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観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

雨がやんで

2018-11-09 19:07:02 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間12時42分 潮位 86cm
今日の満潮時間18時24分 潮位243cm

 

今日は14時頃までよく雨が降り、 庄内川河口は暗く、さらには霞んで、色のない世界でした。

干潟に飛来した野鳥を見てもぼやっとしたシルエットが見えるだけで、判別がとてもしづらい・・・。

しかし、以前から天気の悪い日はシギ・チドリの入りがよくなる傾向がありますが、今日も干潟が現れるとすぐにハマシギやダイゼンが飛来しました。

今日、目を凝らしながら観察できたシギ・チドリは、シロチドリ30、ダイゼン58、トウネン45、ハマシギ848、オバシギ7 でした。

また、カモメの仲間は、ユリカモメ31、セグロカモメ3、ウミネコ131 を確認できました。

 

雨がやんですぐに庄内川を見に行くと、今日は護岸近くを歩く人が少なかったからか、鳥たちがいつもよりは近くで観察できました。 

潜水して餌を探していたカンムリカイツブリ↓。

捕えたこの魚は、サヨリでしょうか?? 

ハマシギの群れが干潟に飛来する様子も見られました。

干潟に降りると、ハマシギも餌を食べていました。ハマシギの周りには、ヤマトオサガニも見えますね。

(※今日の掲載写真は全て地元のHさんから提供いただきました。)

 

明日の干潮時間13時13分 潮位 96cm
明日の満潮時間18時51分 潮位236cm

【12月18日(火)臨時休館のお知らせ】
現在、稲永公園では電気設備の更新工事が行われています。
この工事に関連して、名古屋市野鳥観察館は【12月17日(月)~19日(第三水曜日)】が終日停電となることから、この3日間は連続して休館させていただきます。
【12月18日(火)】は臨時休館となり、ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

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暖かな立冬

2018-11-08 19:24:30 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間12時09分 潮位 77cm
今日の満潮時間17時57分 潮位248cm

 

昨日は立冬でしたが、快晴で太陽がまぶしく、とても暖かな、いや、暑いと言っても良いくらいの日となりました。

今日は時が経つにつれて雲が増えていき、庄内川河口は霞んでいましたが、それでも暖かな過ごしやすい日でした。

暦の上では冬に入ったというのに、稲永公園の木々の葉は黄色や赤に色付いてきているのに、こんなに暖かくて良いのでしょうか。

黄色に色付くプラタナス↓。

徐々に赤色に染まってきたサクラの葉↓。

 

今日は満月で、昨日も今日も潮が良く、庄内川河口ではお昼頃に干潟が広がりました。

暖かかったことから、バードウォッチャーの来館も多くありました。

野鳥観察館の前を飛んでいたイソシギ↓。 

干潟の縁で食餌中のオナガガモ↓。奥のオナガガモのオスはだいぶきれいな繁殖羽になってきています。 

手前のオスのオナガガモは、頭全体がチョコレート色になるにはもう少しかかりそうです。

今日も昨日も、オナガガモが餌を食べているすぐそばの干潟の縁の浅い場所では、魚の群れがバチャバチャと水しぶきを立てていました。

こちら↓は野鳥観察館前の護岸のそばにいたボラ↓。

今日は野鳥観察館の前をホシハジロの群れが上流に向かって泳いでいくのも観察できました(ホシハジロと同じく潜水採餌ガモのスズガモのメスが1羽混じっています)。

護岸近くで潜水を繰り返していたホシハジロのメス↓。

 

先週日曜日には2,000羽に迫る勢いだったハマシギでしたが、火曜日以降は毎日飛来数が減り、昨日は326羽、今日は183羽でした。

庄内川河口の中央に現れた干潟に飛来したハマシギの約65羽の小さな群れ↓。

ハマシギは急激に減ってしまいましたが、また寒くなれば戻ってくるのではないかと期待しています。

 

一方、シロチドリの飛来数は少し増えており、昨日は60羽、今日は73羽が確認されており、護岸のすぐ近くの干潟に群れで飛来する様子も短時間ではありましたが観察できました。 

ハマシギとトウネンも混じっていました↓。

ダイゼンは今日は観察できませんでしたが、昨日は護岸近くで餌を探すダイゼンを観察できました。 

また、ハイタカも現れるようになり、昨日は上空を旋回した後、獲物をみつけたのか、急降下する様子を観察できました。

(※ハマシギ、シロチドリの写真はMさんに提供いただきました。)

