今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

お稽古事の想い出

2011-03-09 06:19:35 | 日記

皆さまは、長い人生、いくつかのお稽古事に励まれた経験が、きっとおありでしょう。
私もご多分にもれず、若かりし頃は、随分いろいろな事に手を出しました。
思い出しながら、具体的に並べてみましょう。

まず最初に母に手を引かれ習い始めたお稽古事は、お絵かきでした。
妹はバレーを。
このお稽古事を選択したのは、恐らく私達の意志ではなく、母の意向だったはずです?

ここで、母の子供の素質を見抜く目には、今さらながら私は感服します。
妹はその後、地方のバレー団でしたが、小学生の高学年に差し掛かるまで、プリマドンナ的存在となり、いつも発表会の舞踊劇では
主役を演じていました。地方とは言え、同郷だった有名なバレリーナ―森下洋子さんが一時的に所属していたバレー団です。
今も思いだします。発表会の前になると、先生が鞭を手に、連日、厳しいレッスン。
妹は、飛んでくる鞭に怯えることもなく、汗だくとなり、終日、その練習に耐え、励んでていました。

体が弱かった私には、厳しいレッスンは無理との母の判断で、私のお稽古事はお絵描きになったのでしょうか。
或いは、習う前から、私は絵を好んで描いていたのかもしれません。
街のはずれにある先生のお宅まで、母に連れられて、結構な時間をかけて習いに行った記憶があります。
そして、私のお稽古ごとも、小さな花が開きました。
朝日新聞の全国コンクールで、入賞を数回致しました。
学校が提供した、全国版の夏休みの宿題ドリルの裏に、私の絵の写真が数回載り、うれしかったことを良く覚えています。
絵の題材はサーカスの光景と身内のお葬式の絵でした。
お葬式の絵とは、何ともおかしな題材です。(笑)
自由画を尊重する先生でしたから、そこに子供の素直な印象を感じ取り、応募して下さったのかもしれません。

この二つのお稽古事を、その後もやめることなく励んでいたなら、ある程度、ものになっっていたのかもしれませんね~
しかし、結局続けられず、残念ながら二人とも、いつの間にか辞めてしまいました。
確か妹は中学受験が理由だったと思います。

しかし、この二つのお稽古事が、二人の人格の一部を形成したことは間違いないでしょう。
妹は、今も体を動かすことが大好き。
私は、それとは対照的で、じっくり腰を据えて、クリエイティブなことに夢膨らませるのが好き。
それぞれの人生の潤いになっているようです。

その後、私が習ったことを列挙してみましょう。
茶道、華道、日本舞踊、料理、英会話、ペン習字、絵画もちょっぴり。

でもいずれも、数年かじった程度で、お稽古をしたとまでは言えません。
疲れやすい体質は相変わらずでしたし、気力にも欠けた性格でしたから、すぐ息切れがしてしまいました。(笑)
ブログも、そうならなければ宜しいのですが…・・(笑)

でも習ったことを後悔は全くしていません。
長い人生の束の間の事にしろ、私の肉体の感覚の一部となり、折々で、何気ないことにそれが生かされていると思うからです。
お稽古事とは、そういうもんなのだと、実感しています。
皆さまも、そのように思われませんか?

今は、少々引きこもりの気があるのでは、と思えるくらい(笑)、お家大好きの人間になってしまい、お稽古にも通わなくなりました。
全身全霊を打ち込み、自分の手で図面を引き、実現したマイホームに、ぞっこん惚れ込んでしまった私。

もう建築後随分経ちますが、余りの居心地の良さに、私の夢を家の中で実現できる錯覚に陥ってしまっているようです。(笑)

もうすぐ長女の娘のピアノ発表会。今から楽しみで、待ちわびています。
五年生の子は、そろそろ本格的な受験勉強に入るため、最近、野球を辞め、4年生の終わりまで続けていた絵画教室へ。
どんなに大変でも、好きなことに打ち込める息抜きが必要との親の計らいで、以前住んでいた二駅先の教室に通っています。
次女の子は、最近英会話と、バイオリンを習い始めました。
次女も、育児休暇を利用して、フランス語のレッスンに。
春の試験で二級合格を目指しているようです。

きっと、それぞれの習いごとが、私と同じように、今後の人生に生かされるに違いありません。
陰ながら、ばあばは、いつもエールを送り、上達を楽しみにしていますよ。

六十の手習いを始められた方も、大勢いらっしゃるのでは・・・
心から楽しみ、ご生活の潤いと励みになさって下さいね♪

写真はベトナムの民族楽器の一弦琴、ダウンバウです。
次女が入社数年で、ベトナムへ転勤となり、留学も兼ね、ホーチミンとハノイに駐在していました。
その時、お稽古ごとで、ベトナム人から習った楽器です。
成田空港で家族との涙の別れで始まった娘のベトナム奮闘記は、又いつかの機会に・・・

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