観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ダイゼンの群れが抜けたようです。

2013-05-23 17:38:33 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 10時28分 潮位 34cm

今日の満潮時間 17時02分 潮位238cm

晴天が続いていて、またシギチドリが北に旅立っていったようです。昨日まで観察出来て今日見つけられなかった種類は、オバシギ、オグロシギ、ホウロクシギです。

全体に数は少なくなっていて、特に著しく減った種類はダイゼンで、わずか14羽になってしまいました。
ただトウネン、キアシシギはそれぞれ868羽、105羽と大きくは減少していません。
今春のシギ・チドリのピークは5月11日でした。
「今期は数が少ない!」と声が聞かれましたが、特別良くもありませんでしたが、ほぼ例年通りで、昨年に比べて大きく減少はありませんでした。昨年5月のようす→http://nagoyasi-yatyoukansatukan.no-blog.jp/kansatukannikki/2012/05/
観察時間のタイミングで見ることが出来る数が大きく変わりますし、カメラの焦点距離の射程距離だけじゃ無くて、望遠鏡で覗くと大きく数が変わります。

Photo
早朝ソリハシシギが2羽キアシシギと一緒に潮が引くのを待っていました。
ソリハシシギは庄内川河口部では数が少なめですが、藤前・日光川地区では多く観察出来ています。ソリハシシギは春に藤前干潟に来るのは遅めですが、秋に戻ってくるのもはリハシシギが一番早く7月後半には藤前干潟で観察出来ます。

Photo_2

今日は早朝潮が引き始めて干潟が現れても左岸に多く集まらず、河口部の導流堤部分の干潟に多くが集まっていました。

Photo_3

今日も干潟ではサルハマシギや、昨日観察出来た黄色と白色のフラッグが付けられ、ロシアのサハリンで放鳥されたトウネンが観察出来ました。

今日観察できた主なシギチドリ類 シロチドリ4、メダイチドリ2、ダイゼン14、キョウジョシギ1、トウネン868、ハマシギ82、サルハマシギ1、アオアシシギ3、キアシシギ105、ソリハシシギ15、オオソリハシシギ1、チュウシャクシギ4

明日の干潮時間 11時13分 潮位 16cm

明日の干潮時間 17時50分 潮位251cm

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一度に4羽!今春最後のプレゼント

2013-05-22 12:23:28 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間  9時43分 潮位 55cm

今日の満潮時間 16時12分 潮位220cm

 今日ぐらいから潮が良くなって、午前中の干潮時間に観察ができるようになりました。

シギ・チドリは少なくなりましたがトウネンはまだ600羽以上観察できて、その中にフラッグ付きのトウネンが2羽観察できました。

522

↑右足、黄色・白色フラッグ付きロシアサハリンで放鳥された個体

Photo

↑右足、青色・オレンジフラッグ付き熊本県荒尾海岸で放鳥された個体の2羽です。

トウネンはこられから小さな体で、5,000km以上離れたシベリア北東部やアラスカ北東部のツンドラ地帯に繁殖に向かいます。

繁殖が終わって藤前干潟にこんど立ち寄っていくのは8月中旬頃になります。

522no2

フラッグ付きのトウネンを探していたら、他のシギと一緒に赤い夏羽のサルハマシギがいました。先週、土曜日に観察して以来まだ庄内川河口にいます。

1羽だけと思っていましたが、引き始めた先端部の干潟にもう3羽のサルハマシギです。

522_4

1羽だけですと毎年観察できますが、一度に4羽のサルハマシギは中々観察する機会がありません。もうすぐ終わってしまうシギ・チドリの渡り、最後に大きなプレゼントが届きました。
注)いつもの通り、かなり遠いです!望遠鏡か双眼鏡が無いと探すのは困難です。

明日も干潮時間が午前中です。少しは早めにお出かけください。

明日の干潮時間 10時28分 潮位 34cm

明日の満潮時間 17時02分 潮位238cm

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春のシギチドリが観察できる最後の1週間です。

2013-05-21 16:15:38 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間  8時56分 潮位 78cm

今日の満潮時間 15時16分 潮位201cm

干潮時間の潮位が低くなって、だいぶ観察しやすい日になってきました。

Photo
今日一番多くカウント出来たのはトウネン754羽、先週トウネンと同じ数が観察できたハマシギは151羽になってしまいました。

シギ・チドリの数は少なくなってしまいましたが、種類は15種類観察出来まだ一通りの種類が観察出来ます。

Photo_2

明日から週末にかけてが春のシギ・チドリの観察の最後の週末になります。
週末を過ぎるとまた潮が悪くなり、次の潮が良くなるなが2週間後の6月になってしまいます。さすがに6月に残っているシギチドリは数羽になってしまいます。

6月になってシギ・チドリがいなくなると、藤前干潟は夏鳥のササゴイやコアジサシ、そして留鳥のカルガモ、サギ類になってきます。

Photo_3

残り少なくなったシギチドリ達、今度戻ってくるのは8月になります。
ぜひ夏羽のシギチドリ達に会いに来てください。

今日観察できた主な野鳥 カワウ166、ダイサギ3、コサギ4、アオサギ12、マガモ5、カルガモ13、ヒドリガモ3、キンクロハジロ1、スズガモ13、ミサゴ2、シロチドリ1、メダイチドリ5、ダイゼン51、キョウジョシギ7、トウネン754、ハマシギ151、サルハマシギ1、オバシギ5、アオアシシギ5、キアシシギ18、ソリハシシギ2、オグロシギ1、オオソリハシシギ2、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ14+、コアジサシ57、他 ホトトギス1、サンコウチョウ1

明日の干潮時間  9時43分 潮位 55cm

明日の満潮時間 16時12分 潮位220cm

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数は少なくなりましたがまだシギチドリ達はいます。

2013-05-20 14:01:07 | 休館日

藤前干潟

今日の干潮時間  8時02分 潮位100cm

今日の満潮時間 14時09分 潮位182cm

今日は野鳥観察館の休館日です。

ハマシギやオオソリハシシギ、チュウシャクシギといったシギは一気に少なくなりましたが、大きな群れを期待しなければ、なんとか種類だけは見ることができます。

Photo_3

↑左からトウネン、ハマシギ、キアシシギ、キョウジョシギオオソリハシシギ

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↑左手前からキョウジョシギ、チュウシャクシギ、キアシシギ、トウネン

Photo_5
まだトウネンとキアシシギは数が多く干潟を賑わせています。じっとしていれば岸近くまで近寄ってくれます。

Photo_6
今日はキョウジョシギとメダイチドリが多く目につきました。

Photo_7
稲永公園内ではサンコウチョウやホトトギスといった夏鳥の姿を見ました。昨日からの雨で藤前干潟や稲永公園に移動途中の鳥達が立ち寄ったのかもしれません。

あと2日程すれば観察に適した日になります。それまでシギ・チドリ達が残っていてくれたらいいですね。

明日の干潮時間  8時56分 潮位 78cm

明日の満潮時間 15時16分 潮位201cm 

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シギチドリ春の渡り

2013-05-18 17:05:36 | 春の藤前干潟

Tyuusyaku
PM6:30、いま抜けました。
↓原寸大トリミング

Photo_4
チュウシャクシギ55羽、大きく旋回し高度を上げて北東に向かいました。
「また秋にね。気をつけて」

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