漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

フェルデン グループ稽古第三月
個人稽古 第四金
営業時間:10時~16時

痛みは気のせい? 肉じゃが

2013-10-23 17:49:36 | 秋の野菜料理
正直、痛みに弱いです。

ある意味、イメージ力が高いとも言えると思います。エヘン!

熱いと思っている水が肌についた瞬間
熱さを感じるまえに

「あちあちあちあちーー!」と大げさに騒いでしまいます。

あれ?なんだ、熱くないじゃん!みたいなことを、よくやっています。笑

イメージの世界では、相手に目をつぶらせて
火箸だよ、あっちあちの火箸だよと言って、単なる割り箸を、目をつぶっている人の手に
くっつけると、水ぶくれが出来るといわれています。

「痛み」って脳が作っているのですって。

だから、私もヒプノの学校で、痛みを感じなくする状態まで脳波を調節したことがありますが、
つねられても、感覚はあるものの、全く痛みを感じないのです。

さらに深く入ると、笑いながら腹部を切開する手術ができると言われています。

痛みの意味は?

本来は体を守るためにもあってくれるのだと思います。

硬い蓋をあけるとき、感覚がある人なら手が痛くなった時に「無理、開かない」という

でも、感覚がない人だと、開けてしまうのです。
肉が壊れ、骨が出ちゃうまでやってしまうのです。

痛みは体を守るためにある。

それは一つ。

漢方的には、栄養されない部分、または
滞りがある場所に痛みが発生するといわれています。

これも一つ。

原因や意味はともかく、痛みを起こしているのは脳。

痛みへのアプローチの選択肢はたくさんあると思いますが、
その一つとして、痛みはコントロールできるっていうことだなぁと思ったのです。

そんなわけで、先日お湯が沸いたので、鍋つかみで、
ヤカンの取っ手を握ったら、鍋つかみが一部濡れていて、
右手の中指の腹が熱かったのです。

もう、その途端に、「ヤケドした!」って
思っちゃったのです。
でも、ちょっと急がしてく、冷やせなかった。
「あぁ、水ぶくれになるかも!」って思っちゃったのです。

でも、忙しくてそのまま忘れていて、環で作業しようとした時、
右手が痛いことに気付きました。
「やっぱり」小さな水ぶくれになっていました。

「やっぱり」って思うのは、そうイメージしていたからなので、いわば自分で
水ぶくれを作ったようなものです。

それで、すぐに紫雲膏を塗りました。
これを「ぬったら大丈夫」その確信があって、

すると、縫った途端に、すぐに痛みが消え、
気付いたときには、水ぶくれも消えていました!

わぉ。

紫雲膏がヤケドによく効く軟膏ですから、プラシーボではないのですが

イメージや治る思い込みというのは、非常に大事かもしれないな~と思いました。

環で使う言葉も大事にしていきたいと思います。


さてさて、夕飯です
昨日は私の帰りが遅くなってしまい、妖精が逆に早く帰ってきたので、
外食してしまいました。

これは先週の金曜日の夕飯かな?


肉じゃが
春菊のサラダ
みそ汁
かまどごはん
納豆

春菊が出始めで、若々しくて美味しいですね。
目をよく見えるようにしたり、痰をとる働きがあります♪

忍者になりたかった日 ニラ麻婆豆腐

2013-10-22 12:38:32 | 秋の豆腐料理
忍者になりたいって思ったことはあるでしょうか?

私は昨日の環からの帰りの電車の中で、忍者になって隠れ身の術を使えるものなら
使いたいな~っと思いました。

基本的にイヤホンで音楽を聴くということをしません。

それでも、先日漢方の勉強会に出られなかったので
めめちゃんが録音してくれたものを聞こうと思っていました。

実際勉強会に参加すると、耳で聞きますが、
目で先生を見たり、黒板をみたりしますし、
手が動いてノートをとり、会場の匂いをかぎ、五感を使います。
すると、記憶や頭への入り方も少しいいです。

しかし、録音だけ、耳だけに頼ると、同じ講義でも
一回聴くだけだと、なかなか頭に入らないので、
何度か聴こうと思い、時間を効率よく使おう、そうだっ通勤時間に聴こう!という名案に至りました。

妖精のイヤホンをこっそり失敬して。
彼はとっても綺麗好きなので、他人のイヤホンとか歯ブラシとかを共有することを、すごく嫌がります。
私は、誰の歯ブラシでも使えますのに。 (←こっちが問題?)

