風のBLOG

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『ハムレット-to be or not to be-』第6週目

2010-11-09 19:53:45 | 全国巡回公演

↑御船高校の撤去終了後、手伝ってくれた図書委員会の皆さんと。

『ハムレット-to be or not to be-』のツアーは、6週目の公演を終えました。この週は、

 佐賀県・佐賀商業高校
 鹿児島県・加世田常潤高校
 熊本県・御船高校
 福岡県・久留米学園高校

での公演を行いました。

若い生徒さんの前に立つことは、演じている側にとってもとても刺激を受けることです。
舞台に注がれる生徒のみなさんの視線によって、この作品のテーマや意味が日々新しく発見されているのではないかと感じます。
生徒さん一人ひとりの心に触れ、舞台の出来事への共感と批判を交わし合うなかで、いま悩み、考え、生きているみなさんの心に何か力を与えられるものであったら嬉しいです。
開演前にご担当の先生や、校長先生から「本物」を観てほしい。というお話をよくいただきます。「本物」とは舞台と客席お互いがつくりだすもの、演じるものと観る者の見えないつながりのなかにあると思います。
たくさんの人たちとのつながりを求めて、旅はまだまだ続いていきます。




↑佐賀商業高校の公演では、公演後部活動の生徒さん達が撤去を手伝ってくれました。毎年芸術に触れる機会があるということ、先生も重要だとおっしゃっていました。みなさん元気に見送ってくれましたね。私たちもたくさん元気をもらいました!



↑加世田常潤高校での公演も公演後生徒さんが撤去を手伝ってくれました。舞台が終わって、みなさんとお話しできる機会があることは私たちにとっても楽しい瞬間です。ホームページにもたくさん書き込みをいただきました。ありがとう。




↑こちらは御船高校で。公演中、みなさんの普段見られない表情をみたと先生が言っていました。毎日接している先生と生徒さんの間に、この公演を通して何かの変化が生まれ、新たに発見できることがあったなら何より嬉しく思います。
図書委員会の人たちは、先生方と一緒にこの公演を企画し、撤去まで手伝ってくれました。公演後も、先生と生徒さんの間でこの公演の感想や意見を話してみてください。

久留米学園高校の公演は石橋文化センターでの公演でした。
みなさん楽しんで舞台を観てくれていることが、演じている私たちにも伝わってきました。私たちもわくわくしながら公演をしていました。『ハムレット』の感想はいかがだったでしょうか。シェイクスピアの観劇は2度目とのこと。公演後には先生方と一緒に生徒会のみなさんが楽屋に来てくれました。お話しできたのは少しの時間でしたが、観劇中のみなさんの表情や、集中力とても印象に残っています。

10月1日から始まった『ハムレット-to be or not to be』の旅は折り返し地点を迎えました。
翌週は熊本県から公演が始まります。