観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

シギ・チドリの秋の渡り後半に入りました。

2024-09-28 19:44:47 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時20分 潮位 89cm

今日の満潮時間16時45分 潮位238cm

 

今日は朝から曇りで、終日蒸し暑く薄暗い天気でした。

明け方前の暗い堤防に立つと、すでにダイゼンやハマシギ、トウネンなどの群れが干潟に集まっていました。

群れの中にはコオバシギが3羽おり、そのうち1羽は胸の辺りに赤味が残る個体でした。この個体は先週から確認されています。

今日はコオバシギは計6羽を見つけることができましたが、オバシギは1羽しか確認できていません。

導流堤の干潟からクロツラヘラサギが飛来して来ました。
先週から確認されている個体でしょうか?

しばらく目を離していると、クロツラヘラサギが1羽増えてました。

その後、このクロツラヘラサギ2羽は、、、

しばらく目の前で餌を探した後、再び導流堤の干潟に戻っていき午前中まで確認できました。

アオアシシギは少し数を減らしたようですが干潟を盛んに走り回っているので、姿が目立ちます。

アオアシシギよりも体が小さくスマートな体と、細く真っ直ぐな嘴が特徴のコアオアシシギも2羽を確認できています。

近頃、藤前干潟で1羽だけ確認されているチュウシャクシギも干潟で餌を探す姿を確認できています。

今週飛来したオオソリハシシギは1羽しか見つけられませんでしたが、
その後、永徳スリップ西側の干潟が広がるとオグロシギ4羽とオオソリハシシギ2羽を確認できました。

他にはキリアイが1羽、永徳スリップ西側の干潟でメダイチドリ16羽も確認できています。

 

また、今日の午前中は9月度の「渡り鳥調査隊」も開催され、参加者のみなさんにシギ・チドリや渡ってきたばかりのカモたち、多くのミサゴを観察してもらうことができました。

今の季節のシギ・チドリの仲間もカモの仲間もみんな茶色の似たような色合いで識別しずらいのですが、29種と多くの種類の野鳥を見ていただけました。

 

さらに、午後からは秋の野鳥イベント「野鳥ミニクラフト~鳥のハロウィーンリース~」を実施。

これからの季節にぴったりのかわいいリースをそれぞれ作ってもらうことができました。

今日のイベントに参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

明日も秋の野鳥イベントを開催します。

午後からの「野鳥のおはなし~オーストラリア・ジロング市で出会った鳥たち、出会った人たち~」は当日参加も受け付けます。

ご参加をお待ちしています。

 

今日行われた渡り鳥調査隊でカウントできた主な野鳥(調査隊実施前後スタッフカウント分を含む)
カンムリカイツブリ6、カワウ642、ダイサギ43、コサギ1、アオサギ50、クロツラヘラサギ2、マガモ36、カルガモ105、コガモ96、ヒドリガモ10、オナガガモ132、シマアジ12、ハシビロガモ17、ホシハジロ2、キンクロハジロ21、スズガモ5、ミサゴ20、コチドリ2、シロチドリ3、メダイチドリ16、ダイゼン31、トウネン233、ハマシギ105、キリアイ1、オバシギ1、コオバシギ6、アオアシシギ14、コアオアシシギ2、キアシシギ1、イソシギ8、ソリハシシギ2、オオソリハシシギ2、オグロシギ4、チュウシャクシギ1、ホウロクシギ1、ウミネコ22、セグロカモメ1、オオセグロカモメ1他

 

明日の干潮時間10時07分 潮位 79cm

明日の満潮時間16時45分 潮位238cm 

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