Reflections

時のかけらたち

煌めきのバレエ・リュス ・・・・ brilliant Ballets Russes

2014-08-17 23:49:16 | art




バレエリュス
素晴らしい奇跡の総合芸術。
ディアギレフやニジンスキーの名前は知っていても
これだけの芸術家を巻き込んだエネルギッシュなムーブメントが
あった時代を体で感じることができました。
その重厚でアートな衣装空間と記録映画の中で。
そのときに団員だったダンサーたちがそれぞれ各国で
バレエ芸術を高齢になっても牽引し続けていることにも
感動しました。





作品が持つ想像力と創造力。少女時代の心を刺激して、
頭の中をガリガリと何かを改めて刻み込まれたそんな感じ。
こういう風に色と形を組み合わせる?と。
少女のころ憧れた漫画というかイラストの世界とも
共通して。(こんな芸術作品に申し訳ないが)






それに「牧神の午後」も「火の鳥」もディアギレフにバレエ音楽として
依頼されたことを初めて知る。
ベジャールのように既存の音楽を使っていたのかと思っていました。

巻き込んだ芸術家はピカソやキリコ、ローランサン、コクトー、
ドビュッシー、ストラヴィンスキーなど。

最近熊川バレエをまた見たいと思ったけど、衣装や舞台は
素晴らしいが音楽が生でないのが残念。
それこそロシアバレエでも来ないかしら?
若い頃はよく見に行ったけど。

個の展覧会に誘ってくれた友人に感謝。

写真は当日の真夏のミッドタウン。
夜は家から神宮の花火を見た夏の一日でした。






















































































Aug.16 2014    Roppongi

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衣ほす日々 ・・・ days of airing out clothes

2014-08-15 23:45:13 | my favorite
8月10日から仕事がオフの日にはやっと母のところから
持ってきた母や祖母、そして私の和服の虫干しに取りかかることができました。
マンションを整理して持ってきたのが、一昨年の暮れ。
それから詰め込んだままほっていました。いろいろなことが起きて
とても手が付けられる状態ではありませんでした。

少しづづ干しながら、そして他の家の中の大整理も
始まりました。

そしてすごく残念なことがわかりました。
私の無地の着物やウールの着物、紺の鮫小紋、そして母が頑張って
買ってしまった色留袖・・が見つからないのです。
ちょうど衣装缶1箱分くらいがありませんでした。
大混乱でマンションを整理したので、処分する方に
行ってしまったのかもしれません。(泣)
とても高価な色留袖でしたが、母も1回くらいしか
手を通していなかったので、高いだけで愛着はないのですが。
これからは格式ばったものより楽な着物を着てみたいと
思いました。そういう席にも行かないし・・と言って
あきらめました。

それでも祖母の着物もあったので、いろいろと楽しめそうで
これから少しづつ来てみたいと思いました。
親子三代で着ていけるなんてすてきじゃない?

整理していたら主人の結婚当初来ていたサーモンピンクの
ニットも出てきて、母が派手ねと言っていたと話したら
恥ずかしそうにしていたことを思い出しました。
そういうものを見るといろいろ思い出し、また距離感が
その時まで近づくようなそんな感じです。




私の振袖。山のように手書きで描いてもらいました。袖を着れば後は普通に着れますよと
言われて。娘が着てみたいといっていました。成人式の時これでもよかったなんて今頃言われて。
確か以前は嫌だといっていたのにね。












祖母の絽みたいな夏物の着物です。あまり見たことなかったけれど。
こういう花柄、お気に入りです。




母が南画の絵描きさんに描いてもらったものです。母のは地味な蘭の絵でした。
若い頃、お茶に紬に締めてきたことがあります。








母と祖母の帯。これなら使えそうだわ。




若い頃は失敗しちゃったかと思った着物も今なら着れそう。さすが着物は40年くらいたっても着れるのね。




祖母が来ていた着物。そうやって私も母の年、祖母の年に近づいていく・・







どうしても欲しいとお願いして作ってもらった十日町紬。
初釜に着たり、子供の七五三の時に着た色無地の着物はどこかに行ってしまったけど
紬みたいな着物が一番好きかもしれない。




