風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
公演情報や稽古場速報、全国巡回公演の情報など
日々の出来事を速報!!

『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』サンエール鹿児島一般公演

2022-11-05 17:04:35 | 公演情報

現在九州地方を巡回公演中の『ヘレン・ケラー』が11月5日鹿児島にてバリアフリー一般公演を行います。詳細は以下をご覧ください。

鹿児島市障害者基幹相談支援センター開設10周年記念イベント・日本博を契機とした障害者の文化芸術共同創造プロジェクト
誰もが楽しめるバリアフリー演劇鑑賞会

ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち

作:松兼功 演出:浅野佳成
バリアフリー演劇 総合監修 尾上浩二
バリアフリー演劇 芸術監督 北岡賢剛
出演:髙階ひかり/倉八ほなみ/酒井宗親/柴崎美納/中村滋
   緒方一則/清水菜穂子/稲葉礼恵/坂牧明
   小島祐美(舞台手話)/辻由美子(音声ガイド)

令和4年11月5日[土] 
定員400名・全席自由 入場無料
会場:生涯学習プラザ・男女共同参画センター
   サンエールかごしま
開場13:20 舞台説明:14:00 開演14:20
13:00~配慮が必要な方の優先入場をおこないます。
開演前に舞台見学ができます。 
カーテンコール (演劇鑑賞後のアフタートーク「娯楽や芸術をみんなで共有できる鹿児島に」)詩を奏でるー俳優のことばとリズムを刻む身体が呼応する詩の世界 原作  寺澤正「逝く夏に」「旅寝」/構成•演出 浅野佳成/出演  髙階ひかり、緒方一則

自分らしい明日を探しているすべての人へ―
生きている幸せをともに味わいたいと求めあうヘレン・ケラーとアニー・サリバンの出会いの物語。
字幕、音声ガイド、舞台手話通訳を付し、あらゆる人がともに楽しめるバリアフリー演劇です。

【あらすじ】
幼少期の病のため、聴力・視力を失い、話すこともできないヘレン・ケラーと困り果てた家族のもとに、新米の家庭教師アニー・サリバンが訪れる。情熱的に教えようとするも、ヘレンに拒絶され続けるアニーは、周囲と離れ2人きりで生活することを決意する。与えられた時間は2週間。失敗を繰り返しながらお互いを求め、理解し、身体ごとぶつかり合う対話から世界を広げていく2人の出会いを描く「東京演劇集団 風」の代表作です。人と人とが触れ合い成長し、 新たに旅立つまでをユーモア豊かに描く、 東京演劇集団風の代表作です。

【申込・問い合わせ先】
社会福祉法人ゆうかり TEL 080-8379-7852 FAX 099-813-7175
鹿児島市草牟田1丁目8-7

【主催】 文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会、一般社団法人全国手をつなぐ育成会連合会
【共催】 日本博を契機とした障害者の文化芸術共同創造プロジェクト実行委員会/鹿児島市・鹿児島市障害者基幹相談支援センター運営協議会 
【協力】 障害者の文化芸術活動を推進する全国ネットワーク、鹿児島西ロータリークラブ/社会福祉法人ゆうかり(鹿児島県障害者芸術文化活動支援センター)

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『Touch~孤独から愛へ』勝央文化ホール(岡山県)一般公演

2022-10-16 12:26:37 | 公演情報

10月16日(日)現在巡回公演中の『Touch~孤独から愛へ』が岡山県・勝央文化ホールにてバリアフリー演劇一般公演を行います。公演前日には公演にあわせて「バリアフリー演劇を考える」手話講座やフリートークも実施されます。どなたにもご観劇いただけますので、是非ご来場ください!