そんなわけで、なれない機械に、なれないイヤホンを挿して、
電車で聴いてみたら、先生の声がはっきり聞こえなかったのですよ。

あれ?おかしい?音が小さいのか~と思って、大きくしました。
でも、あまり変わらないんですよね。音を最大にしてみても、あまり聞こえない。

あ!!私、バカだ!マイクの穴に、イヤホンのコードを挿してるじゃないか!
あれ?でも、マイクに挿しても、聞こえることには聞こえるんだな~。

マイクの穴から抜いて、イヤホンの穴に差し込む。
しかし、この装着を繰り返している間に、音が同じように聞こえていることに
私は気づいていなかった。

イヤホンの穴に差し込んでも、相変わらず変わらない。

おかしい!

ここで、やっと気づいたのです。
音が、全開で外に流れていることに!!!
イヤホンが、ただの耳栓になっていることに!!

よく、音楽が音漏れしていると、誰かがチラチラみたりしますでしょ?

私のことは、だ~~~れもチラチラ見ませんよ。
コイツはマジでヤバイ!って思われていたのだと思います。

だって、電車の中で、漢方の講義を大音量で流して、
イヤホンしながら聴いているんですから・・・。

やってもた・・・・・。

イヤホンのコードの挿し方が甘かったのです、ぐいっと押し込むと
大音量が耳に流れてきました・・・・・。

そのまま目を閉じました。

「よくある。よくある」と呪文を唱えながら。

コードはしっかり挿しましょう。

「私も同じようなこと、やったよ!」そんな優しいコメント、お待ちしております。笑


えっと、本題、本題!

昨日は「伊賀焼きのほうろく」を購入してくださったお客様が
もう一つ買いにきてくださいました。

なんと、ご自身の職場のお客様から注文をとってきてくださったのです!
いかに、ほうろくが素晴らしいかという話をしていたら、
「私にも買ってきて」と頼まれたとのこと。

すごく嬉しかったです♪
ありがとうございます。


それから、昨日はこんな質問を太極拳の生徒さんからいただきました
「いつも薄着ですか?」

太極拳では、真冬でも私は半そでです。
太極拳って温泉に入ったように、体の内側からポカポカしてくるのです。
それで、あんまり暑くなりすぎると、頭がぼ~っとして、間違えちゃったりするので(笑)
私は、太極拳ではなるべく薄着でいるようにしています。

しかし、普段は、超厚着です。

なぜなら、「気」というのは体を元気にしたり、温めたり、動かしたり、持ち上げてくれたり
してくれるのですが
寒い環境だと、温めることに浪費され、気を消耗させてしまうのです。
すると、無駄に疲れやすくなってしまうというわけです。

子供は暑がりなので、別ですよ。

でも、大人の女性は、寒さを感じないくらい厚着しておくと、
気をキープできます。気がたくさんあると、風邪など菌やウイルスにも感染しにくくなります。

美容と気も関係していて、お顔のほうれい線は、気が不足している方にできます。
気がしっかりあると、お顔も持ち上がります。気が少ないと、たるんだり、下がります。

温めるのも、ポイントがあります。

手首、足首
お腹

ここをおさえると、体が温まりやすいです。

今年はとっても便利なレッグウォーマーが入荷いたしました。

ショートタイプです、しかも
内側がシルク
外側がウール!

超、やわらか、あったかで、手首と足首両方にお使いいただけます。

手首にすると


足首にすると


この、土踏まずからアキレス腱をカバーするのがポイントです。

私は寝る時にも、ショートタイプのレッグウォーマーを使います。
(寒がりの方、ふくらはぎが攣る方はロングタイプがおすすめです)

寒がりのお友達や、妊婦さんへのプレゼントにもおすすめです♪

1260円です


あったか靴下も入りました。
シルクとアンゴラの、フローリングに立っても冷たさを感じない!
超あったか5本指靴下でございます。
こちらも近日中に写真をアップさせていただきます♪


夕飯です。


ニラ麻婆豆腐どんぶり
かぼちゃのみそ汁
ひじきと大豆の煮物
自家製らっきょ

最近、また歯が痛くなったので、久しぶりにカイホーカルシウムを飲んだら
痛みがおさまって・・・。カルシウムが不足してたかぁと、
ひじきを炊きました。
ひじきは定期的に食べたいと思います。



ポールラッシュ祭  釜玉うどん

2013-10-21 14:48:37 | 秋の野菜料理
ザーザーと、町を洗い流すかのような週末の雨でしたが
皆様いかがおすごしでしたでしょうか?

