Reflections

時のかけらたち

スーべニア  ・・・ souvenir

2018-08-29 23:54:34 | memories
ビリー・ジョエルのスーベニアが懐かしく響く。



A picture postcard
A folded stub
A program of the play
File away your photographs
Of your holiday

And your mementos
Will turn to dust
But that's the price you pay
For every year's a souvenir
That slowly fades away
Every year's a souvenir
That slowly fades away

同じようにSimon & Garfunkel - Bookends Theme  も



A time it was
And what a time it was,
it was A time of innocence
A time of confidences
Long ago it must be
I have a photograph
Preserve your memories
They're all that's left you

ニュアンスは少し違いますが、大好きな2曲です。

加藤先生の読書のための推薦図書を書いてくれたメモ(なんと50年近く前の!)がどこかで
みつかったので、また探しているのだけれどまだみつからない。

それでガラクタ入れというかもらった写真や手紙や分類できなかったり、手元に置きたかったものやら
未整理の雑多なものが入っているスーベニアの箱から過去がたくさん零れ落ちてきました。
私の過去以前のものも。

小さい時の写真もアルバムにも貼ってあるのですが、バラに少しだけ入っていました。




私は九州で生まれて転勤で1歳で東京に来ました。母は東京生まれの東京育ち、父は生まれたのは芦屋かどこかで
小倉で育ち、旧制七高から大学は京都でした。祖父が早くなくなったので、飛び級をして親の負担を軽減したみたいです。
妹が生まれたこの頃は祖父母の家に数年住んでいたかと思います。記憶のあまり残っていない時代です。

この頃近くに最近再会した中学の同期生の旧姓Wさんが住んでいて、母は私が中学の時に覚えていると話していました。
確かWさんのお母様も覚えていらしたと聞いていました。



小さいころは私は父親の担当でしたが、妹はすぐおんぶしてもらったり、とにかく甘えていました。




母と父の父親、おじいちゃん同士は東京の大学で一緒で、親友でした。同じ九州出身だったので親近感を覚えたのでしょうね。
アルバムからはがされた写真が私の箱に入っていました。




祖父は30代で亡くなりましたが、これはきっと高校生くらいの写真でしょうね。
縷々は私の会ったことのない憧れの人でした。




縷々の弟の画家で晩年は芸大教授だった庫田叕が書いたはがき。宗達の絵の裏に書かれていて、
インクが消えかかっていたのがスキャンしたら割と読めるようになりました。




27歳の初めて海外旅行でフィレンツェで。




1週間イタリアをローマから北上してアオスタを通り、シャモニーを抜け、スイスに入りるところまでベネチア在住の
アメリカ人、マイケルが案内してくれました。一人で参加したパッケージツアーでしたがそういう人が集まって5人で
仲良しになりました。マイケルはベニスの夜の街を私たち5人を連れて案内をしてくれました。
メキシコとロシアのハーフでアメリカでは暮らしにくかったのか、イタリアがお気に入りでした。なぜならpeople like people
だからと話していました。寒くなったのでアオスタで買ったマフラーと帽子で。




懐かしいアトリエの先輩からの絵葉書。出張先から送ってくれた葉書が数枚出てきました。
後で私も金沢や新潟に行ってどっちだったか、空港からのバスから日本海を見て、そうこういうグレイッシュな色だったと
彼の油絵を思い出しました。アトリエの帰りに京都や奈良の話をよく聞いたり、音楽も好きでアーノンクールの古楽器の
演奏会に連れて行ったもらったこともあったっけ。バロックのテレマンが好きだったみたい。
10年くらい前に山口薫展を世田谷美術館に見に行った時、とても似ている方に会ったけれど違うだろうと思い
声をかけなかったけれど後から彼だったことが分かったことがありました。もう何十年もお会いしてなく、
私よりちょっと年上だったのでどういう風に年を重ねられたのかわかりませんでした。世田谷美術館は最近行っていないけど、
アトリエで一緒に絵を描いた仲間には他の時も会ったことがありました。
今振り返ればとてもお世話になったと思い出しました。主人が亡くなった時もすぐお電話をいただきました。

イタリアに行ったことからイタリア語を習い、その時に知り合った建設会社の方からアトリエに誘ってもらって、
世界がいくつも広がっていきました。

結婚してからは子育てと仕事でそれ以外のことはなにもできませんでしたが、若い時に蒔いておいた種は
またいつか目が出てくることもあるものだと最近つくづく思います。全く初めてのことも面白いけれど
少しやっていたことは思い出しながら、とっかかり安いです。



支離滅裂ボックスですが他には中学時代のトントンと一緒の写真や、職場で撮ってもらった写真、友達の結婚式での
写真とかいろいろ入っていました。国際会議のお世話もしたことがあったので、国に帰ってからお礼の手紙を
いただいたものも入っていました。そういえばユーモアのセンス抜群のイギリスのプロフェッサーもいましたね。
あのBritish Englishで映画のセリフのような言葉が出てくるので就職したての何もわかってない幼い私は
完全にノックダウン。大人の世界でした。
箱根をエクスカーションで案内したときに、湖水地方のことを初めて聞きました。

断片的に思い出せばきりがなく話のチェーンが繋がっていってしまいます。
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2 コメント

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こんばんは (ちっぷ)
2018-08-30 02:46:54
S&G、Bookendsはいい曲ですね。
とても思い出深い歌です。
人生の縮図を見るような、懐かしいお話を、どうもありがとうございます。  
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S & G (カンカン)
2018-08-31 00:11:55
ちっぷさま

コメントありがとうございます。私もBookendsが入っているアルバムを持っていますが、ほんとうにSimon & Garfunkel は新鮮な驚きでした。今聴いても色あせない名曲が多いです。

思わずこぼれ出た思い出でした。記憶はないけれど愛情に包まれた空気を感じました。
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