片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

第24回IT戦略総合大会で、Biz/Browserのユーザ事例が二つ紹介されます

2008年12月25日 | Biz/Browser
昔日本オフィスオートメーション協会と言った、社団法人企業情報化協会の、歴史あるIT戦略総合大会の二日目の午後のセッションで、岩谷産業(セッションB4)とボックスチャーター社(セッションB5)でBiz/Browserが利用された事例が紹介されます。
見所は、岩谷産業では、全国350ヵ所との業務処理をWebでできたばかりでなく、見積よりもサーバ台数の大幅削減が実現できたことです。これは、もともとHTMLベースで構築しようと考えていたので、比較ができたケースです。
ボックスチャーターは、ヤマト運輸が音頭を取って、短期間に業界連合ができた稀有な事例です。これからの時代、競合するばかりではなく、協調も重要かと思います。そんな場面でBiz/Browserがお役にたったとすればこれ以上の喜びはありません。

失業者の救済は自治会の出番ではないでしょうか

2008年12月25日 | 私の正論
人は、貧乏人同士の時は助け合いますが、金持になると、貧乏人に冷淡になるような気がします。
この不況でも生活に困らない人はたくさんいると思います。昔の貧乏だった時代を思い出して、助け合うことはできないでしょうか。解雇する会社のせいにしないで、解雇された人を、住んでいる地域で助けることはできないでしょうか。
個人でやるのは難しいので、自治会が中心になって立ち上がったらいいのではと思っているのですが、、、、言うだけならだれでも言えますね。

生産と消費が同時ではだめだ

2008年12月25日 | 感動したこと
今日、60を越えた友人たちを連れてシグマクシスの倉重さんに会いに行った。経験豊富なベテランの能力を、プロジェクトによっては必要とすることがあると、以前聞いていたので、友人たちを紹介させていただいた。
それぞれ自己紹介と自己PRをした後、倉重さんのお話を伺った。
ITの仕事は、請け負って仕上げてお金をいただく。製造業は、仕事をして、相当たってから市場で製品が売れ、ようやく収入が得られる。そこが大きく違う。シグマクシスは、顧客と目的を共有して、顧客の目的の実現のために働く、そして成果が現れたとき報酬をいただく。製造業と同じ方式だという。
確かに、受注時に金額が決まっていれば、いかに要領よく仕事を終わらせるかを考えてしまうが、価値が明らかになったとき報酬をもらうということだと、ほんとうに真剣に顧客のためになるよう働かねばならなくなる。これは大変なことだが、そもそも仕事というのはそういうものだし、だからこそ達成感があるはずだ。

私はシグマクシスを勝手に応援します。
写真は、訪問前に喫茶店に集合したとき撮ったもの。

20世紀の象徴である「成長経済」が終焉し、「非成長経済」に突入している

2008年12月25日 | 私の正論
上村 孝樹さんからメールをいただきました。
大変示唆に富んでいるので、紹介させていただきます。

年間を通したIT経営講座も開催されていますね

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 ご無沙汰しております。
 上村 孝樹です。 

 師走でお忙しくて大変のことと思いますが、新年までもうひと頑張りです。
 サブプライムローンの破綻が引き金となり全世界が同時不況の波に巻き込まれまし
た。
 これまでにない規模の金融債策が実施されつつありますが、一時的な効果はあって
も本質的な解決にはならないと考えます。
 私が10年来、主張してきたことですが、実体経済が立ち行かなくなった真の原因
は、実は他のところにあるのです。
  20世紀の象徴である成長経済が終焉し、非成長経済に突入しているにも関わら
ず、市場構造変革に対する対策を怠ってきたことが最大の原因です。
 急に景気が悪くなったのではありません。
これまでずっと景気は悪かったのです。
まず、そのことに気づくべきです。
 それが、表面的な、金融資本主義を推進するバブル化政策によってGDPを投機的需
要で膨らませていたために、あたかも経済が成長してきたように見せかけられていた
だけなのです。
 例えば、国内自動車販売台数(軽を除く)は1990年の600万台をピークにしてずっ
と下がり続けています。
 今年度は2分の1、つまり300万台の水準まで下がると予測されています。
 地方の地場産業、伝統産業の総出荷額も下がり続けています。
ほとんどは産業が、過去10年間で最盛期の2分の1以下になっているのです。
 したがって、各国の政府が行っている金融機関に対する緊急の資本注入では、
 本質的な経済活性化を期待することはとうてい不可能です。
 このように現状を冷静に分析すると先行きが悲観的になりますが、
心配は要りません。
 「非成長経済」における付加価値向上戦略を打ち立て、ビジネスモデル革新、マネ
ジメント革新を継続して実施していけば良いのです。
 では具体的に自分の会社はどうすべきか、何を実行すべきなのか?
その答えは、第3回IT経営講座が提供します。
是非とも参加してください。