国立競技場の中が見られるらしい、と友人が教えてくれた。
その名も
「国立競技場スタジアムツアー」
じゃあ、行こう行こう
と友人がチケットを予約してくれる。
入場時間を予約したら
あとは閉館まで何時間でもいていい、というおおらかさ
お言葉に甘えてゆっくり見させていただきます
まずは外まわり
入場はEゲートから
駅の出口のほぼ反対側
ポストが金色でびっくり
入場のゲートまでゆっくりと周りを歩く
平日の午後、人はまばら
今にも雨が降りそうな薄曇りの天気は
涼しくてちょうどいい
通路の天井は意外と雑!
入口はここ
さあ、中に入ろう!
検温・消毒をすませ、中に入ると
当たり前だけどいきなりスタジアム
さすがの迫力
遠くから見ると、(テレビで観てた時も)
なんとなく人が座ってるように見える客席
色が絶妙
トラック&フィールドに下りていいので下りてみる
見上げるとこんな感じ
青空じゃないのが残念
さらに展望デッキに上がって見ると
どっか~ん
圧巻ってこのことだ
バックヤードも見られます!
この見学ツアーではロッカールームなどの裏側も見ることができる
ここに立つと、選手の気持ちになれるかも?
このすぐわきでは、
選手がカメラにサインするっていうのを
体験させてくれるコーナーもある
もちろん私達もやりましたよ〜💕
インタビューを受ける台とか
表彰台とか
トーチもあります
書家の青柳美扇さんが書いた文字が壁の両側に
ちょっと和を感じる照明と雰囲気がぴったり
ロッカールームに向かう廊下には
サッカー選手のサインがいっぱい
サッカーには詳しくないので誰が誰のかよくわからないけど・・・
ロッカールームも木をふんだんに使ってる
スチールのロッカーが並ぶより温かみがありますね
駐車場の壁はサインウォールとなっている
選手たちのサインがたくさん
関係ない人が書いちゃってもわからなそう
スーパーアスリートも普通の人たちなんだな~、と
ちょっとほっとする空間
外の高いところもぐるっと回れる!
ひととおり室内を満喫したら、
最後は外の回廊をぐるっと一回り
「空の杜」に上ってみる
競技場が高層ってわけではないので
そんなに高いところに登ったかんじはしないけど
周りにそんなに高い建物が無いので
遠くまでよく見える
新宿が塊に見えます
軒庇は47都道府県の木を使ったとか
わりとざっくり
景色があんまり変わらないので、
おしゃべりしながら歩いていたら
一周回ったことに気が付かず
2周めを回り始めていた私たち
閉館のアナウンスが流れ始め
「あれ?ここさっき通ったよね」
と慌てて引き返す
なんだかんだで2時間以上うろうろしていた
スマホでアンケートに答えて
お土産をいただきました
ちょっともったいなくて使えないかも
駅までは来たときと反対周りで帰ろう
こっちの壁にはたくさんのピクトグラム
選手たちの名前も書いてある
ゆっくりとピクトグラムを眺めながら
駅までの道を歩く
建築家隈研吾氏が東京オリンピックのために設計した競技場は神宮の杜との調和を目指して、木の格子と緑をふんだんに使ったとされる
明治神宮外苑の環境に溶け込んでるかどうかは
それぞれの感じるところ
ここに至るまでには、正式なコンペで決まった
ザハ・ハディド氏最初の案が白紙撤回されるという
「ケチ」が付いた状態で始まり、
コロナで開催が1年遅れたり
結局無観客になったり
紆余曲折いろいろあった。
屋根がないとか冷房が無いとか
なんだか中途半端感が否めないが、
それでも世界的なイベントの中心の場所となり
たくさんの感動がここで生まれたことは確か
圧倒的なスケールの競技場を肌で感じて
観客として感動を味わえたら素敵だっただろうな~、と素直に思う
誘ってくれた友人に感謝
貴重な経験でした
(見学日 2020/7/12)