 

【藤前干潟写真展のご案内】

名古屋市野鳥観察館で8月25日(土)~9月30日(日)まで展示していた「藤前干潟写真展」を、現在、名古屋市環境学習センター(エコパルなごや)にて展示しています。

今年の5月3日にリニューアルオープンしたエコパルなごやでは、環境について楽しみながら体験し、学ぶことができます。

お近くにお寄りの際は、ぜひ足を運んでみてください。

展示期間:展示中~11月30日(金)
展示場所:名古屋市環境学習センター エコパルなごや
         (名古屋市中区栄一丁目23-13 伏見ライフプラザ13階)
          マンスリー企画展示スペース
※展示時間はエコパルなごやの開館時間(午前9時30分~午後5時)です。
※写真展の概要の詳細はこちら(PDF)。※写真の募集は終了しています。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ97、カワウ861、ダイサギ22、コサギ22、アオサギ37、マガモ88、カルガモ101、コガモ93、オカヨシガモ7、ヒドリガモ32、オナガガモ1,035、ハシビロガモ18、ホシハジロ24、キンクロハジロ108、スズガモ293、ミサゴ27、トビ1、オオバン6、シロチドリ73、タゲリ1、トウネン1、ハマシギ183、オバシギ4、ユリカモメ4、セグロカモメ4、ウミネコ65

昨日(11月7日)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ45、カワウ821、ダイサギ11、コサギ6、アオサギ8、マガモ41、カルガモ85、コガモ290、ヒドリガモ32、オナガガモ637、ハシビロガモ4、ホシハジロ18、キンクロハジロ36、スズガモ407、ミサゴ26、チュウヒ1、ハイタカ1、ハヤブサ2、オオバン9、シロチドリ60、ダイゼン23、ハマシギ326、オバシギ10、イソシギ3、オオソリハシシギ1、タシギ5、セグロカモメ5、ウミネコ58 

明日の干潮時間12時42分 潮位 86cm
明日の満潮時間18時24分 潮位243cm

【12月18日(火)臨時休館のお知らせ】
現在、稲永公園では電気設備の更新工事が行われています。
この工事に関連して、名古屋市野鳥観察館は【12月17日(月)~19日(第三水曜日)】が終日停電となることから、この3日間は連続して休館させていただきます。
【12月18日(火)】は臨時休館となり、ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

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ユリカモメ飛来と夕日

2018-11-06 18:41:01 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間10時55分 潮位 66cm
今日の満潮時間16時58分 潮位248cm

 

今日の午前中は、三重県桑名市と愛知県知多郡東浦町の2つの中学校から、分散学習として中学生の来館がありました。

今日の午前中はちょうど干潟が出ており、ミサゴやハマシギ、カモの仲間などを望遠鏡で観察したり、野鳥観察館の1階にある野鳥の剥製などを見て、藤前干潟や野鳥について学んでいました。

 

また、今日の干潟には冬鳥であるユリカモメの大きな群れ(50羽)が飛来しました。

今季、数羽のユリカモメの飛来は数回確認されていましたが、これだけの数は初めてで、秋も終盤だと感じます。

それもそのはず。明日は立冬で、暦の上では冬に入ります。でも、今日は先週に比べるとかなり暖かかったですね。

 

今朝は雨が強く降りましたが、夕方にはほとんど雲はなくなり、夕日が鈴鹿山脈へ落ちていくのをゆっくり見ることができました。

野鳥観察館の前では、こんな時期なのに暖かかったからか、夕日に照らされたアカテガニがごそごそと動いていました。

一方、夕日が沈む中、冬鳥としておなじみのジョウビタキは、稲永ビジターセンターの屋根の上で「ヒッヒッ」と盛んに鳴いていました。翼の白斑(これが着物の紋のように見えるのでモンツキドリと呼ばれることも)が遠くから見ても目立ちます。

 

【藤前干潟に関連するイベント等】

☆募集中「あおなみ線沿線お散歩フォト」(12月5日締切)(主催:あおなみ線沿線活性化協議会)→詳細はこちら(名古屋市HP)

☆11月18日(日)藤前フォーラム2018「いま振り返る藤前干潟保全の歴史 第3回~環境アセスメントの果たした役割~」@稲永ビジターセンター(主催:NPO法人藤前干潟を守る会)