バリアフリー演劇

Touch~孤独から愛へ

作:ライル・ケスラー 原題: ORPHANS 訳 小田島恒志
演出:浅野佳成
出演:柳瀬太一/佐野準/佐藤勇太/小島祐美(手話)

令和4年10月16日[日] 14:00開演(13:30開場)
会場:勝央文化ホール(岡山県)

孤独を抱えながらも、「孤児」である3人が出会い、
真剣に相手と向き合うことで、新たな一歩を発見していく、愛の物語。

【あらすじ】
北フィラデルフィアの古いアパートの一室。 アレルギーの発作でほとんど家を出られない弟フィリップと、 不良の兄トリート、2人の孤児の 兄弟が暮らしている。 ある日、2人のもとに謎の紳士ハロルドが現れ、 奇妙な共同生活が始まる。 ハロルドは彼らを 「デッド・エンド・キッド (行き止まりの子どもたち)」と呼び、 「元気づけてあげよう」と手を差し伸べる。 素直に心を開いていくフィリップ、一方でトリートは、触れられることを避け続ける。 人と人とが触れ合い成長し、新たに旅立つまでをユーモア豊かに描く、 東京演劇集団風の代表作です。

「バリアフリー演劇」を体験しよう!
私たちがここで使っている「バリアフリー演劇」という名称は新しい造語です。これまでの演劇の舞台を、目が見えない人たちや耳 が聞こえない人たちと一緒にみんなで楽しめるように、セリフの字幕表示や音声ガイドを追加したり、更にシナリオや演出にも工夫 を加えていこうという新しい試み=ムーブメントのことを指しています。 常に進化する舞台表現を、この機会にぜひご体験ください。

【鑑賞サポート】

○バリアフリー字幕の表示 ○舞台上での手話通訳
○音声ガイド「日本語」上演中場内のスピーカーから全体に流れます

【チケット料金】全席指定

A席(1F):2000円/B席(2F)1000円 ※当日券は500円UP

チケット販売所:勝央町公民館 Tel,0868-38-1753 Fax,0868-38-2580


バリアフリー演劇総合監修: 尾上浩二  バリアフリー演劇 芸術監督:北岡賢剛

作曲:八幡茂 舞台美術: 水野敬夫 照明: 坂野真也 
舞台手話通訳監修:河合依子 音声ガイド監修:大河内直之 字幕監修:廣川麻子

字幕・音声ガイド 制作 Palabra (株) プロデュース: 山上徹二郎

 

公演前日には、下記交流プログラムも実施します。

 

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『Touch~孤独から愛へ』板橋区立文化会館一般公演

2022-10-04 17:39:53 | 公演情報

『Touch~孤独から愛へ』の西日本・東日本巡回公演は、日々出会いを積み重ねています。

その最中、直前ですが、都内の会場の主催で一般公演を行います。

2022年10月8日(土)  14:00開演

板橋区立文化会館小ホール

コロナ禍が始まって二年。未だ、東中野の拠点劇場での公演は見送らせて頂いておりますが、この公演を機に、皆さんとお会いできることを楽しみにしております。

※チラシには「未就学児の観劇はご遠慮いただいております」と書いてありますが、未就学児も大歓迎ですので、一緒にご来場ください。


『Touch~孤独から愛へ』2021年 一般公演のお知らせ

2021-06-30 17:53:29 | 公演情報

 

現在、東京のレパートリーシアターKAZEは新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、休館しております。

しかし巡回公演はPCR検査を定期的に実施しつつ、感染症対策を行いながら再開しております。

その中で先日の南越前のような一般公演も行っています。

 

『Touch〜孤独から愛へ』の今後の一般公演のお知らせです。

 

2021年7月17日(土)〜18日(日)

主催:公益財団法人 姫路市文化国際交流財団

会場:姫路キャスパホール

詳細:https://himeji-culture.jp/hall_event/4321

その他:舞台技術講習会も同時開催

 

2021年10月3日(日)

主催:(一財)ちりゅう芸術創造協会・(福)知立市社会福祉協議会

会場:パティオ池鯉鮒(知立市文化会館)

詳細:https://patio-chiryu.com/event/jisyukikaku5443.html

その他:『Touch~孤独から愛へ』初のバリアフリー公演

 

 

 

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

 

 

東京演劇集団風

 

 


