オスマン帝国の軍制は【シパーヒー】による騎馬軍団と【カプクル】という歩兵常備軍から成っている。【イェニチェリ】はこのカプクル軍団の最精鋭部隊である。イェニチェリは【キリスト教徒子弟】を徴用し,【改宗】させて登用する【デウシルメ】制によって編成された。ちなみにイェとは「新しい」、チェリは「軍隊」の意味。
【1529】年に【第1次ウィーン包囲】で「トルコ行進曲」にのって行軍したのもイェニチェリであった。彼らの活躍がオスマン帝国の発展に貢献したことで、後に帝位継承争いに介入するなど宮廷の混乱を引き起こすなどの原因にもなった。
軍制の近代化に反対したため、タンジマート直前の1826年にマフムト2世によって全廃されている。
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