☆11月18日(日)あおなみウォーク2018秋「秋風薫る荒子川公園とあおなみ線車庫を巡り、リニア・鉄道館へ」(主催:名古屋臨海高速鉄道株式会社、あおなみ線沿線活性化協議会)→詳細はこちら(PDF)
【コース(約9㎞)】荒子川公園駅 → 荒子川公園 → 潮凪車庫( 鉄道イベント会場) →稲永ビジターセンター → リニア・鉄道館(ゴール)

☆11月24日(土)、12月8日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊@名古屋市野鳥観察館
毎月1回、野鳥観察館で行っている「渡り鳥調査隊」。藤前干潟の野鳥の観察をしながら、種類と数の調査にチャレンジします。初心者大歓迎です。→詳細はこちら(PDF)

☆8月1日(水)~11月30日(金)企画展「干潟のごちそう展~食べものとしてみる干潟の生きものたち~」@稲永ビジターセンター

☆12月15日(土)生物多様性講演会「干潟は巣穴でできている!~アナジャコのふしぎな暮らし~」@稲永ビジターセンター(主催:名古屋市港区保険福祉センター公害対策室担当/NPO法人藤前干潟を守る会)
当初予定されていた9月30日の開催は台風で中止となり、12月15日に延期となりました。
アナジャコとその巣穴に共生する生きものを研究している伊谷行さん(高知大学教育学部)のおはなしを聴くことができます。

☆7月28日(土)~12月16日(日)企画展「アナジャコ展~干潟の穴掘り名人の謎~」@藤前活動センター→詳細はこちら(藤前干潟を守る会HP)

☆2019年1月19日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊@名古屋市野鳥観察館→詳細はこちら(PDF)

☆2019年1月19日(土)藤前干潟サイエンスカフェ「藤前干潟のハンターたち~ミサゴとその他の猛禽類~」@稲永ビジターセンター(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)
 ※詳細は後日ご案内します。

☆2018年12月20日(木)~2019年1月25日(金)環境省レンジャー写真展2018「中部地方の生き物、風景」@㈱東邦ガス・ガスエネルギー館(主催:中部地方環境事務所)

☆2019年1月26日(土)第8回ごみと水を考える集い(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ73、カワウ64、ダイサギ8、コサギ4、アオサギ13、マガモ24、カルガモ42、コガモ230、ヒドリガモ35、オナガガモ592、ハシビロガモ10、キンクロハジロ7、スズガモ152、ミサゴ14、チュウヒ1、シロチドリ21、ダイゼン48、ハマシギ728、オバシギ8、ユリカモメ50、オオセグロカモメ1、セグロカモメ11、ウミネコ121

明日の干潮時間11時34分 潮位 70cm
明日の満潮時間17時29分 潮位250cm

【12月18日(火)臨時休館のお知らせ】
現在、稲永公園では電気設備の更新工事が行われています。
この工事に関連して、名古屋市野鳥観察館は【12月17日(月)~19日(第三水曜日)】が終日停電となることから、この3日間は連続して休館させていただきます。
【12月18日(火)】は臨時休館となり、ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

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ハマシギとハヤブサ

2018-11-04 16:14:29 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時21分 潮位 70cm

今日の満潮時間15時48分 潮位232cm

 

今日は雨が降ったりやんだりのお天気でしたが、全日本大学駅伝が行われていました。

名古屋市の熱田神宮から三重県伊勢市の伊勢神宮(106.8km)のコースの第一中継所は、藤前干潟のすぐ近くにあり、藤前海岸の堤防から選手が走っている姿を見ることもできました。

干潮時間前の新川左岸には、干潟が少ししか現れていないうちからハマシギやダイゼンが集まっていました。

今日も、先に現れた庄内川右岸の干潟には入らず、直接新川左岸の干潟にハマシギ達は飛来したようです。

パッと見て、昨日より多そうな感じ・・・。

急いでカウンターを叩きます。ハヤブサが飛んでおり、500迄数えて飛ばれ、次は1,000迄数えて飛ばれて、何度も数を数え直しましたが、何度数え始めても群れが落ち着きません。

こんな時は挫けてカウントをやめたくなります。

猛禽の鳴き声が上からしたので南陽工場の煙突を見ると、ハヤブサが獲物を掴んで煙突にとまるところでした。

若いハヤブサのようです。

ハヤブサが煙突で餌を食べ始めて、干潟を飛び回っていたシギ・チドリ達の群れも落ち着いてきたので一気に数え直します。

結果は、ハマシギは昨日を上回る1,948羽。庄内川側にも少数派のハマシギは入っているので、実際の飛来数は2,000羽を超えている筈です。(このときの野鳥観察館からの庄内川のカウント数は27羽。)

