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ラテン文芸の時代

2022年08月05日 | 高2用 授業内容をもう一度
アウグストゥス の側近ヴェルギリウス はローマ 建国伝説『アエネイス 』や『農耕詩』を著した。他にオヴィディウス の『転身論』『愛の詩』など。ちなみにアウグストゥス の側近には『ローマ 建国史』を書いたリヴィウス がいる。アウグストゥス がいかにローマ の権威を重視し、共和制時代のローマ を尊重したかがわかる。ローマ の歴史書には他にポリビオス の『ローマ 史』があるが、彼は前2Cにローマ に敗れたギリシア人で「政体循環史観」を展開されている。またアウグストゥス の時代に小アジア 出身のストラボン が『地理誌』を書いている。
 禁欲主義で知られるストア哲学は、ローマ皇帝ネロの師セネカ が『幸福論』。ギリシア人奴隷出身のエピクテトスや5賢帝最後の皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌス『自反録』などが有名。人間がそれぞれ理性を持ち、自然の法則を洞察し、快楽や感情に打ち勝てば幸福になれるとする。人間は本来平等であるという立場に立ったため広い階層に受け入れられた。反対に快楽主義を主張したのがルクレティウス などに代表されるエピクロス派。

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