緊急事態宣言が出されてからは、月に一度のフラワーアレンジ教室も、例にもれずお休みだった。
そして今日、3か月ぶりのレッスン。
「密」を避けるため、一度にレッスンを受けられる人数が制限され、机の向きも変わり・・・
でも、やっぱりお花に触れる時間は大切な癒しの時間。
今までのレッスンで花材を買ったまま保留にしていたものもあったのだけれど、今回は特別レッスン。
「青を生ける」
医療従事者は家族に医療従事者がいる方々への感謝をこめて、というテーマだとか。
用意された花材はなるほど青・青・青・・・
デルフィニウムやカスミソウ
青いバラ
バラとカスミソウは染料を吸わせたらしい。
手に「青」が付きます。
アリウム
これらの花を、この花器にアレンジする。
わりと地味・・・
器の中に納まるように、花を短めに切って挿していく。
バランス良く、凹凸を付けながら・・・。
出来上がりはこちら。
実は長男は病院に勤めている。
医師や看護師ではなく、病院スタッフだ。
勤務する病院は、コロナ患者の受け入れはしていないが、発熱外来は設けている。
ちょっとハイリスク・・・
世の中がリモートワークを推奨している中、夫や次男が自宅待機のとなっている間、彼は毎日きちんと職場に通っていた。
そこそこ感染の心配がある中、何とかここまで何事もなく過ごしている。
最前線のお医者さまや看護師さんが大変なのはもちろんのことだが、事務をはじめとする病院スタッフがいなければ病院の運営は成り立たない。
息子を含めた病院スタッフの皆さんにも感謝とエールを送りたい。
とはいっても、このアレンジは我が家の玄関に飾ってあるだけなので、エールを送りたい人の中の長男以外の方々の目には触れない。
病院に限らず、さまざまな職種で、コロナ感染の心配がありながらも職場に行かなければならない人もたくさんいた事だろう。
私たちがSTAY HOMEできたのは、そんな方々のおかげに他ならない。
本当にありがとうございます。
そんなことも思いながら、久しぶりにレッスンで元気なお仲間にお会いできることにも感謝しつつ、青い花たちを一本ずつ挿していく。
一日も早いワクチンの完成とコロナの終息を願うのみ・・・。