ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

鶴瓶噺

2013年04月22日 | イベント

いや~笑った笑った

仙台ではこの時期に雪が降るのは66年ぶりなどという寒い夜、
汗ばむくらい笑ってしまった

このところ毎年出かけている鶴瓶噺。

ご本人がオープニングで必ず説明するように、落語ではない。

ただ、ひたすら一人でしゃべり続ける。

ご自分のマネージャーの失敗談に始まり、破天荒なお兄様のお話、
天然だという奥様のお話、ロケ先やプライベートで出会う一般人のありえない面白話など、
切れ間なく流れるように話し続ける。

ちょっとほろっとしたのはお嬢さんとの思い出話。
特に結婚式でのご両親への手紙・・・

たった一人で観客を飽きさせることなく、ただただしゃべり続けるって本当にすごい

才能ってこういうことをいうのね

今回、鶴瓶さんのお話の中で、ちょっといいお話が。

中国の故事、「美意の按配」のお話。


なんでも
自分の身にふりかかる良いことも悪いこともすべての出会いや事柄は天の采配なんだってことらしい
最終的には良いことにつながって行く、っていうような・・・

どんな漢字を書くのかな、と検索してみると、
以前にご自身の深夜の番組でもお話されたらしく、いろんな方がブログなどにまとめていた

どんな経験も無駄なことは無いっていうようなことを昔誰かに言われたっけなあ・・・
なんてことを思い出しながら、ふむふむと聞き入ってしまった

のけぞるくらい笑ったり、ちょっとほろっとしたり、あっという間に時間は過ぎる。

この2時間で一気に免疫力が上がった気がする

月曜日から、またがんばろう








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【観劇メモ】根っこ

2013年04月21日 | 演劇

久しぶりの翻訳劇。

アーノルド・ウェスカー作、木村光一翻訳の「根っこ」

場所は赤坂見附の赤坂RED/THEATERというとっても小さな劇場。
なんと一番前の席
舞台までの距離は1mもない・・・

いつも舞台を観に一緒に行ってくれる友人は、同じ山形県出身ってこともあり、渡辺えりさんが大好き

渡辺さんが出演する舞台は演劇でも音楽でもほとんど観ているはず。

私は、演劇だけご一緒させていただく

ほとんどは、渡辺さん脚本・演出のモノだけれど、今回は出演のみ。
主人公ビーティを演じる占部房子さんのお母さん役。

ホントにいい味を出してらっしゃった

舞台となるのは、1950年代後半の英国の片田舎。
大都会ロンドンで暮らす主人公ビーティが帰省するところから始まる。

社会主義者の恋人が数日後に彼女の実家を訪れることになっており、
一足先に帰ってきたのだが、恋人の思想にすっかり感化されている。

保守的で無教養な家族にいらだち、進歩思想をぶちまけるけど、
すべて、彼の受け売りで自分の考えはどこにもない。
ってことに本人も気が付いてない・・・

家族の意識を変えようとしゃべればしゃべるほど、家族は「あらあら、困っちゃったわねえ」って感じ。

彼の裏切りで怒りを爆発させ、あふれ出る感情を言葉にするうちに、
初めて自分の思うことを自分の言葉で表現することができたことに気付く・・・

「自分の存在にはっきりと誇りをかんじさせるもの、それが根っこ。
私達にはそれがない」

彼女の心の叫びなのだけれど、う~ん、難しい・・・

いつものことなのだけれど、社会科が苦手だった私は
海外の時代背景などには、まるっきり弱いので、この時代のイギリスがどんなふうで
職業や住んでいる場所や性別でのさまざまな格差がどれほどのモノだったのかさっぱりわからない。

この辺りをよくわかっていると、翻訳劇は格段におもしろく観ることができるんだろうな、
と毎回思うのだけれど、学習しないなあ・・・

でも、わからないながらも、さまざまな格差は形こそ変えていても
今だってあることを考えると、それぞれの心の中に
「根っこ」は必要なんだろうな、なんて漠然と思ったりもする