ダイゼンやオバシギの数はあまり変化がありませんでしたが、オオソリハシシギが2羽増えて3羽になりました。

昨日、この時期にしては異常な数を記録したトウネンは、やはり多くが抜けましたが、81羽を数えることが出来ました(このときの野鳥観察館からの庄内川のカウント数は7羽。)。でも、この数だけでも、この季節にはありえない数です。

数え終わって、しばらくすると再びシギ・チドリの群れが飛び回り始めました。

また猛禽の声がするので上を見たところ・・・、

背後の煙突にもう1羽、ハヤブサの姿。

カウントが終わってて良かった。

水鳥カウント時の猛禽類の飛来は嫌いです。

後から飛んできたこのハヤブサは、煙突の右上の若いハヤブサ比べ、胸の縦斑がはっきりみえる大きなメスの成鳥です。

若いハヤブサは煙突の上で餌を食べて余裕が出たのか、藤前海岸目前の干潟の流木にとまるカラス3羽を蹴散らしにいきました。

そして、干潟のすぐ上をハヤブサが飛び回ります。

そして、そこにあった流木の上にとまってしまいました。

昨日の干潮時間に、ダイゼンの群れとオオソリハシシギが藤前海岸の目前の干潟に入ったので、今日もここに飛来するかもと少し期待していたのですが、ハヤブサに居すわられたらシギ・チドリ達も来られませんね。 こちらも撤収します。

この他、干潟では、例年この時期、最も数を増やすミサゴをあちこちに観察できました。上の2羽は、かなり接近して休憩していました。

また、藤前海岸からは、庄内川より多くのカルガモ、スズガモを観察できました。↑は、カルガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、スズガモ(後ろの干潟ではハマシギが餌を探していました)。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ53、カワウ255、ダイサギ10、コサギ1、アオサギ17、マガモ11、カルガモ9、コガモ345、ヒドリガモ2、オナガガモ604、ハシビロガモ2、ホシハジロ7、キンクロハジロ30、スズガモ349、ミサゴ21、ハヤブサ2、シロチドリ30、ダイゼン51、トウネン88、ハマシギ1,976、アオアシシギ4、オバシギ18、イソシギ2、オオソリハシシギ3、セグロカモメ7、ウミネコ137 他

残念ながら、今日のハマシギの飛来数は2,000羽にあと少し届きませんでしたが、カウント漏れの可能性も十分あり、新川・庄内川河口部には現在2,000羽以上のハマシギが飛来しているものと考えています。

新川左岸に飛来するハマシギですが、藤前海岸の堤防からは1,000m以上先で、見通しが良いだけで決して近くはありません。対岸の庄内川左岸にある野鳥観察館の2階から導流堤越しで見た方が500mぐらいは近くなります。

明日11月5日(月)は野鳥観察館の休館日です。

月曜の干潮時間10時12分 潮位 66cm

月曜の満潮時間16時25分 潮位242cm

火曜の干潮時間10時55分 潮位 66cm

火曜の満潮時間16時58分 潮位248cm

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ハマシギとトウネン、そしてカモ

2018-11-03 19:10:13 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 8時20分 潮位 76cm

今日の満潮時間14時03分 潮位207cm

1,000羽以上入っても、翌日には200羽台と飛来数が安定しないハマシギ。

しかし、200羽台のカウント数だった昨日も、潮が満ちてきたときには23号線の上流の干潟にハマシギの群れが遠くに見えたので、どこか近くにはハマシギは飛来しているようです。

今朝、いつものように、庄内川左岸から観察を始めます。夏頃はこの潮だとまだ日の出直後は干潟が小さかったですが、日の出が遅くなって観察を始めた頃には、干潟は大きく広がっていました。

予想通り、庄内川の左岸や導流堤の干潟はカモの群ればかりで、ハマシギの群れは見られませんでしたが、導流堤裏側の新川左岸に鳥の群れが飛んでいるのを見つけました。

すかさず移動!
間に合えば今日の観察館日記のネタに出来ます。

何とか間に合いました。

藤前海岸の堤防から1.5km先と、遠くではありますが、新川左岸の干潟上空をシギ・チドリが飛び回っています。

本当に久しぶりに2,000羽を超える大きな群れのようです。

しかし、ハヤブサが南陽工場の煙突に現れて、シギ・チドリも落ち着きません。

ハマシギの他にダイゼンも一緒に飛んでいます。

ハマシギの群れの上にはヒドリガモも。
渡ってきたばかりの時にはエクリプス(非繁殖羽)でヒドリガモと分かりづらかったのですが、換羽が進み見慣れたヒドリガモの姿になってきました。