『なぜへカベ』『湖南ダンス招へい公演 生命の波紋〜湖の呼び声より』公演延期のお知らせ

2020-03-17 16:24:16 | 公演情報

レパートリーシアターKAZEにて4月に公演予定でした『なぜへカベ』(4月1日〜5日)及び『湖南ダンス招へい公演 生命の波紋〜湖の呼び声より』(4月18日・19日)に関しまして、新型コロナウイルスの現状を鑑みて公演延期を決断致しました。

 

4月こそは!とすでに公演をご予約いただいていた皆様、楽しみにしていてくださった皆様のご期待に添える結果に至らず、大変心苦しくもどかしい気持ちでいっぱいでおります。

 

湖南ダンスに関しましては初の試みということもありまして、湖南ダンスカンパニーの皆様も私たち劇団員もどのような化学反応が起きるだろうととても楽しみにしておりました。しかし何度も慎重に協議を重ねてまいりました結果、お客様や湖南ダンスカンパニーの皆様及び劇団員の健康と安全も考慮し苦渋の決断に至りました。またすぐにとはいきませんが、皆様へ湖南ダンスカンパニーと私たち風の化学反応を皆様に楽しんでいただける日をお作りすることをお約束いたします。

 

延期となってしまいましたが、風は次へ次へと着実に進んでおります。ここでとまることなく俳優たちはそれぞれ力を蓄えておりますので8月の公演を楽しみにお待ちくださいませ。

 

お申し込みいただいた方へのご連絡、チケット代の払い戻しは順次行ってまいりますので少々お待ち頂けますようお願い申し上げます。

 

 

また風のお芝居に触れられず寂しいと思ってくださるお客様へ、当劇団のブログにて今までKAZEが発刊して参りましたKAZE年鑑より抜粋した誌面を投稿していこうと思っておりますのでそちらを是非楽しんでいただきKAZEの今までとこれからに思いを馳せて頂けますと幸いです。

 

2020年3月17日  東京演劇集団風


レパートリーシアターKAZE『異邦人」公演延期のお知らせ

2020-03-03 14:10:55 | 公演情報

レパートリーシアターKAZE

『異邦人』公演延期のお知らせ

 

レパートリーシアターKAZEでは、現在の新型コロナウイルス等の感染症の状況を鑑み、次回公演『異邦人』(3月13日〜17日)の公演延期を決断いたしました。

すでにお申し込み下さった皆様、観劇を楽しみにしてくださっていた皆様には、大変申し訳ありません。

 

先日、公演を終了したバリアフリー演劇『ヘレン・ケラー 〜ひびき合うものたち』においても、多くの方にご来場いただきました。ありがとうございました。一方で、現状の中でやむなくキャンセルされた方もおられ、「次回は必ず!」とたくさんのメッセージをいただきました。

私たちは、レパートリーシアターです。必ずや近いうちに『異邦人』公演および、バリアフリー演劇の追加公演を行うことを、ここにお約束したいと思います。

公演は延期となってしまいますが、俳優たちは稽古場に集い、戯曲の読みを深めています。ぜひ、次回公演を楽しみにしていてください。

また、お申し込みいただいた方へのご連絡、チケット代の払い戻しを順次行っております。少々お待ちいただけますよう、お願い申し上げます。

 

4月『なぜ ヘカベ』公演は、予定通り上演いたします。劇団の俳優が全員出演し、皆さまのご来場をお待ちしています。

 

レパートリーシアターKAZE 芸術監督

江原早哉香

 

本件に関するお問い合わせ先

東京演劇集団風/レパートリーシアターKAZE

〒164-0003 東京都中野区東中野1-2-4

Tel:03-3363-3261 / Fax:03-3363-3265


新型コロナウイルスをはじめとする感染予防および拡散防止対策について

2020-02-27 14:40:15 | 公演情報

レパートリーシアターKAZE   新型コロナウイルスをはじめとする

感染予防および拡散防止対策について

 

