漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

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活血通絡(かっけつつうらく)

2007-01-25 17:19:46 | Weblog
 先日、白眼のところが出血して血がどばっと
広がって、うさぎの眼状態になったのです。

うさぎはかわいいけど、私のは怖いと娘が
言うので、
接客中は、眼を細めて、左眼なので、ちょっと左斜めを
向くようにして、普段かけないめがねをかけて
カムフラージュしました。

なんとか早くひかせたかったので、
活血薬(かっけつやく)を使うことにしました。

活血薬というのは、血流をよくして内出血などの出血を
早く吸収して体外に排出するものです。

打撲や事故のときなどで、内出血があるときは
この活血薬をやや下痢するぐらいの量をのむと
早く治ります。

以前、西たまき先生のご主人が塀からおちたときは
一度に5包だか7包だかそれぐらい沢山のんだんだそうです。

そういう活血剤ですが、使われる生薬には
桃仁(桃の種)牡丹皮、紅花、赤芍薬などで
赤いものが多いです。

そして、細い経絡を通すことを通絡といいますが、
眼の細い血管なので、この通絡の作用があるものを
使おうと思ったのです。

さそり、むかで、みみず、ひるなどにはこの通絡
の作用があります。

たまたま使いかけがあったのが、みみずだったので
がんばって、みみずをのんでみました。

みみずと言っても恐るるには足らないのですよ。
写真のようにカプセルに入っていますからね。

のんですぐまぶたの下の痛みがとれ
日毎に赤みがひいていきました。

1週間はかかるところ4日でほぼ治り
今回は、みみず様様というところでした。