老いた頭を何とか働かせ、天候に合わせた私の理想的な旅行のイメージを描き切った私。
ホテルに荷物を預け、いよいよ観光のスタートでした。
台風が、関西方面に次第に接近しているようだけれど、幸いにも、まだお天気は崩れていません。
小雨が、時々パラ付く程度。
これなら大丈夫、と心弾ませ、タクシーに乗り込み、六甲山のケーブル駅前に行きました。
三ノ宮駅の高架を通り過ぎる前の画像です。
私はタクシーに乗車したときは、必ずと言っていいほど、震災時の神戸の様子を尋ねるようにしました。
ですから、六甲の感動的な思い出話をする前に、地震の事に、少し触れておきたいと思います。
三宮駅辺りに来た時、タクシーの運転手さんが、駅の先の通りを指して私に言われました。
「阪神大震災時、あの辺りのビルはほとんどすべて倒壊したのですよ」と。
私は、改めて、そのころの悲惨な報道を思い出しました。
ビル倒壊のこの通りの映像も、私は、今なお、鮮明に覚えています。
その道をタクシーで通り抜ける時、ビルは、確かにいずれも新しいきれいな建物に変わっていました。
高架を通り抜けたところの大通りに林立するビル。
この辺りの建物は、地震ですべて倒壊したそうです。
いろいろ話を聞けば聞くほど、地盤の状態で被害に大きな差が生じたことがよく分ります。
私が宿泊した、ホテルオークラや旧居留地のあたりはあまり被害がなかったようです。
その一方では、家屋の倒壊と火災で多くの方達が亡くなられた地域もありましたものね。
私が見る限り、今の神戸の街には、その当時の暗い影は全く感じられませんでした。
人の復興と再生へのエネルギーは、計り知れない大きなものがあるのでしょう。
それは感嘆に値することですが、しかしその陰で、家族を失い、今なお苦労している人たちがいることも忘れないようにしなければ、と思いました。
報道は、悲惨な現場の状況のみ、ニュースで流し続けますから、当時、私は、神戸市内全体が地震で崩壊したような恐ろしい印象を受けたものです。
実際は、そうではなかったようです。
割と最近の新聞記事で、関東大震災並みの地震が襲っても、首都の被害はさほど大きくないであろうといった内容のコラムを目にしました。
半信半疑でしたが、そうだと本当に助かります。
極端な報道に怯え過ぎて、冷静さを失わないように注意することも必要なことかもしれません。
このたびの神戸旅行で考えさせられた事でした。
でも、何が起きるかわからないのが、自然災害。
想定外といった言葉が、よく使用されるのも、この災害の時です。
大都会の神戸の被害、東日本大震災による津波の恐怖、原子力発電所の壊滅的な影響。
最近の熊本地震で襲った二度の強震など。
楽観は禁物。
そのための備えをすることは大切ですよね。
皆さんは、そのようになさっていますか。
私は日頃、もっと万全の備えをしなければ、と思いつつ、まだ実にいい加減です。
これから、神戸旅行の愉しい話題に入るところですが、七日分の記事を書き上げると、なんだかホッとしてしまって。
また節目の休憩を取りたくなってしまいました
以前よりは短文になりましたでしょうか。
そのために今回の更新は、多少早められたようにも。
今後も、暮らしに負担がかかりすぎないように、このスタンスでブログライフを愉しみたいと願っています。
ライフスタイルのカテゴリーに多少は添ったつもりの「私の暮らしのこだわり」の記事では、驚くほどたくさんの応援をいただきました。
本当に有難うございます。
このカテゴリーのブロガーさんの興味の対象が、シニアー世代のブロガーさんとは、明らかに違うように感じています。
昨日、次女宅で夕食を共にした時、次女に言われました。
「私が愛読している記事のブロガーさんのランキングに、ママが参加していてビックリした」と。
恐らく、閲覧する方も、娘世代の方達が多いのでしょう。
何だか場違いな所に、私は居させていただいているような居心地の悪さが、まだ正直のところあります。
でも一方、心に清々しい爽やかな風が吹き抜けるような心地よさもあり、前向きの気持ちが一層湧いてきました。
若い方達から刺激を受けて、今後の暮らしをもっと素敵に紡げるように努力していこうと、今、心を新たにして思っています。
記事の内容は相も変わらず、日常の出来事が中心の、備忘録を兼ねた日記形態に終始しそうですが、今後とも宜しくお願い致します。
今年は秋になっても、秋晴れのさわやかなお天気になかなか恵まれず、不順な気候が続いていますが、
どうぞ皆さま、お体を大切に、実りの秋を愉しみ、良き日々をお過ごしくださいませ。
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