振り袖に締めた正倉院柄の帯はもう無理だけど、娘につないでいくことに。




私のウールの着物は紛失してしまったけど、母の蓮模様のウールは持ってきていました。





私の結婚式に母が着ていたきもの。














お片付けの合間にいたずらネコ出没。すかさずSがスマホでパチリ。



京王デパートの催事の会場で江戸小紋のお店が出ていて、いろいろ着物のことを教えてもらいました。
老夫婦なのですが、ご主人はもともと京都の白生地の工場の跡継ぎだったけれど、いやで飛び出して早大に通っていたとのこと。
父親の具合が悪くなったので、再建のために戻ったとのことでした。戦争で織り機とかもみんな供出して、出直して
また、仕事をはじめだした時のことだそうです。その後、東京で江戸小紋に魅せられたとのことです。
奥さまも着物ばっちりでしたが、もともとは本郷のテーラーのお嬢さんだったそうです。
なんだか面白そうな話で、私はすっかりいろいろ教えてもらうために通ってしまいました。

母の着物を着たいと話していたら、夏でも着物で大丈夫だそうと聞きました。汗はガーゼの下着が吸い取ってくれるとのこと。
そして何より姿勢が良くなって腰も痛くないとのことでした。
西陣の織元のご主人が亡くなって残った帯を売ることになったということで特別安くなった帯をこれからの着物生活に
持っている着物に合わせるために買ってしまいました。着物は買うことはないと思いますが、帯は変化がつけられるので
ちょっと欲しくなるかもしれない。でも充分着物が着れるようになってからね。





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七夕の頃も過ぎて ・・・ Tanabata Festival having come and gone

2014-08-14 23:53:53 | seasons
8月9日に旧暦で行われる阿佐ヶ谷の七夕祭りに行きました。
阿佐ヶ谷は結婚してすぐ住んだ町で、子供のころからもなじみのある街です。

昼食を希須林小澤で取ってから町を歩きました。希須林の中華はどことなく
家庭で作った懐かしい味がします。母が作ってくれたような・・
Sのリクエストでここでランチです。軽井沢にもお店を出して、手広くやっています。







































































































この後レトロな喫茶店でゆっくりコーヒーを飲んで、帰りました。


Aug.9 2014  Asagaya
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いっせいに花開いた4月の自然教育園に戻って 5 ・・・ looking back April 5

2014-08-13 23:58:08 | seasons
























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April 15 2014 Institute for Nature Study
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フロモン神父様にお別れ ・・・ with God

2014-08-12 23:46:36 | old familiar faces


8月11日に父路門フランソワ神父様の葬儀が聖イグナチオ教会で行われました。
教会は撮影禁止だったので、写真はネットにあったものをお借りしています。
イグナチオ教会は立て直す前に結婚講座で通ったことがあるだけで、新しい
教会も素晴らしいものでした。

白い花のスタンドが少しだけ置かれ、楚々とした式場に
神様がこの世に使わされた人をまた手元にもどされたという
空気が伝わってきました。
今まで親しい人の死に接すると自然に帰してあげると
思っていたのですが、神様に返すのですね。

「キリストの体である教会のために、
  キリストの苦しみの欠けたところを
        身をもって満たしています。」
    (コロサイの信徒への手紙1-24)

 フロモン神父様のお写真の裏に神父様にささげた言葉が
 書かれていました。

皮肉っぽく厳しくでもやさしさのある神父様の
エピソードがたくさん紹介されました。
その厳しさはその人をへこたれさせるものではなくよりよく
なれるようなそんな優しさがあったとのことです。

主人と同じように病気の結果足が不自由になられて、
ご自分に対してもとても厳しい方だったとのことです。
若い頃、主人が神父様に松葉杖を使わないで歩くように
したらと言われて、努力して一時杖を使わないで
歩くことができるようになっていました。
主人も頑張り屋で、何でも自分でしようとしていました。
そういう主人を見ていてくださったのだと思いました。
葬儀でも目が不自由な方も数名いらしていました。
フロモン神父様に支えられていた人が多かったことを
うかがわせる式でした。
式の案内は先生がもう外出できなくなり、ロヨラハウスに先生に
会いに行った人たちにされたとのことでした。
先生に助けていただいた人たちに囲まれた旅立ちでした。
ロヨラハウスから出られなくなっても、今の日本の状態に
危機感を抱いて、フランスにメールをしていたとのことです。
世の中のこと、政治にも強い関心を持ち続けて、
最後まで明晰であられたとのことです。


