観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

コガモ飛来

2018-09-06 22:53:59 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 9時02分 潮位 64cm
今日の満潮時間16時01分 潮位229cm

 

台風の次は大地震。

今朝起きた北海道の地震も大変に心配です。

一日も早く、日常が戻るようにと願うばかりです。

 

台風21号が過ぎて二晩が経ち、藤前干潟では昨日報告した場所以上に多くのごみが流れ着いている場所が

あちらこちらにあることがわかってきました。

そこはまるでヨシ屑とペットボトルのじゅうたんが敷かれたようになっています。

どこからこんなに多くのごみが流れてくるのか・・・。こんな光景を目にすると、毎回そう思います。

ニュースや新聞でも報道されているのでご存じの方も多いと思いますが、

海のプラスチックごみや、マイクロプラスチックが国際的にも大きな問題となっており、

プラスチック製のストローの提供を廃止したりするなど、プラスチック製品の使用を制限する動きが広がっているようです。

川や海へ流出するプラスチック製品のごみが大きく減ることにつながるでしょうか。

 

一方、藤前干潟では、漂着ごみを拾う活動が頻繁に行われています。

9月と10月には大きな清掃活動が行われます。

ぜひ、多くの方に参加いただき、現状を知って、プラスチックごみ、漂着ごみについて考えてもらう機会になると良いと思います。

【9月、10月の藤前干潟のごみ清掃活動】

★9月23日(日)トヨタソーシャルフェス「藤前干潟をきれいにしよう」(主催:「なごや環境大学」実行委員会、藤前干潟クリーン大作戦実行委員会、中日新聞)→詳細はこちら(トヨタソーシャルフェスのHP)

★10月27日(土)藤前干潟のクリーン大作戦2018秋(主催:藤前干潟クリーン大作戦)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦のHP)

 

 

9月に入り、藤前干潟周辺は急に秋めいてきました。

アブラゼミ、クマゼミの声はすっかり聞こえなくなり、ツクツクボウシや虫の音が響き、アカトンボが飛んでいます。

また、ヨシは青々とした緑ではなく、黄色っぽくなったり赤っぽくなったりしてきました。

また、今季はじめて、コガモを観察することができました(中央の2羽です)。ちなみに昨年は9月5日にコガモを初めて確認しています→2017年9月5日の日記。ほぼ同時期に飛来するんですね。

さらには、稲永公園の林の中では、センダイムシクイも確認できました。

秋の訪れを日々感じる藤前干潟です。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ2,446、ダイサギ28、コサギ3、アオサギ33、マガモ23、カルガモ181、コガモ2、スズガモ2、ミサゴ22、ダイゼン30、トウネン10、オバシギ17、アオアシシギ12、キアシシギ1、イソシギ1、ソリハシシギ10、オオソリハシシギ3、チュウシャクシギ4、ウミネコ60

 

明日の干潮時間10時03分 潮位 46cm
明日の満潮時間16時48分 潮位248cm

コメント
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