観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

オオソリハシシギとダイゼン

2018-09-27 21:03:10 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間13時06分 潮位 63cm

今日の満潮時間19時12分 潮位253cm

今日は朝から雨が降っていましたが、午前中の間から雨は止み、午後には太陽が射しこんできた天気となりました。

週末は台風の予報ですが、明日は一旦青空が見られる天気となりそうです。

 

藤前干潟ではカルガモ、マガモ以外の種類のカモも多く観察されるようになってきました。まだまだ雌雄の柄がはっきりとしない時期ですが、今後徐々にわかりやすく変化していきます。今日は庄内川左岸側の近くでコガモを始めとするカモ達を観察することができました。

同じく庄内川左岸側で見られたアオアシシギ。

またオオソリハシシギとダイゼンも見られました。

オオソリハシシギとダイゼンの嘴は長さなどの形状に違いがありますが、共にゴカイなどを食べている様子をよく見ます。

そのため、今日は小競り合いのような場面も見られました。

今日のシギ・チドリ類の飛来数はカモと比べて少なかったですが、午後からシロチドリやオバシギの群れも見られました。

ちなみに、今日観察できたシギ・チドリはシロチドリ39、ダイゼン4、トウネン1、オバシギ12、アオアシシギ6、イソシギ1、ソリハシシギ2 でした。

野鳥の種類や数の変化から、日々季節の移ろいが感じられる期間なので、観察が楽しみになります。

 

今日の最後は明後日開催されるフォーラムのご案内です。ぜひ足をお運びください。

【9月29日(土)藤前フォーラム2018「小笠原昭夫氏を偲んで」のご案内】

鳥類保護の専門家として名古屋市周辺などの自然環境保全に尽力され、藤前干潟保全においても大きな役割を果たされた小笠原昭夫氏が今年5月に逝去されました。

9月29日(土)に稲永ビジターセンターにて、小笠原氏の業績を偲びつつ、藤前干潟保全の意義を改めて振り返る藤前フォーラムが開催されることとなりました。

★藤前フォーラム2018「小笠原昭夫氏を偲んで」
 開催日:9月29日(土)14:00~16:00
 場 所:稲永ビジターセンター 2階 会議室(名古屋市港区野跡4-11-2)
 定 員:50名
 申込先・問合せ先:NPO法人藤前干潟を守る会(TEL:080-5157-2002)
 主 催・NPO法人藤前干潟を守る会・日本野鳥の会愛知県支部・名古屋鳥類調査会 

 

 

明日の干潮時間13時35分 潮位 75cm

明日の満潮時間19時38分 潮位248cm

コメント
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