レパートリーシアターKAZEでは、2月29日よりバリアフリー演劇「ヘレン・ケラー 〜ひびき合うものたち」を予定通り上演いたします。

新型コロナウイルスをはじめとする感染予防および拡散防止のため、ご来場の皆さまには以下のご協力をお願いいたします。 

  • 風邪のような症状のある方はご来場をお控えくださいますよう、お願いいたします(キャンセルの場合はチケット料金を後日返金いたします。前日までに劇場・劇団までご連絡をお願いいたします)
  • 劇場入り口、ロビー入り口に消毒液をご用意しております。手洗いの際などにご利用ください
  • ご観劇中に体調が悪化したり、気分が優れなくなった場合は、お近くのスタッフまでお申し出ください

なお、一部スタッフのマスク着用、上演時間以外の劇場換気を予定しております。ご了承いただけますようよろしくお願いいたします。

レパートリーシアターKAZE芸術監督

江原早哉香


2018-2019 東京演劇集団風

2019-01-31 12:08:32 | 公演情報

東京演劇集団風は2018年秋『Touch~孤独から愛へ』『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』文化庁“文化芸術による子供の育成事業”『星の王子さま』の巡回公演を終えました。BLOGに、また劇団掲示板に、今年もたくさんの声を寄せていただきありがとうございました。

風は2018年の締めくくりとなる『Touch~孤独から愛へ』の凱旋公演へと向かいます。

そして2019年から、新たな活動も展開していきます。2019年上半期までの活動をご紹介します。

 

 

レパートリーシアターKAZE第22回凱旋公演

Touch~孤独から愛へ

作:ライル・ケスラー Lyle Kessler 上演台本・演出:浅野佳成

2018年12月23[日・祝]・24日[月・振替休日] 開演:2時

レパートリーシアターKAZE

出演:柳瀬太一/佐野準/佐藤勇太

 

Touch―人と触れることを通して

生きる証しを掴もうとする孤独な魂たち

アレルギーの発作に怯え外出できない弟フィリップと、不良の兄トリート、ふたりの前に現れた謎の紳士ハロルド。ハロルドはふたりのデット・エンド・キッドに「元気づけてあげよう」と手を差し伸べる。

孤独を抱えた3人の出会い、そして旅立ち―。

ロングランを続けるレパートリーに新たな演出を加えた5年ぶりの東京公演。

 

 

【東京演劇集団風 2019年の活動】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 

文化庁委託事業「平成30年度戦略的芸術文化創造推進事業」

舞台芸術による地域活性化事業【未来誕生】

『星の王子さま』参加型公演/『ジャンヌ・ダルク』一般公演

熊本県・御船町/長崎県・新上五島町

この事業は、全国各地に優れた実演芸術を鑑賞する機会の充実を図り、国の芸術文化を豊かに育てていくために文化庁が実施している事業です。特に地方や島部・へき地など、実演芸術を鑑賞・体験する機会が求められている地域や子どもたちに芸術を届け、地域と共に芸術を育んでいくことを目的としています。

東京演劇集団風は、学校、教育委員会の方々と連携し、子どもたち、そして地域に暮らす人たちの誰もが、演劇公演・芸術活動を実体験できる機会を継続的につくっていきたいと考えています。

平成30年度から、熊本県・御船町、長崎県・新上五島町での活動がスタートします。

 

御船町【未来誕生】プロジェクト

1月9日(水)御船町立滝尾小学校 『星の王子さま』参加型公演

1月14日(月)御船町カルチャーセンター 『ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎』一般公演

新上五島町【未来誕生】プロジェクト 

1月11日(金)新上五島町立有川小学校 『星の王子さま』参加型公演

1月12日(土)新上五島町 鯨賓館ホール 『ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎』一般公演

       主催:文化庁/東京演劇集団風  共催:御船町教育委員会  

       後援:新上五島町教育委員会

       協力:新上五島町立有川小学校/御船町立滝尾小学校

 

 

 火の君文化ホール竣工記念公演

『ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎』

作:マテイ・ヴィスニユック 演出:浅野佳成

2019年1月18日(金)・19日(土)火の君文化センター(熊本県・城南町)

