東京演劇集団風は2018年秋『Touch~孤独から愛へ』『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』文化庁“文化芸術による子供の育成事業”『星の王子さま』の巡回公演を終えました。BLOGに、また劇団掲示板に、今年もたくさんの声を寄せていただきありがとうございました。
風は2018年の締めくくりとなる『Touch~孤独から愛へ』の凱旋公演へと向かいます。
そして2019年から、新たな活動も展開していきます。2019年上半期までの活動をご紹介します。
レパートリーシアターKAZE第22回凱旋公演
Touch~孤独から愛へ
作:ライル・ケスラー Lyle Kessler 上演台本・演出:浅野佳成
2018年12月23[日・祝]・24日[月・振替休日] 開演:2時
レパートリーシアターKAZE
出演:柳瀬太一/佐野準/佐藤勇太
Touch―人と触れることを通して
生きる証しを掴もうとする孤独な魂たち
アレルギーの発作に怯え外出できない弟フィリップと、不良の兄トリート、ふたりの前に現れた謎の紳士ハロルド。ハロルドはふたりのデット・エンド・キッドに「元気づけてあげよう」と手を差し伸べる。
孤独を抱えた3人の出会い、そして旅立ち―。
ロングランを続けるレパートリーに新たな演出を加えた5年ぶりの東京公演。
【東京演劇集団風 2019年の活動】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
文化庁委託事業「平成30年度戦略的芸術文化創造推進事業」
舞台芸術による地域活性化事業【未来誕生】
『星の王子さま』参加型公演/『ジャンヌ・ダルク』一般公演
熊本県・御船町/長崎県・新上五島町
この事業は、全国各地に優れた実演芸術を鑑賞する機会の充実を図り、国の芸術文化を豊かに育てていくために文化庁が実施している事業です。特に地方や島部・へき地など、実演芸術を鑑賞・体験する機会が求められている地域や子どもたちに芸術を届け、地域と共に芸術を育んでいくことを目的としています。
東京演劇集団風は、学校、教育委員会の方々と連携し、子どもたち、そして地域に暮らす人たちの誰もが、演劇公演・芸術活動を実体験できる機会を継続的につくっていきたいと考えています。
平成30年度から、熊本県・御船町、長崎県・新上五島町での活動がスタートします。
御船町【未来誕生】プロジェクト
1月9日(水)御船町立滝尾小学校 『星の王子さま』参加型公演
1月14日(月)御船町カルチャーセンター 『ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎』一般公演
新上五島町【未来誕生】プロジェクト
1月11日(金)新上五島町立有川小学校 『星の王子さま』参加型公演
1月12日(土)新上五島町 鯨賓館ホール 『ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎』一般公演
主催:文化庁/東京演劇集団風 共催:御船町教育委員会
後援:新上五島町教育委員会
協力:新上五島町立有川小学校/御船町立滝尾小学校
火の君文化ホール竣工記念公演
『ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎』
作:マテイ・ヴィスニユック 演出:浅野佳成
2019年1月18日(金)・19日(土)火の君文化センター(熊本県・城南町)
2016年の熊本地震で被災した熊本県・城南町「火の君文化センター」の竣工記念として『ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎』の公演を行います。18日は社会福祉法人「慶心会」の城南学園の皆さんが観劇。19日は町の人たちのための一般公演を行います。
2019年バリアフリー演劇第一弾
『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』
作:松兼功 構成・演出:浅野佳成
2019年2月2日(土)2月3日(日)レパートリーシアターKAZE
長年上演してきた『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち~』に、浅野佳成が新たなバリアフリー演出を加えて、耳が聞こえない人や目が見えない人たちも一緒に楽しめる新しい舞台を作り上げ、上演します。
主催:文化庁/障害者の文化芸術国際交流事業実行委員会
協力:東京演劇集団風、アメニティーフォーラム実行委員会、NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク、 NPO法人バリアフリー映画研究会、アーツサポ東京
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レパートリーシアターKAZE劇場体験週間
ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち
作:松兼功 演出:浅野佳成
2月9日[土]・10日[日] 開演:2時 レパートリーシアターKAZE
※2月5日~8日は〈劇場体験週間〉として中野区内6カ所の支援施設・事業所の利用者の方が観劇・体験します
自分らしい明日を探しているすべての人へ
飽くなき好奇心と不屈の愛情の物語―ひびき合うものたち
生まれて間もなく一切の光と音を失い、心の鍵を閉ざしたヘレン・ケラー。彼女のもとにやってきた情熱的な新米教師アニー・サリバン。ふたりは必死に「生きている幸せをともに味わいたい」とぶつかり、身体ごとの〈対話〉を重ねていく。
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
協力:社会福祉法人愛成会/社会福祉法人中野あいいく会
第95回公演【レパートリー作品】
コーカサスの白墨の輪
作:ベルトルト・ブレヒトBertolt Brecht 翻訳:岩淵達治
演出:江原早哉香
4月3日[水]~7日[日] 開演:平日7時/土日2時 レパートリーシアターKAZE
廃墟となった世界で、ひとりの歌手が語る
関節が外れた時代を生きた人間のふたつの物語
混乱の時代のどさくさの中で、領主の赤ん坊を背負い込んでしまった女中グルシェ。一方、ひょんなきっかけで裁判官にさせられた飲んだくれアツダク。
それぞれ違う道を辿ったグルシェとアツダクは、生みの母親と育ての母親の子供を巡る大岡裁きの席で出会うこととなる……。
2015年に初演し、「小気味の良い寓意劇」と評価された江原早哉香の演出によるブレヒト作品、初めてのレパートリー上演。コロスの集団性、さらにパペットの批評的造型を駆使し、現実には絶えず破れながらも、歌い、笑い、生きていく人々の物語を描く、風のブレヒトの舞台にご期待ください。
第96回公演【新作・詩劇】
10番目の詩女神(ムーサ)
構成・演出:浅野佳成
5月4日[土]~6日[月・振替休日]開演:2時 レパートリーシアターKAZE
この物語は昔のものだ
しかし愛は新しく、人々に希望を与えた―
古代ギリシャの女流詩人サッフォーの詩編からインスピレーションを受けた、劇団オリジナルの新作上演。演出の浅野佳成が考案した“俳優が詩を身体化し演じる”独自のジャンル「詩劇」と、古代ギリシャのことば、日本の伝統文化が出会い、新たなリズムを奏でる。
【東京演劇集団風 2019春の全国巡回公演】2019年5月~7月
東日本地域『ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎』
西日本地域『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』
【プレビュー公演】
都会のジャングル
作:ベルトルト・ブレヒトBertolt Brecht 翻訳:岩淵達治
構成・演出:浅野佳成
8月29日[木]~9月1日[日] 開演:平日7時/土日2時
都市は残らぬ、残るのは吹き抜けてった風ばかり―
演出浅野佳成が、原作にブレヒトの詩を織り交ぜたオリジナルの構成台本を作成。
劇団の俳優総出演で上演する新作のプレビュー公演です。
※日程等変更になる場合があります。各公演の詳細は劇団までお問い合わせください。
2018年から2019年へ。新しい出会いと発見を求め、また再び歩みを進めていきたいと考えております。レパートリーシアターKAZEで、また各地の公演現場で皆様と出会えることを楽しみにしています。