川越祭りに行く予定が、キャンセルになったっというお話を
今日は太極拳の生徒さんたちからうかがいました。


私達は
日曜日に、八ヶ岳のポールラッシュ祭に行って来ました。

雨でしたが、到着と同時に止む!という奇跡。

しかし、またすぐふりだしたのですけどね。笑

紅葉が真っ赤でとっても綺麗でした。


会場に行き、駐車場に入ろうとしたら
交通整理をされている方が、聞かれるのです
「四駆ですか?」

って。
思わず、私は

えっ!!??と、スットンキョウな声をあげてしまったのですが。

そうなんですよ、四駆じゃない日には、
泥にはまって、出てこられなくても知らないぜ、ベイビィ、覚悟しろよ!

っていう、優しい問いかけだったわけです。

なにせ、去年は3台のお車がレッカーのお世話になったという
手ごわい駐車場!

妖精は、満面の笑顔と光る目でもって、力強い声で

「はい!四駆ですっ!!」キリッ

と、答えていて、嬉しそうに突入! 笑

常に、
「おぅ、おぅ、おぅ、おぅ」といいながら、揺れながら、ゆっくり進みます。
もう気分はアマゾン!

だんだん、ワクワクしてくるから不思議。

無事に駐車し、いざ!

素敵なところでした。
ポールラッシュ博士というアメリカ人が布教活動とともに
農業などを教えてくださり、戦後の発展に人力を尽くされたようなのです。
今では、国際交流の面もあるようです。



広いのです。


ワンちゃんも入り口にたたずむ入り口飾り


晴れていれば、いろいろな催しが外でされる予定だったようです。
ポニーのダービーとか、
ホルスタインショウとか(?)


妖精の会社の方が、タンザニアのお店をお手伝いされていて
そちらに伺いました。


あまりに美しいポップアートに、あれこもこれもと買ってしまいました。


布も美しかったです。



しかも、素敵な品々をお土産にいただき、
ありがとうございます。涙

いただいたお土産の中に、岡崎御座衛門というゆるキャラがいらっしゃるとのことで
そのドラ焼きをいただいたのですが、

びっくりする美味しさで、
本当に、ものすごく美味しいので、驚きまくりました。
どら焼きの中で一番好きです。
中身が、あんこじゃなくて、「豆」なのです。
豆好きにはたまらない逸品でした。

ぐるりと、一周まわりました。
雨のせいか、人が少なくて見やすい感じです。

おいしそうなお店


石釜によるピザのお店まで


ゴミもゴミ箱はなく、こちらの一箇所に集めて
土に戻すような器を使用されていて、環境への配慮もいろいろ考えられていました




しかし、雨と泥のせいで、すべるようなのです。

女性が尻餅ついていたりするのです。
近くのお店の方が、タオルを貸してあげたりしていました。

ここぞ、太極拳歩きの出番!
妖精に、左右への重心移動を意識的に!と呼びかける。

5歳くらいの子供が、長靴の両足が甲くらいまで泥に埋まって
「動けない==」と言っていました。

お母さんは、「また、ふざけて」という感じで笑っていましたが、近くを通りかけた
スタッフのお兄さんが、子供の長靴をぐいっと引っ張ってくれたのですよ。

たぶん、子供が本当にはまったと思ったのでしょうね。
ぐいっと、本当に、ぐいっと引っ張っちゃって、

引っ張られた子供の足は、極真カラテばりに、天に上げられて、
片足は下に埋まってますからね、
当然、頭が後ろに行くわけで、思いっきり泥に倒れこんでしまいました。

スタッフのお兄さんに
「あれ~、こけちゃったね」と。笑

ここも太極拳ですよ。
三段の、分脚の出番ですよ。笑
脚を上げても、軸脚を沈めて、体の軸をまっすぐに!