2016年の熊本地震で被災した熊本県・城南町「火の君文化センター」の竣工記念として『ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎』の公演を行います。18日は社会福祉法人「慶心会」の城南学園の皆さんが観劇。19日は町の人たちのための一般公演を行います。

 

 

2019年バリアフリー演劇第一弾

『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』

 作:松兼功 構成・演出:浅野佳成

2019年2月2日(土)2月3日(日)レパートリーシアターKAZE

長年上演してきた『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち~』に、浅野佳成が新たなバリアフリー演出を加えて、耳が聞こえない人や目が見えない人たちも一緒に楽しめる新しい舞台を作り上げ、上演します。

主催:文化庁/障害者の文化芸術国際交流事業実行委員会
協力:東京演劇集団風、アメニティーフォーラム実行委員会、NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク、 NPO法人バリアフリー映画研究会、アーツサポ東京

                           GLOWホームページへ

 

レパートリーシアターKAZE劇場体験週間

ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち

作:松兼功 演出:浅野佳成 

2月9日[土]・10日[日] 開演:2時 レパートリーシアターKAZE

※2月5日~8日は〈劇場体験週間〉として中野区内6カ所の支援施設・事業所の利用者の方が観劇・体験します

自分らしい明日を探しているすべての人へ

飽くなき好奇心と不屈の愛情の物語―ひびき合うものたち

生まれて間もなく一切の光と音を失い、心の鍵を閉ざしたヘレン・ケラー。彼女のもとにやってきた情熱的な新米教師アニー・サリバン。ふたりは必死に「生きている幸せをともに味わいたい」とぶつかり、身体ごとの〈対話〉を重ねていく。

     助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)   

     独立行政法人日本芸術文化振興会

     協力:社会福祉法人愛成会/社会福祉法人中野あいいく会

 

 

 

第95回公演【レパートリー作品】

コーカサスの白墨の輪 

 作:ベルトルト・ブレヒトBertolt Brecht 翻訳:岩淵達治

演出:江原早哉香

4月3日[水]~7日[日] 開演:平日7時/土日2時 レパートリーシアターKAZE 

廃墟となった世界で、ひとりの歌手が語る

関節が外れた時代を生きた人間のふたつの物語

混乱の時代のどさくさの中で、領主の赤ん坊を背負い込んでしまった女中グルシェ。一方、ひょんなきっかけで裁判官にさせられた飲んだくれアツダク。

それぞれ違う道を辿ったグルシェとアツダクは、生みの母親と育ての母親の子供を巡る大岡裁きの席で出会うこととなる……。

2015年に初演し、「小気味の良い寓意劇」と評価された江原早哉香の演出によるブレヒト作品、初めてのレパートリー上演。コロスの集団性、さらにパペットの批評的造型を駆使し、現実には絶えず破れながらも、歌い、笑い、生きていく人々の物語を描く、風のブレヒトの舞台にご期待ください。

 


第96回公演【新作・詩劇】

10番目の詩女神(ムーサ)

構成・演出:浅野佳成

5月4日[土]~6日[月・振替休日]開演:2時 レパートリーシアターKAZE 

この物語は昔のものだ

しかし愛は新しく、人々に希望を与えた―

古代ギリシャの女流詩人サッフォーの詩編からインスピレーションを受けた、劇団オリジナルの新作上演。演出の浅野佳成が考案した“俳優が詩を身体化し演じる”独自のジャンル「詩劇」と、古代ギリシャのことば、日本の伝統文化が出会い、新たなリズムを奏でる。

 

 

   【東京演劇集団風 2019春の全国巡回公演】2019年5月~7月

    東日本地域『ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎』

    西日本地域『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』

 

 

【プレビュー公演】

都会のジャングル

作:ベルトルト・ブレヒトBertolt Brecht 翻訳:岩淵達治

構成・演出:浅野佳成

 8月29日[木]~9月1日[日] 開演:平日7時/土日2時

都市は残らぬ、残るのは吹き抜けてった風ばかり―

演出浅野佳成が、原作にブレヒトの詩を織り交ぜたオリジナルの構成台本を作成。

劇団の俳優総出演で上演する新作のプレビュー公演です。

 