作者の意図するところとは全く違うと思うけれど、
私はこの舞台を観て、心がとても温かくなった。

それは、家を離れたビーティが帰ってきたときの、彼女の子供に戻ったような無邪気な様子と、
色々なわがままや、わけのわからないことをまくしたてる彼女を見守り、
ぶつぶつ言いながらも、かいがいしく世話を焼く、母親の姿。
しばらくの間離れていた親子ってこんな感じなんだろうなあ・・・

高校卒業と同時に家を出た、自分の姿とダブるところもあるけれど、
私の場合はその後すぐに実家が引っ越してしまい、
母がいる家に帰っても、「帰った」というよりは知らないお宅を「訪問した」ような感覚で、
あんなふうに素に戻ってのびのびと甘えることはできなかったなあ、なんて
ビーティの様子をほほえましく、そしてうらやましく眺めていた。

そんな私も、今や受験生の母親
この舞台を見に行く前に、息子の高校で開かれた
大学受験にむけての進路説明会なんていうのに参加して来た

家を巣立っていくわが子を迎えるほうの立場になる日も近い

感傷に浸っている暇はない
「息子の成績」という厳しい現実を見つめないと・・・
















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おのれナポレオン

2013年04月18日 | 演劇

あきらめていたチケットをゲット

どうしても観たかった「おのれナポレオン」
三谷幸喜さん、脚本・演出。
主演のナポレオン役は野田秀樹さん。

劇場で上演されている様子を映画館で生中継するライブビューイングが
近くの映画館でも開催されるというので、
詳細を見ようと東京芸術劇場のH.Pにアクセス。

が、すでに完売・・・

なんとなく窓口販売のページを見ると・・・

平日補助席あり

最後部のパイプ椅子
座れればいいわと購入ボタンをポチッ

ということで、木曜日の午後、一人で劇場へ・・・


ロビーには舞台の模型が展示されている。

撮影可



観客が3方から取り囲むような舞台。

サイドシートがうらやましい・・・
私の席は、模型に表現されることのない一番後ろの席のそのまた後ろ。

確かに折りたたみ椅子だったけれど、ご親切に結構厚みのあるクッションが敷いてある。

思いのほか快適


戦いに敗れ失脚し、セントヘレナ島に囚われてから死を迎えるまでのナポレオンの日々と
それを取り巻く人々の様子が、回想の形で綴られる。

ナポレオンの死の真相を探る人物が、当時のナポレオンの側近たちを訪ね歩いて
話を聞いている、という設定。

最後まで登場することのないその人物に向かって、一人一人が当時を語り、
その様子が野田さん演じるナポレオンと共に再現される。

ナポレオンに仕えながら復讐心を持つ元軍人、シャルル・モントロンに山本耕史さん。

モントロンの妻でありながら、ナポレオンを愛し子供まで生んでしまう奔放な女性
アルヴィーヌ・モントロンに天海祐希さん。

献身的にナポレオンに仕えるマルシャンに浅利陽介さん。

ナポレオンの主治医、アントンマルキに今井朋彦さん。

ナポレオンを監視するイギリスの軍人、ハドソン・ロウに内野聖陽さん。

山本さんには、貴族の気品がそこはかとなく漂ってるし、
天海さんは、ホントに美しく、登場しただけで舞台がパ~っと明るくなる。

ナポレオンを憎み、嫌がらせをし、でも実は彼をリスペクトしてるっぽい、敵の軍人役の内野さんは
やっぱり演技が大きい。

なんといっても、野田さんのナポレオンったら、とってもおちゃめ

とにかく落ち着きがなく、ちょこまか動き回り、
こどものようなわがままを言い、
でも、時折天性の策士ぶりを発揮して、チェスではハドソン・ロウをちゃちゃっと負かしちゃう