6月末に主人のことを報告にロヨラハウスを訪れましたが
5分の面会と言われ、状態が深刻であることがわかりました。
これからもっとお付き合いをしたいと思っていたところでしたのに
遅かったですね。最後の力を振り絞るように、私を祝福して下さった
ことはこれからの私を心のどこかで支えてくれるものになると
思いました。





讃美歌を歌い、焼香をしてカトリックと言っても押し付けない感じでとてもいいお通夜でした。
献花の時間は無くなってしまったみたいでした。
学生時代は毎日礼拝があり、讃美歌も聖書も慣れ親しんでいましたが、今ではすっかり離れて
しまっています。いつの間にか祈ることも忘れてしまいました。
キリスト教が一つの原点であったことを思いつつ、これからを過ごしていきたいと思いました。


会場の入り口で、ブログを通して知り合った三奈子さんがわかったのも
奇跡的。お互い顔を知らないので。フロモン神父様が繋いでくださった
ご縁と思いました。

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いっせいに花開いた4月の自然教育園に戻って 4 ・・・ looking back April 4

2014-08-10 22:54:50 | wonderland
















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April 15  2014  Institute for Nature Study


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旅立ち ・・・ departure

2014-08-09 23:14:38 | a day in the life


今日は朝からシャワーとお風呂場の換気扇の取り換え工事がありました。
2時間くらいで終了して、予定どおり、阿佐ヶ谷の七夕を見に出かけました。







帰ってから、写真の整理をして、マタイ受難曲を途中からまた聴きはじめました。
2枚組なので、結構聴くのは大変です。この曲を聴いたことがあるけどいつだったのだろうと思いながら・・
聴いている最中に、携帯の電話がかかり、出るとイエズス会のロヨラハウスからでした。
この前フロモン神父様に会いに行った時に、名前と電話番号だけ買いてと言われて残してきたからでした。
今朝フロモン神父様が天国に旅立たれたことのお知らせでした。








イグナチオ教会での通夜(8/11) 翌日告別式とのことでした。
1ヶ月少し前にお会いできてほんとうによかった。




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昨晩、つけていたBSで何か映画が始まっていた。
中国でもこんな映画を作るのだと斬新さに驚いた。

中国といっても内モンゴルの監督と草原の話しです。
その自然描写と無償の愛が素晴らしかった。
血が繋がっていないけど母の愛の大きさ。

中国人が第二次世界大戦後、日本人の子供を
助けてくれたことを思った。


我が大草原の母
My Mongolian Mother
(原題:額吉/E Ji)
2010年/中国/100分


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いっせいに花開いた4月の自然教育園に戻って 3 ・・・ looking back April 3

2014-08-07 22:55:49 | seasons
イチリンソウもたくさん咲いていたけれど
アケビの花が大好きなので、ちょうど咲いている時期に
合ってとてもうれしかった。






































































































































































April 15 2014 Institute for Nature Study

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いっせいに花開いた4月の自然教育園に戻って 2 ・・・ looking back April 2

2014-08-06 23:54:07 | seasons
エンドレス春の花の続きです。


イチリンソウ

























































カキオドシ








イカリソウ




















イチリンソウ

















April 15  2014   Institute for Nature Study


今日は午前中に遠くのスーパーまで日陰を選びながら買い物に行きました。図書館から予約した本とCDが準備できたと
メールをもらったので。検索して予約すれば他の図書館にあるのも持ってきてくれるから助かります。

午後は洗濯したり、クリーニングからどっさり戻ってきた冬物をしまう場所をみつけて、ブルーのスペースも
模様替えしてあげました。ブルーは新しい小屋の置き場がお気に入りになって、ずっとケージの上で
ぐったり寝ていました。
借りてきたマタイ受難曲を聴きながらの整理でした。早く和服までと焦っています。
マタイ受難曲確かに聞いたことがある。でもここ数年のコンサートはロ短調ミサ曲だったのよね。
どこで聴いたのかな~。

整理をしていると、たくさんの弾性包帯も出てきて、毎日潰瘍に薬を塗って
包帯でぐるぐる巻きにしてあげた日々を思い出してしまった。
看護婦さんよりもずっと私の方が上手だった。