  ※日程等変更になる場合があります。各公演の詳細は劇団までお問い合わせください。

 

2018年から2019年へ。新しい出会いと発見を求め、また再び歩みを進めていきたいと考えております。レパートリーシアターKAZEで、また各地の公演現場で皆様と出会えることを楽しみにしています。


『ジャンヌ・ダルク~ジャンヌと炎』 九州・広島巡回公演 第5週目

2016-10-31 22:12:21 | 公演情報
『ジャンヌ・ダルク~ジャンヌと炎』の秋のツアーは5週目を終え、今週は7校7ステージの公演を行いました。

10月24日(月)(佐賀県) 鳥栖高校・香楠中学校
   25日(火)(佐賀県) 佐賀北高校
   26日(水)(佐賀県) 佐賀東高校、高志館高校 /佐賀西高校
   27日(木)(佐賀県) 唐津東中学・高校
   28日(金)(長崎県) 鹿町工業高校




鳥栖高校・香楠中学校

久々の再会となり、今回で4度目の公演となりました。高校生、中学生、先生方を合わせて約1200人の皆さんの熱気を感じる客席を前に芝居が始まりました。少しずつ舞台と客席の距離が縮まり、集中する皆さんの反応を感じながら舞台は進み、感じながら考えながら観ている印象を舞台上で感じました。中学生と高校生が同じ作品を観ることで、それぞれの反応がこの公演をつくってくれたひとつの特徴のように思いました。また座談会では、ジャンヌダルクが火あぶりのにかけられる際の照明や煙の演出に、「本当に熱いんですか」といった質問が出る程「引き込まれた」といった感想もありました。座談会では「感動しました」と、ジャンヌダルク役の高階と握手を交わして涙を流す生徒さんもいました。中学生と高校生が一緒に観るという学校の特色が芝居を観る眼差しにあったように感じる公演でした。





佐賀北高校

こちらは今回3度目の公演となりました。プロローグから元気のいい生徒の皆さんを感じながら盛り上がった空気と、じっと見つめる皆さんが印象的でした。担当の先生からは、運動が好きな生徒が多くおとなしく観ていられるかと思っていたけど、彼らのもっている感性は刺激を受けたと思います。という言葉を劇団員が聞きました。力強い眼差しと、エネルギー、興味の持ち方の面白さを感じる公演でした。バックステージを見学した生徒さんは衣装や舞台装置や小道具にも触れ、座談会では照明に関してや、たくさんの質問が積極的にあがっていました。










佐賀東高校/高志館高校 (午前公演)
両校合わせて1100人を超える客席で、佐賀東高校は4度目の公演となり、高志館高校は5度目の公演となりました。開演前には佐賀東高校演劇部部長さんから、ジャンヌダルクについて、また演劇は舞台と客席が一体となって観るものですと話しがあました。部長さんの呼びかけに応える生徒さんの声に部長さんが応えるやりとりで、すでに盛り上がっている客席がスタンバイする僕たち役者にも伝わってきました。芝居が始まりさらに盛り上がる皆さんと食い入るように観ながら舞台に押し寄せるしまった空気を感じました。終演後には楽屋を訪ねてきた演劇部の皆さんと短い時間ではありましたが言葉を交わし高揚感がそのまま僕らに届きました。まさに一体となった公演でした。









佐賀西高校 (午後公演)
こちらは3度目の公演となりました。よく観ていた皆さんの眼差しや、客席の皆さんと舞台の距離感が印象的でした。笑いは起こりながらも真剣さが舞台上の僕らに伝わっていたような観かたがあったように感じていました。終演後に担当の先生からは前回上演した『Touch〜孤独から愛へ』に続いて、今回の『ジャンヌダルク』も良かった、やって良かったですと劇団員に話をされていました。ジャンヌダルク役の高階との写真もご自分の携帯電話で写真を撮って、写真を生徒に見せてあげるんだと話をされていました!



