
frozenroseさんのブログで谷川俊太郎の本が出ていて、私は「風穴をあける」を読んだような気がして、
探してみたら、同じ「ひとり暮らし」をみつけました。なつかしい「時のかけらたち」も発掘しました。
養老孟司の本は買ったことも忘れていたけれど線を引いてあったので読んだ記憶をおぼれながら思い出しました。
アルボムッレ・スマナサーラとの対話で仏教思想が話の中心です。
「ひとり暮らし」は今読むともっと切実で感じ方が違うと思います。
谷川俊太郎は同じ高校の卒業生で、どことなく親近感を覚えてしまいます。いつだったかうちの近くの駅で
黒いTシャツを着て人を待っていたところを見たことがあります。
新聞などに詩が載っていると書き留めたりしていて、気になる詩人です。
主人がしょっちゅう入院をしていたので、本を病院に持って行ったり、CDを持って行ったりしていましたが
谷川俊太郎の詩と写真がコラボしてできた本「あさ」やターシャ・チューダーの本を持って行ってあげた時、
看護婦さんにまで貸しあげて、後からお手紙をいただいたこともありました。


須賀敦子さんの「時のかけらたち」はブログタイトルのもとになった本です。
「ひとり暮らし」の帯に書かれていた言葉にほっとしました。今再び読んだら、たくさんのヒントを
もらえるような気がします。同じ本を年齢を経て読むと感じ方が違うかもしれないと近頃よく思います。
もうそんなに人さまのお役に立てなくてもいい、好きに残りの人生を楽しんでいいと思えるのが老人の特権
だが、それを苦痛に思う人もいるだろう。ひとりぼっちを受け入れることにつながるのだから。他人に
褒められなくとも、自分のうちから湧いてくる生きる歓びをどこまでもっていられるか、それが私にとっての
老いの課題かもしれない。どうせなら陽気に老いたい。
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