ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

鶴瓶噺

2015年04月29日 | ライブ
ここ数年、この季節の私の恒例行事となった、「鶴瓶噺」

会場は世田谷パブリックシアター。

妹と夫と3人で出かけて行く。

昨年も同じメンバーだ。


毎年ご本人もおっしゃってるが、落語ではない。

鶴瓶さんが日々遭遇する面白い出来事を、ひたすらしゃべり続け、ちょっと映像が交じったりもする。


とにかく面白い。

よくもまあ、こんなにいろんなことに遭遇するものだ、と感心するくらい、いろんな出来事に遭遇しているし、
マネージャーさんをはじめ、彼の身近にいる人たちもかなりの曲者、強者揃いだ。

そこに、鶴瓶さんの巧みな話術が加わって、とにかく毎回涙が出るくらい笑える

このくらい笑うと、かなりすっきりする

ただ、今回はちょっとジーンとするお話も。

それは鶴瓶さんの師匠である笑福亭松鶴さんのお話。

きびしくも温かく鶴瓶さんを見守ってくれていた師匠が、病気に勝てずに亡くなってしまう。

日々、最後の日にむかって力を失っていく師匠を、慈しむ鶴瓶さんや、他のお弟子さんたち。

亡くなったのち、鶴瓶さんのもとに次々と師匠の情報が集まってくる。

偶然に二人が写っている映像とか、病室で師匠が書き続けたメモとか・・・。


人は亡くなって終わりじゃない、と鶴瓶さんはおっしゃる。

生きている人たちによって、その人の想い出のバトンが渡されていく・・・、と。

また、米朝さんが生前おっしゃっていたという「生まれるのも日常、死ぬのも日常」という言葉も胸に響く。


この日のつい一週間ほど前、高校の同級生が亡くなったことは、すでに書いた。

私は、故人とはそれほどお付き合いがあったわけではないけれど、
彼と親しかった人たちから、たくさんの情報が集まってきた。

自分が親しかったと錯覚しそうなくらい・・・。

そして私はその時に聞いた色々なことを他の友達にも伝える。
多分、今後も機会があればそうするだろう。

彼のご家族も、他の友人たちも、きっと彼のことを折に触れ、話すことだろう。

そうして、バトンが渡されていくのだな、と思う。

鶴瓶さんのお話を聞きながら、高校の時のなんだかいつもニコニコしていた故人の顔を思いだし、
ちょっぴり胸が熱くなった。

大笑いして、ちょっと感動して、どちらもちょっと涙を流し・・・。

すっきりして、心が温まったいい一日でした。

来年もきっと行きます。

そして私も もうちょっと きょろきょろして、面白い出来事を探してみよう













コメント
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