佐賀市内の4校の公演でしたが、個々に観て感じているように思う2日間でした。



唐津東中学・高校
こちらは2013年に上演した『Touch〜孤独から愛へ』に続いて2度目の公演となりました。当時中学生だった現高校1年生から3年生の皆さんとは3年ぶりの再会でした!クスクス笑ったりじっと見つめる姿や、瞬間を掴んで考えるような客席を感じたように思いました。終演後は運動部の生徒さん約40名の片付けの手伝いがありました!「Touch覚えてます!」「Touchにも出てましたよね!」などと話していた生徒さんもいました。笑いながら「面白かったです!」「鳥肌がたちました」といった体育館公演ならではの生徒の皆さんの生の声が聞こえてきました。ホームページの掲示板に、「三年前に唐津東中学校でtouchをみて、演劇の面白さを初めて知りました。今日、私に演劇の面白さを教えてくださった皆さんの演劇をみることができてとても嬉しかったです。」と嬉しい書き込みが届きました!










鹿町工業高校
こちらは今回2度目の公演となりました。体育館には大勢の男子、若干名の女子生徒さんが座っていました。盛り上がりと共に、これから何が起こるんだろう、というような空気感の中芝居が始まりました。プロローグを過ぎてからは、蒸し暑い体育館の中に関わらず、ぐっとせまるように真剣に観る皆さんが特に印象的でした。終演後の片付けにはバスケ部、バレー部、卓球部、野球部の総勢50人近い運動部の生徒さんや、生徒会の生徒さんが駆けつけてくれました!楽しみにながらテキパキと手伝ってくれた皆さんのおかげで、あっという間に片付けが終わりました!皆さんありがとうございました!そんな、徐々にいつもの体育館に戻る光景に、「片付け体育館がなんか寂しいね」といった声がありました。ホームページの掲示板に、「今回の演劇を見ることができて、「鹿町工高にはいってよかったな」と思えました!」先生方も僕たちも力をもらうメッセージが届きました!









今週もそれぞれの学校で、1人1人が受け取った1人1人にとっての2時間の中の瞬間が皆さんの力になること、そして自分自信や友達や先生をあらためて知るきっかけになることを願っています。
ジャンヌダルクの旅はまだまだ続きます!僕らも皆さんと瞬間を共にできることを楽しみにして。

シャルル7世/死者 役 田中 悟

母が口にした「進歩」その言葉はひどく嘘っぽく響いていた

2016-08-12 11:14:58 | 公演情報

この暑い夏、風は、江原早哉香演出による新作、マテイ・ヴィスニユック作『母が口にした「進歩」その言葉はひどく嘘っぽく響いていた』に取り組んでいます!

戦争が終わり3年。いまだ見つからない息子の遺骨を探すために地面を掘り続ける父と、息子の帰りを待ち続け、涙を流すことのできない母親。
ふたりに話しかけ続ける息子が語るのは、敵も味方も重なり合い、共に歌い笑う、この土地に棲む死者たちの姿だった。
異質性と多様性を排除し、終わることのない人間同士の争いと悲しみの連鎖。瓦礫のなかで過去からの呼び声に耳を傾け、遂げられなかった希望を救い上げていく家族の姿に、人間が共に生きていく可能性を見つめ、上演に向かいます。

出演:緒方一則/柴崎美納/佐野準
    白根有子/柳瀬太一/田中悟/佐藤勇太
     稲葉礼恵/仲村三千代/保角淳子/辻由美子

舞台美術・衣裳:アンドラ・バドゥレスコ/作曲・音楽制作:バンジャマン・クルシエ
演出助手・人形制作:エリック・ドゥニオー/演出助手:オーレリアン・ズキ
音響:渡辺雄亮/照明:坂野貢也/舞台監督:佐田剛久/企画制作:佐藤春江/芸術監督:浅野佳成

公演は8月30日(火)~9月4日(日) 開演:平日7時/土日2時

ぜひご来場ください。