今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

被災した幼い子供たちへの思い

2011-03-18 11:59:47 | 日記

昨日は、午後から次女宅に出かけ、久しぶりに、心から寛いだ時間を過ごすことができました。
生後5か月の孫は、人見知りが強く、いくら抱いてあやしても、まるで怖い人を見るかのような目つきで、私を見て、泣き出します。
帰宅前になって、やっとご機嫌になり、笑顔がいっぱい。
表情が、一層豊かとなり、、健やかな成長を、嬉しく思いました。

五歳のK君は、私達の前で、卒園式に贈る言葉と歌を、大きなお口をにあけて、元気いっぱいに、幾度も披露してくれました。
手話を交えた歌もあり、子供の曲ながら、歌詞が何と素晴らしいこと。
心に染みいり、目頭が熱くなりました。

この子たちと同年齢のいたいけない幼子も、この度の恐ろしい地震に遭遇したのですね~。
何とか助かった子供達は、きっとまだ、現実の出来事を、十分に理解できないまま、恐怖におびえて暮らしているに違いありません。
孤立した避難所の厳しい寒さに震え、泣くこともできず、過酷な環境で暮らす子供たちのことを思い、想像するだけで、涙が出てしまいます。

美味しいお菓子、玩具、絵本などを届けるなど、私達にも精いっぱいできることが、たくさんありそうです。

昨日、寄付先を検討していたところ、物品は一切受け付けられない、と書かれていて戸惑いました。
このような時は、やはり金銭が一番役立つのでしょうか。納得がいきませんでしたが・・・・・

次女夫婦との会話は、震災についての話がもっぱらでした。

婿からは、原発の説明をたくさんしてもらいました。

「原子力の事は科学者の中でも一番良く理解ができているのが物理学者であるはずだが、今の状況見解は、安全と危険が半々くらいの割り合い。
たとえ格納容器の中で水素が爆発しても、格納容器が破壊されなければ、すべてがそれで終息する。
設計上では破壊されないように作られているはずなのだけれど、余りに危険なものが対象だから、すべてが実験で検証できているわけではない。
そのため、予測不可能なことがたくさんあり、運次第。
電源が回復すれば、冷却機能も復帰し、大変よいことなのだが・・・・・・
放射能は次第に拡散され薄くなるから、東京や横浜が危険になることはまずありえない。
物理学者は、だれも避難などしていませんよ。」と、笑って言っていました。

お話が難しすぎて、間違って解釈しているかもしれませんので、あしからずご了解ください。

一方、次女は、たとえ最悪の事態にならず収束しても、その後の風評が一番気になる、と心配していました。

帰宅後、長女の退社後の事が心配で,長女に電話をかけました。

「どこの会社も、大停電に備え、退社時間を早めたため、渋谷の東横線の駅の混雑と、縦列は、もう凄かった。とても乗車は無理と感じ、バスに
変更したところ、さほどの込み具合でなく、無事に帰宅できた。」と話してくれました。

このような状況下では、ブログを書くことさえも顰蹙を買い、良いことではないのかもしれません。
自粛しようとも思いましたが、何か書かずにおられない心境になってしまいます。

しかしながら、幸いにも被害を免れた私は、日々暖房の部屋で、今までと変わらない生活を送っています。
そんな私が、、どんなに言葉を尽くして語ろうとも、被災者の人達の悲痛な心情とご苦労を、心底から理解できるはずがありません。

昨夜も、次女宅から帰宅し、自分の文章を読み直し、嫌になってしまいました。
言葉ばかり上滑りしていて、私の気持ちは、まるで伝えられていない、と。
それで全体的に修正しました。こんなことは初めてです。

他人への思いを語る時は、とりわけそれが被災者や被害者である時は、尚更、言葉には気をつけなければならないと・・・
文章を綴ることには、苦手意識が常にある私ですが、その難しさを昨夜は改めてかみしめました。

でも、たとえ拙い文章で誤解を招くことがあろうとも、私の心情の奥深くを読み取って下さる方達がいらっしゃるかもしれません。
そこに救いを求め、書きたくなれば、今後も素直に私の気持ちを吐露させていただくしかないような気がしております。

今後とも、私の拙文を、ご判読いただけますよう、宜しくお願い致します。

 

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