観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ハジロコチドリを今日も観察できました。

2019-01-06 14:08:10 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 6時38分 潮位214cm

今日の干潮時間12時11分 潮位 85cm

今日は尾張野鳥の会と名古屋鳥類調査会が毎月行っている藤前干潟鳥類調査が行われました。
この調査では庄内川・新川の明徳橋および日の出橋から下流から、名古屋市港区と飛島村を含む日光川・新川・庄内川河口部の堤防内の野鳥を30年以上継続して毎月一回カウントしています。

満潮時間が終わって導流堤の干潟に飛来したシロチドリの群れが、しばらくして左岸の干潟にもやって来ました。

今日もシロチドリの群れと一緒にハジロコチドリも入ってきました。

一度ハヤブサの襲来で飛んで行ったシロチドリの群れでしたが、再び左岸に戻ってきました。

干潟に飛来した最初は、警戒して群れが固まっています。手前4羽がハジロコチドリ、奥4羽はシロチドリ、一番右側はズグロカモメです。

一緒にダイゼンも飛来しました。

しばらくすると、固まっていた群れが散り始めます。

それぞれ、好物のゴカイをさがして、上手に干潟の泥の中から引っ張り出します。

途中、何度も猛禽類やカラスに驚いて、群れで逃げ惑う姿を見ましたが再び左岸に戻ってきました。

やはり、砂の堆積で導流堤の干潟には餌となるゴカイの仲間は少ないようです。

ハジロコチドリは近年越冬個体が増え、普通に観察できる機会が増えています。

今日のカウントではハマシギは467羽と少なく、カモ類も辛うじてオナガガモが1,000羽を越えましたが、それ以外のカモの仲間では1,000羽を超える種類はありませんでした。

ただ葦原の水路でトモエガモ1羽を、葦原上空ではオスのハイイロチュウヒを今季初めて観察できました。

今日、「尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会」実施、藤前干潟周辺鳥類調査でカウントきれた主な野鳥 ハジロカイツブリ7(4)、カンムリカイツブリ111(62)、カワウ1,338(307)、ゴイサギ1、ダイサギ10(12)、コサギ7(32)、アオサギ54(40)、マガモ200(16)、カルガモ345(26)、コガモ419(15)、トモエガモ1、ヒドリガモ133(11)、オナガガモ1,132(1,122)、ホシハジロ56、キンクロハジロ231(23)、スズガモ204(18)、ホオジロガモ4(3)、ミサゴ26(11)、ハイタカ1、ハイイロチュウヒ♂1、チュウヒ1♀(2)、ハヤブサ1(2)、オオバン61、シロチドリ52(45)、ハジロコチドリ5(4)、ダイゼン62(59)、トウネン2、ハマシギ467(16)、コアオアシシギ1、アオアシシギ8、イソシギ9(1)、ダイシャクシギ3(3)、タシギ8、ユリカモメ22(33)、セグロカモメ13(9)、オオセグロカモメ6(3)、ズグロカモメ42(15)、カモメ22(17)ウミネコ0(8) 他  合計59種 5,381羽

※()内の数字は昨日(1月5日)に野鳥観察館から観察できた野鳥のカウント数です。

 

 明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の満潮時間 7時10分 潮位215cm

月曜日の干潮時間12時43分 潮位 81cm

火曜日の満潮時間 7時41分 潮位213cm

火曜日の干潮時間13時15分 潮位 79cm

 

コメント
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