風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
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日々の出来事を速報!!

『Touch』旅通信・その福島公演

2008-07-30 16:22:15 | 公演情報
長いツアーの締めくくりは7月26日に福島県福島市の福島テルサでおこなわれた一般公演でした。

当日、会場には本当に沢山の方が足を運んでくれました。

当日の12時半からバックステージツアー、13時からは西垣耕造が講師となり〈コミュニケーションワークショップ〉をおこなうなど盛り沢山の公演でした!
ワークショップには近隣の高校生や一般の方、さらには出演者も加わり約30人で一時間半『Touch』の作品テーマである「触れる」ことを通して色々なゲームをしました!



↑触れるということを通して一人一人がつながっていきオブジェを作っていく様子。どんな形になるかは誰にも予想がつきません(笑)


↑ワークショップの最初と最後は参加者全員が手をつなぎ、あるゲームをしました。結果は、やはりワークショップを終えた後のほうが連帯感が生まれているようでした★


↑終演後のロビーの様子。観劇後の高校生たちはこぞってハロルドに肩を抱かれてもらっていました♪


↑相変わらずフィリップは肩を抱かれてもらっています(笑)

この福島での公演は広報宣伝から当日の受付まで、地元の方々の沢山の協力により実現することが出来ました。『肝っ玉~』班が五月に岐阜県の可児市でおこなった公演と同様に日本全国で多くの人たちと繋がりが持てる公演を風で創っていきたいと思っています。
このブログをご覧の皆さんの近くでも、いつか風の公演がおこなわれるかもしれません。楽しみにしていてください!

あらためて今回の『Touch』の公演にご来場いただいた皆さん、本当に有難うございました。また、福島の地で風が公演する日を楽しみにしていてください。


そして最後に今回の『Touch』の春のツアーで出会った皆さん、劇団員一同またお会いできる日を楽しみにしております。どうか、暖かいご声援のほど宜しくお願いします。
これから約一ヵ月半、東京のレパートリーシアターKAZEでは20周年企画として4作品の上演を行い。また秋からは全国各地へと旅立っていきます。


『Touch』旅通信その⑨

2008-07-30 13:24:21 | 公演情報
08Touch春ツアー、いよいよ学校での公演の最終週です!

まずは東京中野区の東亜学園高校!風の劇場からも歩いて30分ほどで着く学校です。学校内の講堂での上演で高校二年生に『Touch』を観てもらいました。保護者の方も観に来ていただいて、「感動しました」と声をかけていただくなど良い公演を創れました。
公演後は演劇部の二年生との座談会、生徒もそして先生も多くのことを感じてもらえたようで話は一時間にも及びました。その後、彼らは昼食も取らずに片づけを手伝いながら舞台で使われた道具に触れていました。・・・彼らの情熱が僕らにとっても刺激になりました!

トップと↓の画像は二年生の演劇部の皆さん、そして情熱的な顧問の先生も一緒に☆男だらけのメンバーなので女の子が一人入るととても目立ちます(笑)


そこからは山梨県に移動し、甲斐市の双葉中学校の公演へ。多くの生徒が初めての観劇だったと思いますが、良い盛り上がりが出来ました。今の時代に少なくなってきている〈人に触れる〉ということの大切さ。永く心に残ってくれることを祈っています☆

そして次の公演は富士山の麓・富士吉田市の下吉田中学校。とても良い公演ができ、担当の先生も大変嬉しそうでした。片付けにたまたま通りかかった生徒たちが「今日の演劇は本当に面白かったです!」と声をかけてくれたのがとても印象的でした☆

東京に戻り、いよいよ今回のツアー最後の学校・東京都練馬区の大泉桜高校の公演へ。
最後の学校にふさわしい素晴らしい公演になりました!終演後、座談会の予定はなかったのですが、生徒自ら話を聞きたいということで急遽実施。また片づけにも自発的に多くの生徒が訪れ、メンバーも驚きました。

↓は、その積極性溢れる生徒の皆さん。この中からもしかするとトリート役佐野・フィリップ役佐藤の大学の後輩になる子がいるかもしれません♪


『Touch』の三ヶ月にわたる学校での公演はこれで終了。そして、最後に福島県福島市の一般公演へと向かいます★

『Touch』旅通信その⑧

2008-07-30 12:27:16 | 公演情報
4月の下旬から始まった『Touch』のツアーも佳境に入っています!

7月11日は埼玉県本庄市の本庄高校の公演。図書委員の生徒たちが司会や進行もおこない、良い一体感が創れた公演でした!終演後の座談会には図書委員会・演劇部・飛び入りの生徒と沢山の言葉を交わすことが出来ました。このような交流も含めて彼らにとって普段体験できないような機会を創れたように思います。

トップの画像は座談会に参加したメンバーでステージ前での一枚★掲示板にもコメントを寄せてくれた皆、ありがとう!!!

次の日は城北埼玉中学・高校の公演。午前中の高校生の深く真剣な眼差し、午後の中学生は舞台を楽しみ共に盛り上がるような雰囲気。どちらが正解というわけではなく、彼らとそれぞれの空間が創れたことがとても面白かったです。彼らが大人になり、再び『Touch』を観る機会があれば、きっとまた違う空間が出来ることでしょう。
そんな期待を抱きつつ、次の週はいよいよ『Touch』の08春のツアーの最後の四校です☆

『Touch』旅通信その⑦

2008-07-30 11:59:59 | 公演情報
お待たせしました!『Touch』の旅報告第七弾です。

6月最終日は杜の都・仙台にて仙台西高校での公演でした!終演後に「どうしてもハロルドさんに会いたい」という生徒が楽屋まで訪ねてくれたりと何かを感じてくれる公演になったかと思います。せっかくなのでハロルドに魅了された二人と記念に↓




7月に入り最初の学校は宮城県の本吉響高校へ。ここでも客席は真剣な眼差しを舞台に送ってくれました!そしてまた楽屋まで訪ねてくれた生徒と記念写真!


↑終演後すぐだったので珍しくキャスト全員衣装のままでした。

その次の日は岩手県大船渡市での教育委員会主催の公演、市内の中学校8校の生徒に『Touch』を観てもらいました。二日間3ステージの公演だったのですが、どの公演も客席と舞台で良い盛り上がりを創れ、ホームページの掲示板にも沢山の反響が・・・市が主体となって子供たちに演劇を観せるという取り組みが、こんなにも多くの心に影響を与えることができる、ということを改めて実感しました。
また大船渡で公演する日が楽しみです。

金曜日は宮城県栗原市の鴬沢工業高校の公演でした。
地名でピンときた方もいらっしゃるかと思います。今も地震の続く岩手・宮城内陸地震に見舞われた栗原市です。
学校の周りには災害支援車が走り、学校そのものも排水管や校内道路の損傷、体育館の照明が壊れていたりとその爪跡をまざまざとみせられました。
地震発生当初は公演自体が出来ないのではないかという不安もツアーメンバーにもありましたが、学校からの「こういう時だからこそ演劇を生徒たちにみせたい!」という有難いお言葉により公演実施となりました。
大道具や機材の搬入条件など厳しい点もありましたが、鴬沢工業高校の約150人の生徒たちはそれぞれにこの作品を受け止めてくれました。
今回の公演が無事に出来たこと、なにより『Touch』の人を元気づける『触れる』ことの大切さを伝えられたことを嬉しく思っています。

トップの写真は公演後片づけを手伝ってくれた図書委員会と一年二組の生徒たち、彼らは目に見える地震被害の中でもとても明るく元気でした!