あの子が太極拳を習っていれば、違ったんだろうな~。なんて、無茶なことをつぶやいてみる。

泥や雪道こそ、太極拳の本領発揮場でございます。

みなさん、優しいのですよ。
寒い雨にも関わらず
みなさんの温かさに、心がぽかぽかするお祭りでした♪

来年も、また伺いたいです♪




この日の夕飯は、軽く
またまた、釜玉うどんにしました、大根おろし、納豆、すだち、などをのせて
春菊とジャガイモの掻き揚げ


うどんは


この半生めんが、非常においしい!
石丸製麺所という香川の会社のもので、

半生の麪は、たくさん販売されていますが、石丸さんのは味が全く違うのです。
個人的にとっても好きです。

大根おろしは、消化を手伝います
卵も半生状態なので消化によい、
お祭りでちょっと食べ過ぎてしまったので、軽めに。


遅ればせながら倍返し!  豚バラ丼

2013-10-18 15:23:26 | 秋の肉料理
「苦いですど~」って、珍しいお茶をいただきました。

菊花、玫瑰花、三七の花、枸杞子



効能は 理気、清熱、舒鬱、養肝、
活用としては、頭昏脳張、耳鳴り、眼花、歯茎の出血、
胸悶肋痛、高血圧、高脂血症、不眠

禁忌は
妊婦、脾胃虚寒者
脂っこいものや、辛いものとの食品と同時はNG

三七の花とは 



田七人参の花のことで、
環でもおなじみ、あのパンフレットに書かれておりました!

こちら



色は違えども、やっぱりこんなお花なんですね~~。
ちょっと感動してしまいました。実物を見られて。

そして、お茶は、
美味しい風味なんですが、後味が苦い!
田七人参ってとっても苦いのですが、お花も
苦いのですね~~。しかし、飲んでしまいます。ちょっとクセになる苦さ。
お湯を足しながら飲めるお茶です。

美味しかったです。
ありがとうございます。


さて、水曜日と木曜日の夜にまとめて「半沢直樹」を見ました。
あっちこっちで
「倍返しだ!」って書かれていたり、耳にして、なんだか気になって
一気にみました。

お話の展開や台詞の言い回しは面白いけれど、役者さんの力が大のように感じます。
お話自体は、「親の敵討ち」とか、怒りや恨みからの行動がメインで
ちょっと昔の時代劇っぽいなぁと思いました。

それにしたって、半沢さんの心の傷が深すぎる。
彼には癒やしが必要です、中1の子が理解したそのままが映像として流れますが
あれが「真実」とは限らないわけで、ここを癒やさない限りは
どんなにトップになろうとも、心が晴れることはないのではないだろうか?
なんて、思ってしまいました。

ドラマ自体を久しぶりに見たせいか、
いろいろ細かいことが気になっている自分にも気づきました。
どこが気になるかというと、悪役のいいところを探しているんですよね、いつのまにか(笑)
浅野支店長が、株に失敗して、家族のためだけに5000万が必要ってことあるんだろうか?
東田に対して、弱みを握られていたとか、何かもっとあったんじゃないだろうか
とか、
大和田常務ぐらいの人が、3000万のためにあんな根回しするだろうか?
奥さんの借金に気づかなかったというけれど、
奥さんの経営に口を挟まなかった、はさめなかった理由はなんなんだろうか?
とか

それから、お金に関する洗脳的なメッセージもけっこう盛りだくさんなような気がしました。
お金は命を奪う、金持ちは悪いとか。
女性像の描き方も こりゃないよな~~っという感じで・・。
結婚記念日を仕事より優先させろっ!マイホームを買え!
同期と比べるとか。旦那さんの会社での立場で、自分の立ち居地が決まるとか。
あんな妻、いまどき少数派でしょうに。古い!
でも、これを小学生が見ると、素直~に頭に入ってしまうのでしょうね。

あるサイトによると、
作者がUFJ銀行出身者とのことですが、
東京中央銀行は、東京三菱UFJ銀行のことではないか?とか、

小泉内閣のときに、たくさんの銀行の吸収合併が行われ
それに対して
UFJ銀行は徹底抗戦のかまえだったのとか。

その時にも金融庁調査があり、疎開資料を隠したルームナンバーが、内部告発され
金融庁に見つかったなんて、もうドラマと同じですね~~。驚き。

伊勢島ホテルは、西武のプリンスホテルのことだとか?

