今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

国民が心を一つにする時では

2011-03-13 07:03:34 | 日記

被災地の皆様、信じられないような艱難辛苦の出来事の中、いかがお暮らしでしょうか。
私は、何とお見舞いの言葉を申し上げればよいのか・・・・・
日々のこの世と思えない光景を目の当たりにし、心ふさぐばかりです。
その惨状を見て、月並みなことばですが、恐ろしい!可哀想、とばかり、念仏のように呟いて過ごしています。

福島原発における爆発は格納容器の破壊ではなかったようで、とりあえず、そのニュースには安堵致しました。
一方で、ある村でおよそ1万人の住民が行く方不明とのニュースが耳に飛び込んできました。
思わず悲鳴を上げてしまった私です。

天災地変の脅威を全く認識していなかったわけではありませんが、自然の猛威の前で、尊い人命が、こんなにもろく、はかないものとは。
営々と築き上げてきた家庭も、街並みも、文化も、すべてが、一瞬で濁流に飲み込まれ消えてしまうなんて・・・
この悲しさと憤りをどこにぶつければよいのでしょうか。

恥ずかしいことですが、今までは、大きな地震その他の災害が起きた際、心から痛ましく感じながらも、どこか、ある地域の出来事
としてしか受け留められないところがありました。
しかし今回の災害は、日本全体を襲った不幸な出来事として、私の気持ちを何か奮い立たせるものがあります。
たとえ、微力でも、我が国の復興のためにお手伝いができることがあれば、絶対にしたい、と。
もう若くない身でできることは義捐金くらいしかないかもしれませんが・・・
すべての国民が、心を一つにして自国のために立ち上がったなら、我が国は目覚ましい勢いで復興し、蘇るに違いありません。

しかし、如何せん、どんなに努力しても、亡くなられた方々の命を取り戻すことはできません。
本当に辛く悲しいことすが、ご遺族の方々、被災者の方々には、何とかこの苦難を乗り越え、新しい光を見出して、頑張って下さい、としか
今の私には申し上げる言葉がありません。

最後に今回の震災で、身内の出来事ながら、大変憤慨したことがありますので、書き留めておこうと思います。

それは、目黒区に在住する孫の学校の対応です。

私は昨日の日記に次のように書きました。

>子を思う親の気持ちもさることながら、小5と小1の孫達は、どんなに不安な気持ちで、親の帰りを待ったことでしょう。
学校と学童保育が面倒をしっかり見ていてくれるに違いありませんが。

しかし、学校への期待は見事に裏切られました。
小1の孫は、親が迎えに来るまで、保育園にいましたが、小5の子は、放課後もしばらくは校庭で避難して過ごしはしたものの、何と4時に解散
だったとのこと。その後は、親が帰宅するまで、一人で家にいたようです。
そのようなことが、万一あっては可哀想と、幾度も固定で電話をかけましたが、通じませんでした。

娘からその話を聞き、わが耳を疑いました。
なんという無責任な対応だろうと。

中学生ならまだしも、小学生は、大きな災害の前では、本当に無力な存在であることの認識が、先生方になかったとは、信じがたいことです。
一昨日のような状況下では、親が迎えに来るまで、子供達を責任をもって保護するのは教師として当然の義務ではないでしょうか。

二度とこのような事が起こらないように、政府からも注意勧告の通達をすべての学校にしてほしいものです。

一方で、ある学校では実に行き届いた対応ができています。
数年前から愛読している長女と同じ年ごろの方のブログにおける記述で知ったことですが。
小6と小1のお子様の学校の対応が次のように綴られていました。

その間、学校からの電話がPHSに何度か入りました。上の子は、時間的に授業中のはずだけど、1年生の下の子は学童に向かっている途中
ではないかと心配していたのですが、学校にいることがわかり、ほっとしました。子どもは先生と一緒に校内の暖かい場所にいて、食事も取れる
ので、安心してください、ゆっくり帰ってきてください、とのこと。学校ってたよりになる!と思いました。(もちろん、学童からも連絡がありました)

この学校の対応の差は、いったいどういうことなのでしょう。
今後の日本を背負う子供たちの命を守ることは、何よりも優先され、行政も学校も、その配慮を怠るべきではありません。
校舎の耐震が不十分な所が多い、と以前新聞記事で読みましたが、この対処も早急にして頂きたい、と強く願います。

今回の津波災害を見ると、備えあれば憂いなしでは済まされない事態で、人間が自然の猛威の前でいかに無力であるかを思い知らされました。
私達は、もっともっと自然に対し謙虚となり、暮らしの原点に立ち戻って、自分自身を見つめ直す契機にしたいものです。

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