実際に機材に触れ、最後に生徒さんたちによるヘレン・ケラーのシーンをオペレートしました。

 

岡谷工業高校岡谷東高校

諏訪地区合同鑑賞会は3日目をむかえ、午前中は岡谷工業高校、午後は岡谷東高校の公演でした。岡谷工業高校の公演では開演前のとても元気な声がスタンバイしている私たちにもすごく届いてきました。担当の先生の「それでは拍手でお迎えしましょう!」と盛大な拍手と歓声のなか開演しました。じっくりとみる生徒さんやとなりの子と感想を話しながら見る生徒さん、舞台に立っていてそれぞれの感じ方でこのヘレン・ケラーを見てくれているなと思いました。舞台の見方はそれぞれです、生きている時間も違うし、性格や感じ方、違うからこその発見、みんなで見ることの大事さをつよく感じる時間でした。午後の岡谷南高校の公演後では舞台見学が行われ、とても元気に舞台に触れてくれました!見て、触れてという時間のなかでいつもとは少し違う時間を感じてくれたらうれしいです。

 

 

中村滋 ジェイムス・ケラー役