久々にカリフラワーを買ったので半分ピクルスにしました。
野菜がそろっていなかったので他はニンジンときゅうり、セロリ、玉ねぎだけです。
少なめにしてちょうどいい量が作れます。

べジブロスも必ず作って、おいしいミネストローネのスープができます。
明日は久々に朝食にモロヘイヤとトマトのスープを作ろうっと。
あとは卵の白身だけがたまってしまったので、マカロンか何かお菓子を
作らねばならないのです。


本日の夕食:カリフラワーと鶏肉の炒め物



鶏肉に混ぜる卵の白身が1/2個分なのにいつも1個入れて失敗します。今回も
さやえんどうの代わりにお裾分けしてもらった八ヶ岳のモロッコいんげんを使いました。


Aug. 6 2014
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DIE GROSSE STILLE/INTO GREAT SILENCE/大いなる沈黙へ

2014-08-05 22:46:34 | movie


8月4日

仕事から帰ると日が沈む前、もやっとした空気の中に青富士が浮かんでいました。





8月5日

灼熱の一日が始まろうとしているところです。




今日は生協の注文を済ませて、洗濯をして、シャワーの温度調節がきかなくなってきたので
マンション防災センターの技術者の人に来てもらいました。
まだ何とか使えるのですが、サーモスタットが壊れて部品がもうないので
全体を取り換えなければいけないとのことでした。見積もってもらって
なるべく早く工事をしないといけません。

シャワーのことが午前中に片付いたので
興味があった岩波ホールに「大いなる沈黙へ」を見に出かけました。
見たかったミツバチの映画はもう終わっていました。
映画は数年に1本という、ほとんど見ない状態です。前回見たのはオルミ監督の「ポー川のひかり」
だったと思う。岩波ホールは10年以上前に「ダロウェイ夫人」を見たのが最後。
ほんとうにこじんまりしたホールです。
そういえば初めての「シニア料金」。岩波ホールは珍しく60歳から。
何の証明も見せなくてパスしたのが悲しい。






映画というよりは写真や絵を見ている感覚に近い。
私は特に水の映像と音がよかった。タルコフスキーのノスタルジアを思い出した。
自然の音と光だけで撮ったドキュメンタリー。まるでそこにいるかのように。
絵はフェルメールの絵のようで、時にセザンヌのようでもあり、そのカットカットにため息が出て
これは映画?と思えるような芸術作品。
でもあまりにも静かなので、途中時に気を失っていました。
その人に刻まれた深いしわ。どうしてこの人は修道院にやってきたのだろう。すべてを捨てて。
世俗の人とは口をきいてもいけないという生活。朝が来て夜が来て、春が来て冬が来て・・
そうやって祈りとともにすべて自分たちの手で生活をしていく世界の人。

ふとフロモン神父様もこのような心境ではないかと思いました。
神に近づくことは幸せなことであると。

岩波の次回が「もう一つの世界」の監督による「ローマの教室で」でこの映画も見てみたい。
ピッチョー二監督はこれも十年くらい前かのイタリア映画祭、朝日新聞のホールで開催され
ロビーで見かけたことのある監督です。
どことなくこんな作品に魅かれる私です。レ・ミゼラブルも見たかったけど・・・


昨日の真夜中にBSでコズミック・フロントの再放送があり、ジェット推進研究所(JPL: Jet Propulsion Laboratory)の宇宙探査機の
映像を興味深く見ました。カルフォルニア工科大学の研究所でNASAの無人探査機等の研究開発及び運用に携わる研究をしている。
国でない自由な発想があるとのことでした。
太陽系の惑星の姿や地形や状態が観察され、ボイジャーとかが国が管理していなかったところがすごいと思いました。
一番興味を持ったのが木星の衛星のエウロパ。氷に覆われた惑星の下には水があり、生命が発生している
可能性があるとのこと。地球に生命が発生した状況にかなり近いらしい。
それにしても地球のような素晴らしい惑星は今のところみつかっていない。なんと貴重な緑と水の地球。


                      

おととい図書館から借りてきたルネ・フレミングを聴いていたら
大好きな曲にぶつかりました。

ヘンデルの曲が原曲になっている
"Dank Sei Dir, Herr" (Thanks to you, load)
という曲です。

どこかで聞いたことがあると思ったら
サラ・ブライトマンが Solo Con Te というタイトルで歌っていました。
意味は違うのですけど・・


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