IT企業のナルセンは、ニウスコーのことだとか?

一般市民は、へ~!へ~!なんて読んでいるわけです。

小沢一郎議員の問題で、罪をかぶった石川議員の妻のお父さんが
書かれているメルマガだそうです
http://yamikabu.blog136.fc2.com/blog-entry-880.html


とにかく、やられたらやり返すなんて、「愛」じゃないよな~と
めめちゃんと話していました。

何かのときに
環先生にめめちゃんが
「中山先生の本もう一回読んでみたら?」と言ったそうなのです。

環先生
「どんな本やったっけ?」

めめちゃん
「ほら、交通事故で犠牲になったご両親が、加害者にお詫びをするっていうやつだよ」

環先生
「そりゃ、無理やわ。殺されたら、殺すっ!100倍返しや!」

 ・・・・・・・

どうぞ、皆様お気をつけくださいませ。

こういうメンバーで環は営まれております。笑



昨日の夕飯です。



昨日は、妖精が遅いかったので、軽めになりました。
本当はこれに、大根おろしや春菊のサラダがあったのですが、
カットということで。

本当は夜は大根おろしも入れた方が良かったですけどね。
でも、豚肉の生姜焼きに塩麹はしっかりいれて、消化を促進です。




これからはテレパシーの時代? 厚揚げと春菊のあんかけ仕立て

2013-10-17 17:20:03 | 秋の豆腐料理
昨日のお休みにパステルを描きました。
無心のひと時で、とっても癒やされます♪

光5

光6


もみじ1


もみじ2


もみじ3


実は、もみじは手のひらを書きました。
千手観音もみじなんです。たくさんの手を差し伸べてくれるモミジ!

え?

怖いですと?

全然怖くナイデス・・・。

話は全然変わりまして。

かっこちゃんのメルマガに、びっくりする情報がよく載っています。
これは先日とどいたもので、言葉を主にというか、唯一の通信手段として使っている私には
衝撃的な内容でしたので、拝借させていただきたいと思います。

「きんこんの会」というのがあって、
國學院大學の柴田先生が、声がでなかったり、一見意思がないといわれているような
植物人間とされている方々の内なる声を通訳される会のようです。

その きんこんの会で北海道からきた方が発せられたメッセーにドキドキしました。

以下 メルマガより

おだじまゆうこさん:
私は北海道から来た、おだじまゆうこです。
北海道から来るなんてやっぱりちょっと 変ですよね。
私の母は少し変なので、(笑)北海道から私を連れてきちゃいました
が、
私はさっき、この先生に言ったのですが、誰か女の人で通訳できる人はいないので
すか。(笑)
女の人の声でやっていただきたくてしょうがない。(爆笑)
それはしかたないのでこのまま続けますが、私はじつはもう24さ・い・・・27歳なので、
これは先生が間違いました。
27歳なのですが、私の体はこんなふうな体でずっときたので、
なにもわかっていないとか言われ続けてきたので、もうこのまま、
この人生を生きていってやろうではないかという感覚になっていたので、
わざわざ言葉を聞きにこられても迷惑だという(笑)
ぐらいの気持ちになっていたので、

さっきこの先生には、横から割り込んできた人だと言いました。

私は、この人生をこの体の、みんなから理解されない状態のこの私で
全うするつもり でいたので、世の中を別に恨んでいるわけでもなく、
自分のこの与えられた定めというものに対して、
きっちり自分は見据えていくという覚悟でしたので、
その覚悟を横から揺るがすような人が現れたのは、
少し迷惑でしたが、これをさっきなんと表現したかというと、
大変申し訳ないのですが、今日は交通事故の後遺症の方もいると思う
ので、そこは許していただきたいのですが、
さっきこの先生になんと言ったかというと、

私は交通事故に遭ったようなものなので、
交通事故にあったような私のこの運命を引き受けていくしかないわねといって、
私はこれで、これまでの私の何もわからない人間として生きていくという
気構えもくずされてしまったので、ここからは仕方ないけど、
私もわかっているわということで(笑)話をさせていただきたいと思いま
す。

(二つ目のメルマガにつづく)

