2階洗面所の水栓の不具合に端を発した我が家のリフォーム。
以前にお伝えした「水栓の交換」に続き、ついでに便器も取り換えることにした。
水栓の交換の様子はこちらをご覧くださいね
「我が家のメンテナンス・・・水回りその1 水栓を取り換えました!」
今年で築18年の我が家は、10年を過ぎたあたりから設備関係にちょこちょこ不具合が生じ始め、便器も何度か修理している。
そして、前回修理した際に、とうとう「次に故障したら部品がないかも」、とメーカーのメンテナンスの方に宣告されてしまった
「水栓交換」のブログでお伝えした通り、2階のトイレの前の洗面所の床は水漏れでフカフカしてしまったので、張り替え必至!
ならば、この際便器も取り換えてしまおう、ど半ばやけくそ気味に決断した夫と私。
1階の床は張り替えないけれど、便器は2階と一緒に取り換えることにした。
【便器の進化はめざましい!多機能が当たり前に】
新築の時に設置した便器は1、2階ともLIXIL(当時はINAX)の「サティス」というタンクレス。
世の中に出回り始めてまだ日が浅いころ。
タンクレスのいいところはなんと言っても場所をとらないこと。
そしてデザインもスタイリッシュ。
こんなカッコいいのもあります!
※LIXILのカタログより
機能に関しても各メーカーともさらに進化していて、
便器に汚れが付きにくいのは当たり前
便器のふちが お掃除しやすくなっていたり、
トイレのドアを開けて一歩踏み入れたら便器のフタが自動で開いたり、
あらかじめ洗剤を入れておいて、流すたびに便器洗浄してくれたり、
便器の中にほのかに灯りがついたり、
音楽が流れたり・・・
それ、必要?っていうものも含めて、たくさんの機能が追加できる。
【全部?一部? タンクレスの交換には選択肢があります】
今回、タンクレス便器を交換するにあたり、選択肢は二つ
全部を取り換えるか一部分を交換するか・・・。
なんのこと?と思われる方もいらっしゃる方もいらっしゃるはず。
「サティス」は本体となる「便器」の部分と
シャワー機能などが付いた便座の部分「機能部」に分かれている。
※LIXILのカタログより
だいたい壊れるのは、いろいろついてる機能部分
下の部分はそのままで、この上の「機能部」だけを取り替えることができる。
機能部のほうがお高いのだけれど、全部取り換えるよりは経済的
どこまで交換するかは迷いどころだったが、我が家の古いタイプは「ふち」の裏側に汚れがたまりやすく、掃除がしにくいタイプ。
思い切って掃除がしやすい「スマートふち形状」タイプの便器とともに丸ごと交換に踏み切った。
※LIXILのカタログより
いろいろ機能はありますが、予算の関係もあり、我が家はごくごく一般的な機能のみ。
オプションは特に付けずに安価なタイプを選びました。
今回、1階は床の貼り替えを見送ることにした。
というのは、フローリングが広い範囲でつながっているため、どこまでやるか、を決めかねたため。
1階は来客用でもあるため、もうすこしじっくり考えよう、ということに。
すでにお気づきかと思うが、床に前回の便器の取り付け跡がついている。
今回の便器が以前よりもコンパクトになったため、跡が見えてしまうことになってしまった。
ここはトイレマットで隠れるので「よし」としよう(自宅は雑!)
【2階はあえてロータンク式に。停電時の備えです】
2階の便器を交換するにあたり、思い切ってロータンク式にすることにした。
ロータンク式のほうがタンクレスより安価ということも、もちろん一因。
タンクレスには停電時のときに手動で水を流せるレバーがついている。
東日本大震災で停電になった時に、初めてそのレバーを使うことになった。
確かに流れるのですが、ちょっと「引き」が弱く(個人の感想です)ストレスを感じた。
あれからずいぶん進化しているので、今はもっとストレスフリーかもしれない。
ロータンク式なら、タンクの中にバケツなどで水を入れれば、普通に流れる。
震災以来、個人的に、非常時にはアナログのほうがいいかなあ、と感じている。
夫も同意見だったので、今回、2階はアナログなロータンク式に、ということになった。
こちらも「ふち」は掃除がしやすくなっている。
タンクレス同様さまざまなオプションがあったけれど、ごくごく標準タイプを取り付けた。
暑がりの夫は「こういう機能はいらないから、トイレ用のエアコンが欲しい・・・」などと言っている。
【便器の交換は、それだけでは済まない???】
水回り、特に便器の交換の時に心に留めておかなければならないことがある。
それは大体において「便器だけでは済まない」ということ。
我が家の1階トイレのように、便器のサイズが変わると、床に跡が残ったり、ということがかなりの確率で起こる。
また、じめじめする部分でもありますので、床や、便器の後ろの壁の一部がカビなどで汚れたり傷んだりしていることも多く見受けられる。
リモコンのサイズが変わったために、壁に取り付けビスの穴が見えるようになってしまったり、ということも・・・。
便器だけ交換しようと思っていても、それに付随して床や壁紙の貼り替えが必要になるケースのほうが多いかもしれない。
リフォームをしようかな、と思いたったら、必ず施工業者に現場を確認してもらい、どの範囲までのリフォームが必要かを相談し、きちんと見積もりを取ることをお勧めする。
また床や壁をはがしてみたら外から見えない部分で腐っていた!なんてこともあるので、予算と期間に余裕をもっておくことも大切。
我が家の場合も2階は床と壁紙を、1階は便器の後ろの手の入らない部分がカビカビだったので、壁紙を貼り換えた。
また、1階の手洗いカウンターについていたリモコンもサイズと位置が変わったので、処置が必要になった。
交換前のリモコンはこれ。
交換後は・・・
コンパクト&スタイリッシュ?
全然大きさが違い、もちろん今までついていたところにはビス穴が・・・
ここはいわゆる「家具」なので、壁紙を貼るわけにはいかない。
今回の各設備機器交換に伴う、床や壁、家具のメンテナンスに関しては次の機会にお伝えします。