20歳でアメリカに渡り、日本人女性第一号のMBA取得者のNさん。欧米ではあたりまえの成果主義が、日本人のDNAに合わないのではないかとまで思い込んでいる。なぜ成果主義がいけないのか?成果をあげた者が評価されるのは当然ではないか?年齢など関係ないのではないか?と主張する。一方で、自身20数年前に日本に帰ってきて、日本で働きながら、自分が日本人であることを痛感しているらしい。そこで、成果主義は合理的で素晴らしいのに、日本人的感覚では、どうも嫌だな、というふうに感じるらしい。その結果DNAのせいにしているようだ。
私が思うに、日本人は人間は自然の一部に過ぎないことを自覚している。だから共生とか共棲ということばが好きだ。全体の中の一部、たそがれていてもいい。そのほうが気持ちが安らぐ。人を押しのけてまで昇進したくはない。でも、人が推挙してくれるなら是非昇進したい。そんな感じではないだろうか。
地球が有限であることを自覚すれば、成果主義の浅はかさが見えてしまう。それを知っている我々は、体が成果主義を拒否しているのではないだろうか。
私が思うに、日本人は人間は自然の一部に過ぎないことを自覚している。だから共生とか共棲ということばが好きだ。全体の中の一部、たそがれていてもいい。そのほうが気持ちが安らぐ。人を押しのけてまで昇進したくはない。でも、人が推挙してくれるなら是非昇進したい。そんな感じではないだろうか。
地球が有限であることを自覚すれば、成果主義の浅はかさが見えてしまう。それを知っている我々は、体が成果主義を拒否しているのではないだろうか。