仕方がないけど私もわかっているわというぐらいの感覚を持っている人間が
いるということも伝えたいなと思ったので、
とても気持ちがいいです。

私は母にはとても愛されてきたので、
何も不自由することもなく生きてきましたが、
母には大変申し訳ないのは、
母の人生いったいどうなっちゃうのかということでした。

母は私が人生だからいいと言うけれど、
どう考えても自分の人生があるはずなのに、
母は私が人生だと言うけれど、私は別に、
私は母の人生ではないというか、
母が私の人生ということはないので、
お互いさまと言えないのはこれだけです。

あとはだいたいお互いさまなのですが、
母は私を人生の生きがいにするように、
私は母を人生の生きがいにすることだけはできないので、
そこは申し訳ないなと思っていますが、私はこうして母にずっと
抱かれて、ここまできましたが、何不自由することなくというのは、
母との関係だけで、あとは何ひとつ自由なことはなくこうやって生きてきましたが、
私はこの人生を振り返ってみて、やはり人間というのはすごいなといつも思っています。

私がなんでこんなに開き直れたかというと、
やはりこの体にも生きている意味があるということを、
つくづく感じさせられることがあるからです。
どういうときにそういうことを感じるかというと、
私が何かつらいときがあると、誰か必ず私のそばに来てくれて、
必ず声をかけてくれます。
私のことが何もわかっていないと思っている人でも、
私が悲しそうな顔をしていると、大丈夫と声をかけてくれます。
人間というのは、相手が、言葉がわからないということがわかっていても、
必ず何か言いたくなる存在なのだなと思って、
人の心の機微みたいなものは、声をかけられている私が一番 わかるので、
人の心の機微もわかることにおいては、
私はここの仲間たちは別ですが、世の中で私の右に出る人はいないと思っていますが、
さっきダウン症の方が私たちの表情もわかっているということは何度も実感したことがあります。

私の顔を見て、顔をじっと覗き込んで、話しかけてくれる人の中に、
じつはけっこうダウン症の人が多かったことをさっきの話を聞きながら思い出していました。
私が眠っているかのように思えていても、
ダウン症の人たちは、私が眠っているとは全く思わずに、
私が起きていることをわかって、話しかけてくれたのですが、
なんでこの 人はわかるのかと、いつも不思議に思っていましたが、
そういう能力が私も見抜けていましたので、
やはり私には人を見る目が養われてきたのだなと思います。
だから私はこの体で生きてきて、何が良かったかというと、
みなさんよりも、仲間たちは別ですが、みなさんよりもたくさんの人間を見て
生きてきたということになります。

だから、人を見て生きてきたことを、
人の人生の幸せをしたことだとするならば、もしと
いうことですが、もし人の顔をたくさん見れた人が幸せだということにしたならば、
私ほど幸せな人はいないことになります。

だから私は別に誰も私のことをわかっていると思わなくても、
私だけが私をわかっているなら、
私はこれでいいというふうに思っています。

さすがにこのへんになってくると、私も最初のジョークは別にして、
少し真面目になりすぎたかと、はっと我に返ってしまいました。(笑)
私は基本的には、ふざけている感覚が好きなので、
そろそろ元に戻ろうと思いますが、

私はそういう感覚で生きてきたので、
この体で生きてきたことを何ひとつ恥じてもいないし、
不自由だとも感じていません。
だから改めて、今度は真面目というか、本当の意味で交通事故のようなことで、
こういう体になられた方は、ぜひ私のことを覚えておいてください。
あの会に確か北海道から、
私は分かられない方がよかったというとんでもないことを言っている人がいたということ
だけ伝えられたら、私は今日ここに来た価値があると思います。

遠くからやって来て、それだけかと言われたら、それだけだと言うしかないのです
が、
私がみなさんに伝えたいと思ってきた一番のことは、やはり、
私はべつに分かられなくても幸せだったということです。
なぜ、こんなことを言ったかというと、
母が最近、言葉がわかる人が現れたという言い方を聞いていたときに、
うなじに少しかちんとくることがあって、
その人に会ってみないとわからないと思ったのですが、
その人はもしかしたら、
言葉がわからない人間はばかにしているのではないかと
思ったので、私はそんな言葉のない人間をばかにするような人には、
私が、言葉があるなんて絶対に言いたくないと思っていたので、
そのへんを確かめに今日はやってきたのですが、(笑)
相変わらずこの人はなんなのかよくわからないので(爆笑)
私は・・・話をしてしまったので、たぶんこの人は、
あまりそういう問題に関しては、どっちでもいいと思う(笑)ような人のようでした。