振り回されながらもみんな彼にひきつけられるっていうカリスマ性をちゃんと感じさせてくれる。

ああ、ナポレオンってこんな人だったんだな、って妙に納得しちゃう感じ。

周りの人たちそれぞれが彼を愛し、でも嫉妬したり憎悪したり、多かれ少なかれ殺意をいだくけれど、
動機が名探偵コナンなみの「えっ?それくらいで殺したくなっちゃう?」ってくらいのもの。
でも、現実ってそんなものなのかもしれないな、なんて思ったりして。

休憩なしの2時間半弱・・・

え?もう終わり?ってくらい、あっという間に終わってしまった

ナポレオンの死の真相にせまるミステリーなので、内容を書くわけにはいかないけれど、
補助席であろうと観ることができて、ホントによかった

今度、どうしても前売りチケットが取れないときは
劇場窓口も要チェックだわ








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芝桜 in 東京ドイツ村

2013年04月15日 | 
風の強い日曜日、友人夫妻と一緒に、東京ドイツ村へ

今、ドイツ村では芝桜が見ごろ

テレビで観て、行きたくなったので、前日にお誘いのメールをしたところ、
「行く行く
と即答してくれた

桜が大好きなこのご夫婦、このとき日帰りで福島までお花見に行っていた、
と後で聞いてびっくり

二人ともリタイアしたら、西からずっと桜を追いかけて旅したい、
などど言っている。
夫婦で同じ夢を持つことができるなんて、すばらしい

彼らは昔からドイツ村ファン。
子供たちが小さいころにも 一度連れて行ってもらったが、とにかく広くて何もない

場所は千葉県袖ケ浦市。

ドイツでもなければ、東京ですらない・・・
年間パスポート4000円。
入場料1200円だから、4回でモトが取れる。
ディズニーランドには0が一つ増えても追いつかない。



遊具などもほとんどないので、ただ走り回ったり、ボール遊びをしたり。

敷地面積、27万坪。東京ドーム27個分・・・らしい。

東京ドームの広さが今一つピンとこないので、
こう例えられても、よけいピンとこない・・・

そのころに比べると、遊具も、ショップも、人も増えた。

昔は日曜日でも、がら~んとしてて、車も停め放題だったというのに、
テレビで放映されたせいか、まさかの大渋滞

高速の降り口から動かない。
近くに木更津アウトレットがあるので、みんなそこに行くんじゃない?
なんて言ってたら、みんなドイツ村だった
同じく通り道に、ダチョウの楽園、なんてのがあるけど、
そっちに曲がる車も1台もなかった・・・

テレビの力、恐るべし

まあ、私が行こうと思ったくらいだから・・・


でも、芝桜はさすがに圧巻

一つ一つは



こんなに小さな花なのに、集まると



花の絨毯


はっきりとした色もきれいだけど




淡い色も素敵




ただでさえ風の強い日なのに、辺り一面遮るものが無いので、写真を撮る手がぶれるほど。




芝桜以外は見るものも無いので、激混みのカフェテリアで、う~んっていうランチをいただき、
滞在時間2時間弱で、ドイツ村を後にする。


せっかく来たので、道の駅に行こう、と
君津にある道の駅 「房総 四季の蔵」 に立ち寄ってみる

http://shikinokura.jp/

と、ビミョーなゆるキャラ発見




がらがらに空いてる美味しそうな回転寿司もある。
ここで食べればよかったね、とものすごい後悔

お魚の干物とか、お菓子とか、花とか野菜とか、ついつい色々買っちゃう

とりわけ、お花が安い

前から欲しかったブーゲンビリアをゲット

他にもスミレとか、冬に枯らしてしまったフェアリーホワイトとか、ミニトマトの苗とか。



切り花も安いのでついつい



大満足で帰路につく。


で、カラーは下駄箱の上




花菖蒲と名前のわからない濃いピンクの花は玄関の花台と床の間。

 

