片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

Biz/Browser環境での開発経験者なら安心です

2007年10月24日 | Biz/Browser
世界的に有名な業務パッケージソフト。それをカスタマイズするのに、Biz/Designerのようなものがあり、Javaに似た言語が生成される。Biz/BrowserでのCRS言語とそっくりなのだという。Biz/Browserでの開発経験がありますというと、相手は安心したという。それを聞いて複雑な気持ちもしたが、リッチクライアント環境が普及しているのだと考えられるし、Bizの経験者が優遇されるということは、とてもうれしいことだと、とてもハッピーな気持ちになった。

赤福問題(続き)

2007年10月24日 | 私の正論
今の日本は、お金を出せば食べ物が買える。だから、賞味期限が過ぎた食べ物は廃棄すべきというのは、日本では正論になる。賞味期限というのは、美味しく食べられる日にちの目安であって、その日以降腐るわけではないのに、日本人は、一度決めたら、もう単純に「その規則を守ることがすべて」で、一億火の玉になって、それを守らない人を糾弾する。
赤福の最新ニュースによると、製造日付に細工がしてあったという。売れ残り返品を巻き直して、新たな製造日を付けたものや、その日に出荷しなかったものを冷凍し、解凍して出荷するとき、新たに製造日付印を押すが、そこに「.」や「ー」を、暗号として付けたという。最初に製造した日付には何もないという。目的は、それらの商品が再び返品されたときは、廃棄にまわすための目印だという。もしこれ以上赤福側の発言に嘘がないとすればだが。まだまだ食べられるものを廃棄するのは、いかにも「もったいない」、法律には触れるが、一律の法律のほうがおかしいのだから、自分たちの責任で販売していこう、という意志だったと思う。
そうはいっても、世の中には悪人がいて、放っておけば何をしでかすか分からない。食品衛生上、規制が必要なのはよく分かる。しかし、法律を守っていては、まだまだ食べられるものを大量に捨てなければならない。アフリカの方が日本に来られて、うっかり道に落とした食べ物を拾って、ほこりを叩いて食べたところ、日本人にびっくりされたと、目を丸くしていたのをTVで見たことがある。食べられるものはきちんと食べるのが生き物としての作法。法律が単純すぎるのではないか??食品衛生法を、「もったいない」の精神も入れて、きめ細かく制定すべきではないだろうか。赤福は、そのことを無言で主張しているのではないだろうか。もうこの際だから、自分の心にやましいことがないなら、赤福は、倒産覚悟で「私の正論」を主張したらいい。食品製造業は、法律と「もったいない」のはざまで、どこでも日々悩んでいるのではないかと推察する。