この人は、それほど言葉がわからない人間をばかにしているようでもないので
安心しましたが、やはり私が一番気になっていたのは、
言葉だけがすべてだという話になるのが大嫌いだったので、
言葉は全てではないということを、これは東京に出かけて
行って、私が言わないと大変なことになると思ったので、
母が東京に行くと言ったときは、そんな無理しなくてもと思ったのですが、
どうせ行くと決まったなら、私はそのことをきっちり言って帰らないと、
北海道から来た意味がないと思ったので、
そういうことを考えてきました。
以上で私の話は終わります。あとで誰かひとりでいいで
すから、女の人の声で私の(爆笑)通訳をしてください。先生の奥さんは少しできる
んでしょう。先生の奥さんちょっと来てください。(爆笑 拍手)

(奈苗先生の通訳で)

今度は字を書くのはびっくりです。これなら母にできると思いましたので、
教わって帰りたいと思います。
せっかく遠くから来たので、よろしくお願いします。どうぞ次
の方で。(拍手)

司会(K君):
また先生も言ったけど、すごい人が来たもんだと僕も感動していました。
僕たちはやっぱりそのことを忘れては絶対にいけないので、
そのことを伝えるために北海道から来てくださって
本当にありがとうございました。
僕たちは、ずっと言葉がない子供として扱われてきたので、
言葉がない状態に関する思いも相当なものがありますが、
もちろんしゃべれたほうがいいに決まってるけど、
しゃべれない状態の深みというものも、
きちんと伝えなくてはいけないときに、
今日のあの話はあまりにもすごすぎて、感動してしまいました。
私は交通事故みたいなことで、柴田先生にあったなどと
いう人は初めてなので、とても本当に交通事故と言ったから、
失礼な言い方になっている方には申し訳ないのですが、
そのぐらい人生が変わるという意味では
本当にそういう意味だったのかもしれません。
このまま喋らない人間として生きていくという
覚悟は、僕も持っていたので、
そのことは、ここまできっちりと言う人がいたので、
大感動ですが、それでは次の方に移りたいので、やはり新しい方にお願いします。
<引用ここまで>・・・・・

みなさんにもきんこんの会で、いったい何が起きているのだろうと、ぜひ、お出かけ
いただきたいです。かつこ

以上がメルマガです。

長い引用で、すみません。
でも、どこも端折りたくなかったのです。(行間は私が入れてしまいました。)
この方のメッセージのパンチの切れが、とても気持ちよく入ってきました。

人と人の関係において、
相手が発する言葉が、相手の考え100%とは限りません。
言葉は相手の考えの ほんの一部であること。

「相手の思いを察する」ということが
日常であるように、言葉をヒントにしながらも、相手が本当に考えていることに
寄り添いながら私達は生活しているように感じます。
それを、相手がこう考えているんだろうと、わざわざ言葉にする必要もないのは、
言葉にするということがゴールではないから。

理解しあれば十分だから。

理解しあう手段は、言葉だけとは限らず、表情であったり、話し方、みぶりてぶり
目線、いろいろある中、一種テレパシーのようなものも含まれるのかもしれません。
何ヘルツという周波数で発せられる波動も。

言葉にしばられないというのは、何か自由になった気がします。


それから、おだじまさんの言葉から、はっとしたことは
人はいつの間にか自分と同じことができない人に対して
傲慢になってしまうことがあるような気がするのです。

そして、人が出来ることを自分ができないときに
卑屈になってしまうことがあるように思うのです。

でも、それが全て「個性」だとしたら?

人と比べる必要もなく、
それぞれの個性を尊重しあえたら
素敵なことが起こりそうだな~っと思いました。

長いブログをお読みいただき、ありがとうございます


昨日の夕飯です。



厚揚げと春菊のあんかけ仕立て
若布のポン酢がけ
サラダ菜サラダ
人参と玉ねぎのみそ汁
かまどごはん

昨日はちょっと目を使って・・
春菊と人参にはともに目をよくしてくれる働きがあります。

なぜ、目を使ったかは、近日中に・・・。