片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

平成におけるニューディール政策は、公共事業ではなく福祉だ

2008年12月09日 | 私の正論
衆議院議員枝野幸男氏のニュースレター。
まったく賛成です。

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■■■├─ NEWS えだの幸男のEメールニュースレター Vol.199
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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ [2008/12/09]

前回のメールマガジンでは、
経済危機の原因について認識を示しましたが、
今回から三回に分けて
その対策案を提起します。

【景気対策の具体策~その1】

経済を立て直すためには、
根本的な構造改革が必要です。

その第一に挙げられるのは、
年金・医療・介護・保育・教育等への
財政支出を拡大することです。

およそ百年ほど前の大恐慌の時、
米国はニューディール政策で
いわゆる公共事業の大盤振る舞いを行い、
経済の下支えをしました。
今回もこれにならって、
「大規模な財政出動で公共事業を!」
という声が出てきています。

当時の米国や高度成長期の日本は、
経済成長の前提となるインフラ整備が不十分であったため、
公共事業に大盤振る舞いをしても、
「いずれ必要な事業を前倒しする」にすぎず、
その成果として経済効率を向上させることができました。
それに比べ現在の日本では、
こうした意味でのインフラがそれなりに整備されている上、
これからは人口が急減するため、
既存のインフラだけみても過剰になっていきます。
したがって、かつてのような波及効果は期待できず、
いわゆるカンフル剤としての意味しか持ちません。

今必要なのは、
内需拡大のために個人消費を刺激することであり、
そのためには、将来不安を小さくすることこそ重要です。
年金受給水準が、マイナスになっていくという不安。
医療・介護の質的・量的な不足と保険料引上げ傾向。
保育・学童保育の不足や公教育への不信。
こうした状況が強まる中、
なおかつ、可処分所得も上昇も期待できないのでは、
個人消費が拡大するはずがありません。
少子高齢化が進む中、こうした分野に対する需要は、
今後ますます大きくなっていきます。
消費拡大のためには、
潜在的需要の大きい分野で、供給を拡大すべきです。

介護・保育・学童保育などや医療のかなりの部分において、
質的・量的不足が問題となっていますが、
その背景として、
そこに従事する人たちの重労働・低賃金があげられます。
労働の質や潜在的需要に応じた
十分な労働対価を支払うことなしに、
質的・量的に十分なサービスを提供して、
安心を確立することはできません。
そして、例えば介護士や学童保育の指導員などが、
一家を支えるに足りる所得を得られる職場として、
潜在的需要に対応できるよう量的に整備されれば、
雇用の受け皿としても大きな意味を持ちます。

ちなみに、公共事業の場合は、
その資材等の多くを輸入することから、
財政支出の一定部分が直接海外に流出します。
また、土地の取得費などは
雇用の維持拡大とは無関係です。
しかし、少子高齢化対応サービスの人件費であれば、
少なくとも直接には全て国内で支出されます。
輸出の量的拡大が期待できない今の国際経済の状況では、
できるだけ輸入量を減らして貿易収支の悪化を防ぐことも、
日本の国富を守るために重要です。

このように、平成におけるニューディール政策は、
公共事業の大盤振る舞いではなく、
むしろこれを縮小して、
年金・医療・介護・保育・教育などの
安心への支出を充実させることです。
もちろん、年金や医療・介護などについては、
保険制度の抜本改革をしなければ
将来的に安定させることはできません。
しかしながら、消費に与えるアナウンス効果と、
経済の現状を特に雇用の観点からとらえたとき、
これらサービスの人件費引上げと量的充実について、
当面の緊急措置としての思い切った財政出動が必要です。
そして、その財源を生み出すためにも、
既得権益にメスを入れ、
ムダの削減と公共事業の圧縮をさらに急ぎます。

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☆1.12月度オープンミーティングのお知らせ
  (1)日 時  12月20日(土) 14時~16時
  (2)場 所  ソニックシティ国際会議室
  (3)テーマ  経済常識は正しいか?
  (4)その他  入場無料・先着順です
 
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■■■┌─ 発行:衆議院議員枝野幸男事務所
■■■├─ 〒330-0846さいたま市大宮区大門町2-108-5永峰ビル2階
■■■└─ HP http://www.edano.gr.jp  MAIL omiya@edano.gr.jp
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CRS言語への見果てぬ夢

2008年12月09日 | Biz/Browser

Biz/BrowserはCRS言語を食って動くブラウザだ。普通のブラウザはHTML言語を食って動く。CRS言語は、Chain Reflection Scriptの略 。サーバとクライアントがこだまのように呼応して動作するためのクライアント側言語。
この言語は、企業の伝票入力業務を徹底的にサポートするように、日本の厳しいユーザの要求に応え続けてきて完成したマンマシンインターフェイス言語。
だから私はCRSを、Customer Reration Scriptの略、と言うことがある。CRSは独立している。テキスト形式のCRSのソースがあれば、Biz/Browserですぐに動かすことができる。また、VBなどの言語のマンマシンインターフェイス処理部分をCRS言語にコンバートすれば、やはり動く。CRSを効率よく作り出すBiz/Designerは、一からプログラムを作る人のためのツールに過ぎない。
つまりCRSはアクシスソフトが産んだ言語ではあるが、自立した言語仕様であり、CRSを解釈するブラウザを誰かが作れば、それは動くことになる。
私たちは、CRSを産み守り育ててきたことに誇りを感じている。この言語を世界に発信したい。世界の共通言語が英語になりつつあるように、CRSを通して、さまざまな端末とサーバを連携させたい。
CRS言語について興味をお持ちの方はこの本を読んで欲しい



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早くも第九

2008年12月09日 | 感動したこと
夕べ、東京交響楽団の第九特別演奏会が、ミューザ川崎シンフォニーホールでありました。指揮者は飯森範親氏。私のチェロの先生、黄原亮司先生も出演。
第一楽章の音楽に対する葛藤、第二楽章の当時の時代に対する葛藤、第三楽章の天上の世界、そしてそれらを超越して、生きとし生けるものすべてを賛美する歓喜の第四楽章。ソリストも合唱も素晴らしかった。こんな感動を味わえるなんて申し訳ない気持ちです。拍手のし過ぎで手がジンジンしてしまいました。