片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

底なし沼の個人情報保護対策

2008年12月20日 | 私の正論
驚いた!
携帯のUSBの挿し口のカバーが取れてなくなったので、家の近くのauショップに行った。なんとお預かり修理になるという。ずいぶん大げさだなと思いつつ、お願いしたら、預かる間代替機を貸すという。電話帳などをコピーして同じ電話番号にして貸し出すという。
手続きをしている間、5,6毎の書類にサインをさせられた。個人情報の取扱の関するものが4枚くらいあったような気がする。手続きに30分以上もかかった。最後に書類の控えを入れた封筒を渡されたが、ご丁寧に「個人情報が書かれている書類ですので、取扱にはご注意ください」と言う。何言っているんだか。自分で書いた、自分の名前と住所と電話番号が書いた紙があるだけなのに。
窓口の女性は、マニュアルどおり仕事をしているだけだろうから、文句を言っても仕方ないから、愛想良く「よろしくお願いします!」といって店を後にしたが、いたるところでこんな大げさな事務処理がなされていると思うと暗澹たる気持ちになる。
何かおかしい。人間がどんどん追い込まれている。自由度が損なわれている。自分で考えて行動できる範囲が狭められている。それを窮屈だとも思っていない。