さらに、ダイゼンの群れの中に、オオソリハシシギの姿も見えました(↑先頭より7羽目)。

干潟の先端部にハマシギの群れが降りたので、再び飛ばれてしまう前に急いでカウントしました。

2,217羽。本当に久しぶりの大きな数です。

この他、この時点では、昨日はこの時期には珍しく観察できたトウネン(8羽)を、今日は群れの最後の方で18羽もカウントできていました。

LINEで仲間に「ハマシギが2,000羽を超えたよ。」と送った後、ダイゼンを数え始めると何か変です!

下流の先端の干潟の水際にいる帯状のハマシギの群れと、そこから離れた場所にいる大きなハマシギの群れの動きが何か違う・ ・ ・。

先ほどはハマシギだと思っていたこの群れが、トウネンのように見えてしまいます・ ・ ・。

昨日の8羽のトウネンだけでも、この時期にしては珍しかったのに。

ダイゼンを後回しにして、とりあえずトウネンを数えるべくカウンターを叩いてみます。結果は、451羽でした。(ハマシギのカウント数は、これを引いた1,766羽となりました。)

今年の秋はトウネンが特に少ない年で、今年の秋の渡りはハズレだと思っていました。

トウネンの渡りのピークになる9月上旬では無くて、どうして今頃にこんな大きな群れが??

謎ではありますが、トウネンが無事に今秋も渡っているのであれば良いと思います。

 

また、庄内川の護岸沿いを歩いていると、カモの仲間を近くで観察することができました。

オナガガモ↑。

マガモは護岸の捨石の上で休んだり、羽繕いをしているものもいました。

くちばしで羽繕い中のオス。頭が光沢のある緑色できれいな繁殖羽になっています。

羽繕い中には翼鏡と呼ばれる次列風切羽も見えました。光沢のある青色でこの羽の部分も美しいです。

マガモのペアとカルガモ(奥)↑。

マガモのペアは、オスとメスが首を伸ばしたり縮めたりしていました↓。

護岸近くの干潟では、多くのコガモ↑が餌を食べていました。

泥にくちばしを突っ込んで、熱心に餌を濾し取っているので、なかなか顔全体が見えません。

↑の中央のコガモは換羽中のオスと思われます。まだまだ、目の周りは緑色になっていません。

マガモは繁殖羽に換羽している個体の割合が多かったですし、オナガガモやヒドリガモもだいぶ換羽が進んでいる個体もちらほら見かけましたが、コガモは他のカモに比べて換羽が遅いようで、目の周りがうっすらと緑色になりかけているオスの個体はたまに見かけますが、まだはっきりと繁殖羽に変身しているものはあまり見かけません。

 

この他、今日の藤前干潟ではカンムリカイツブリがぐっと増えて72羽を、オオバンを3羽、シロチドリの群れの中にハジロコチドリを3羽観察できました。

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ72、カワウ1,059、ダイサギ6、コサギ12、アオサギ16、マガモ43、カルガモ78、コガモ346、オカヨシガモ39、ヒドリガモ40、オナガガモ718、ハシビロガモ56、キンクロハジロ5、スズガモ225、ミサゴ25、チュウヒ1、ノスリ1、ハヤブサ1、オオバン3、ハジロコチドリ3、シロチドリ21、ダイゼン54、トウネン451、ハマシギ1,766、アオアシシギ2、オバシギ18、イソシギ4、オオソリハシシギ1、セグロカモメ7、ウミネコ49 他

ここ数日のシギ・チドリ達の動きを見ると、引き初めよりも最大干潮時間前後の方が、良い結果を得られそうです。

明日の干潮時間 9時21分 潮位 70cm

明日の満潮時間15時03分 潮位220cm

【12月18日(火)臨時休館のお知らせ】
現在、稲永公園では電気設備の更新工事が行われています。
この工事に関連して、名古屋市野鳥観察館は【12月17日(月)~19日(第三水曜日)】が終日停電となることから、この3日間は連続して休館させていただきます。
【12月18日(火)】は臨時休館となり、ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

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