フロモン神父様のことを探していた時に、出会った三奈子さんのブログで
かないくんという絵本の存在を知りました。
なんだかわからないけれどすぐ注文しました。谷川俊太郎の詩が好きで、
谷川俊太郎が一夜で綴り、松本大洋が2年かけて描いたというところか・・・
表紙の絵も「死ぬとどうなるの。」という言葉も・・
糸井重里事務所から発行されているのも・・・
かなり人気のようで注文をしてから送られてくるのがすごく遅かった。
ほぼ日刊糸井新聞から申し込むとメイキングの冊子がついてくる。
1月に発行された本なのにもう2刷でした。
おととい届いて、すぐ文章だけさっと見ました。
でも絵もとても味わい深く、ゆっくり大事に手に取りたい感じです。
すべてにすごくこだわりのある時間のかかった本です。
もし読まれる人がいるとワクワク感がなくなると悪いから
説明はしません。
真っ白なまぶしい世界の中で
突然私は「始まった」と思った
というところで私が昨年主人を亡くして
いただいたメールに亡くなって10日後に出したメールと
同じ感情だと思いました。
メールを出した相手も癌で最愛の人を亡くした
中学校の時のクラスメイトです。
今は亡くなってしまったけど、何か亡くなっているのではなく
一緒にいるような感じです。
これからまた別の形での一緒の生活が始まるような・・・
と送ったら彼女からは
あなたはすごいですね。
私は淋しいけれどまた一緒の生活が始まる・・・と知るまで何か月もかかりました。
と返事が返ってきました。彼女の場合は中学生の頃から付き合っていた、すごく長い
歴史もあったし、深い悲しみであったと思います。
今でも私は亡くなった大切な人たちがたくさん私のまわりにそれこそ空気のように
いることをよく感じます。
私も、今は見えてはいない方々が、そっと見守ってくださっているからこそ、生きていけている…と思いつつ生きているひとりです。
そうして思っている時、ちょうど東北の大震災の翌年に、その意を強くした素敵な本と出会いました。
これもとってもおススメです。(もちろん、本の関係者ではありませんww)
『さよならのあとで』(夏葉社)
詩:ヘンリー・スコット・ホランド/絵:高橋 和枝
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震災は多くの人に、社会に大きな影響を与えました。
その気持ちを忘れないで、今後に向けて
生きていけるといいなと思っています。
すてきな本や映画の紹介をありがとうございます。
また手にとって見れたらと思っています。