床の間の水盤は、先日衝動買いしたもの



渋くてかわいい


ネットで注文した大きな実のなるイチゴの苗も届いたことだし、
ミニトマトの苗と合わせて、食べられるものシリーズをちゃんと植えなければ・・・






























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今ひとたびの修羅

2013年04月14日 | 演劇

こてこての任侠映画を観ているかのようだった

原作が「人生劇場」の「残侠篇」だというから、当然と言えば当然なのだけれど

主演は堤真一さん

かっこいい

この日の劇場は、初台にある新国立劇場。

お付き合いいただいたのは 大学時代の同級生

彼女と会うのは、昨年11月に黒柳徹子さん主演の「ルーマーズ」という舞台を観て以来

彼女はちょっと遠くに住んでいるので、そうちょくちょくは会えないし、
電車の時間もあるので、夜遅い時間までお付き合いいただくわけにもいかない

ということで、彼女と舞台を観るときは、午前中に待ち合わせて、ランチをいただき、
昼間の公演を観て、そのあとちょっとお茶をしながら、おしゃべりをして解散ってかんじ。

彼女も私も、堤真一さんが大好き

舞台の内容はどうあれ、堤さんが主演ってことだけで、もういいのってくらいのつもりだったが、
これが、なかなか楽しい舞台だった

日本が、先の見えない戦争に突入していく前の、昭和初頭の東京・深川が舞台。

渡世人の飛車角こと小山角太郎が堤さん。

彼が心から愛する女性、おとよに宮沢りえさん。

彼が服役中に、寂しさに耐えきれず、彼の舎弟(岡本健一さん)のもとに走ってしまう、ヒドイ女の人なのだけれど、
宮沢さんが演じると、寂しいんだからしょうがないか、って感じてしまうのが不思議。
ものすごく妖艶ななかにも、かわいらしさが垣間見えて、とっても魅力的。

対照的なのが、ぱっとしない小説家 青成瓢吉を演じる小出恵介さんを献身的に支える
お袖役の小池栄子さん。
どんなに裏切られても、彼一筋で、彼がほかの女性のもとへ行ってしまってもなお、
彼を思い続けるけなげな女性を好演。

テレビで見るよりもずっと顔が小さくて、はっとするほど美しい

社会運動家として投獄されてしまう横井役の鈴木浩介さんや、
その恩師黒馬先生役の浅野和之さんは、いつ舞台を観ても、どこかにいらっしゃる気がする。

要所要所で登場しては、笑いを誘い、存在感を見せつける。


今回、いぶし銀の魅力で、ホントに素敵だったのは
老侠客、吉良常役の風間杜夫さん。

飛車角の男気に惚れて、一肌脱ごうと決め、恩義のある人物の息子の青成のことを
わが子のように気にかけ、そこにかかわる女たちを案じて窮地を救い、自分のことは二の次。

皆が幸せになったのを見届けて、自分の最期の在り方を自分で決めて・・・。

登場人物がみんな昭和の匂いがプンプン漂う、超アナログな舞台だったけれど、
任侠ものは結構好きなので、わたし的にはとっても楽しめた

だって、高倉健さんも大好きだし

何より、男性陣の着流し姿がとっても素敵。

堤さんの着流し姿と立ち居振る舞いは見事すぎて、言葉にならない・・・


途中、宮沢りえさんが、心情を爆発させる切ないシーンでalanという女性歌手の歌が流れる。
コテコテ感の演出かもしれないが、個人的には無いほうがよかったのに(スミマセン)、と思っちゃう。
ちょっとやりすぎ感がいなめない。

それでなくても、任侠映画的な、音楽がバックに流れていたことだし。


ともあれ、大衆演劇って感じで、盛りだくさんの3時間弱、本当に楽しませていただきました

なんだか、元気が湧いてきて、さあ、またがんばろうって気持ちになる、
とてもすっきりする舞台でした

友人と二人、肩で風を切る勢いで劇場を後に。

お付き合いいただき、ありがとう

また、行きましょうね





















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