観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

春の嵐、そしてスマスコアダプター総括

2024-03-20 16:59:55 | 観察機材

藤前干潟

今日の干潮時間10時17分 潮位133cm

今日の満潮時間15時20分 潮位173cm

 

今日は明け方から低い雲が立ち込めて薄暗く時折雨が降る天気で、午後からは北西の強風が吹き荒れ、みるみるうちに藤原岳が雪で白くなりました。

本当なら今日は中潮で観察に適した潮なので、観察館の開館時間前にゆっくり鳥を見ようと思っていましたが、黒い雲が立ち込め薄暗く今にも雨が降りそうな天気です。

干出し始めた干潟にはアオアシシギの鳴き声が聞こえ、コアオアシシギと共に水際で餌を探し回る姿が目立ちました。左岸にも300羽程のハマシギの群れが飛来し、暗くて見辛いものの干潟はとても賑やかです。

他のシギから離れたところに、くちばしの長いシギを見つけました。オオハシシギです。

オオハシシギはアオアシシギやコアオアシシギ、アカアシシギと共に、毎冬少数が藤前干潟で冬を越しています。

干潟が大きく広がると、導流堤の干潟には1,000羽を超えたハマシギやダイゼンの群れが次々と飛来してきました。

 

続いてスマスコアダプターについてです。

他のスマスコアダプターと同じころに発注したのに、3週間ほど経って送られてきました。

今日のスマスコアダプターは双眼鏡用です。正確にはフィールドスコープにも使えるかな?と思ってポチりましたがスコープには使えないと気づいてキャンセルしようとしたら発送済でした。

今回のスマホの固定はカイトオプティックと同じスマートフォンの裏面に金属プレートを貼り付け、アダプターのマグネットにより磁力で装着したり外したりが簡単な最近の海外製品では流行りの方法です。


カイトオプティックとは違い、装着面が広いため多少の光軸ズレが毎回発生します。

自分の44mmジェネシス(双眼鏡)は見口が大きくアダプターが装着できなかったので、コーワさんにお借りしている33mmジェネシスに装着(この製品はアイピース・ゴム見口径43mmまでしか対応できません)

 

 

観察館内から岸沿いを泳ぐスズガモを撮影。
双眼鏡を手持ちで使って撮影するのはお手軽ですが、スコープを三脚を使用するスマスコとは違い手振れが多めな点に注意が必要です。

今回その1その2と4機種のアダプターを使用しましたが、
小さく・軽く・嵩張らず・装着慣れれば1秒・スマホの装着取り外しを繰り返しても後軸のズレが少ない、カイトオプティックのスマスコアダプターが一番良いかなと思いました。(カイトも使用前にアダプターを装着し光軸調整は必要)
ただカイトの価格は一番高いですが、スワロのスマスコアダプターに比べれば1/2以下の価格です。

また多人数で使うならセレストロンXYZかムーブショットムーブtridaptorをお勧めします。

 

最後に、昨日、電話でお問い合わせのあった「レンズキャリアを装着しているときは足元が見えるのか?」への回答です。普段気にせず使用していましたが改めて確認しました。

真っ直ぐ立っているときは確かに靴の先は見えていませんが、注意して歩いているときは足元及び靴の先は見えています。

階段を上り下りする場合でも足先及び足元の階段は確認できました。

使用しているときは気にならなかったので、歩行中は足元は見えているのでよほどの岩場や梯子以外は問題ないと思います。ただ高額なカメラ・レンズを運んでいることには違いないのでお気をつけて使用してください。

またレンズキャリアはリュックのストラップに装着しやすいよう、キャリアストラップが簡単に取り外せるようになっています。カメラ・レンズ等の重量が掛かっているときは問題ないと思いますが、装着したまま座るなど無負荷状態の場合ストラップのフックが外れる場合があります。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ19、ハジロカイツブリ4、カワウ6、ダイサギ1、コサギ3、アオサギ6、ツクシガモ2、マガモ23、カルガモ66、コガモ49、ヒドリガモ9、オナガガモ182、ホシハジロ3、キンクロハジロ211、スズガモ1,151、ミサゴ4、チュウヒ1、トビ1、ハジロコチドリ2、シロチドリ6、ダイゼン48、ハマシギ1,131、コアオアシシギ2、アオアシシギ9、イソシギ4、オオハシシギ1、ユリカモメ228、セグロカモメ4、オオセグロカモメ1、カモメ98、ズグロカモメ18

 

明日の干潮時間10時40分 潮位133cm

明日の満潮時間16時09分 潮位191cm

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