ハンブルク北ドイツ放送交響楽団
6月5日(金)
東京文化会館(大ホール)
アーティスト
指揮:トーマス・ヘンゲルブロック
ピアノ:ハオチェン・チャン
プログラム
シューマン:ピアノ協奏曲
アンコール プロコフィエフの「トッカータニ短調(op.11)」
マーラー:交響曲第1番「巨人」(1893年ハンブルク稿・5楽章版)
アンコール ワーグナーの「ローエングリン」から第三幕への前奏曲
音楽を聴くと空間・時間の広がりを感じ、いろいろな人のことを思う。
それが亡くなった人たち、Tだったり、両親だったり義理の姉だったりする。
最近不思議なことに夢に織物の林辺先生が現れたり・・
無になって音楽に融けこめる時もあれば、自分と向き合う瞑想の場と
なる時もある。
ピアニストのハオチェン・チャンは2009年クライバーン国際コンクールで辻井伸行と
優勝を分け合った中国出身の超若手。オーケストラがあたたかく包み込むような
演奏でしたが、ピアノはちょっと間の取り方とか独特で結構ドキドキしました。
オーケストラの一人一人の音が良く聴こえるようなアンサンブルのシューマンでした。
アンコールはピアノが打楽器であることを表すような連打のテクニックだけのような曲を披露。
デーモニッシュとの評価もありましたが、ちょっとアンコールはほっとしたい。
マーラーはこちらもドキドキするような曲ですが、大変な曲を一緒に経験しましょうみたいな
感じでした。もっとドラマティックにスケール大きく持って行く指揮者もいるかと思いますが・・
こんなに大変な曲だから、アンコールはやらないかしらと思いましたが、演奏が始まり
こりゃワーグナーだ・・もっと軽い曲でしめてほしかった。
とてもドイツ的で・・
生の演奏に触れることができるのはその音の中に浸っているだけで嬉しいのですが
大好きなシューマンも、マーラーもその中に引き込まれるような演奏では
なかったように思います。
音楽サークルのシリーズチケットだと、自分では買って行かないような
コンサートもあり、それが大当たりだったり、はずれだったりすることが
あります。今回は感動までには至らなかったふつうといった感じ。
ちょっとテンポも遅かったかしら・・
いっしょに行った義理の姉の友人は姉と一緒にカナダから帰る途中で
サンフランシスコでサンフランシスコ響の同じ「巨人」を聴いたとのことで
そのころ小澤が常任指揮者だったのに他の人が振って、めちゃくちゃテンポが遅く
終わってから拍手がほとんどなかったとのことでした。7~8人くらいの集団が拍手していて
姉ときっと演奏者の家族じゃないと話していたとか・・
日本ではどんな演奏会でも結構ブラボーの嵐の時があります。
その点欧米の人ははっきりしているよね。
June 5 2015
6月5日(金)
東京文化会館(大ホール)
アーティスト
指揮:トーマス・ヘンゲルブロック
ピアノ:ハオチェン・チャン
プログラム
シューマン:ピアノ協奏曲
アンコール プロコフィエフの「トッカータニ短調(op.11)」
マーラー:交響曲第1番「巨人」(1893年ハンブルク稿・5楽章版)
アンコール ワーグナーの「ローエングリン」から第三幕への前奏曲
音楽を聴くと空間・時間の広がりを感じ、いろいろな人のことを思う。
それが亡くなった人たち、Tだったり、両親だったり義理の姉だったりする。
最近不思議なことに夢に織物の林辺先生が現れたり・・
無になって音楽に融けこめる時もあれば、自分と向き合う瞑想の場と
なる時もある。
ピアニストのハオチェン・チャンは2009年クライバーン国際コンクールで辻井伸行と
優勝を分け合った中国出身の超若手。オーケストラがあたたかく包み込むような
演奏でしたが、ピアノはちょっと間の取り方とか独特で結構ドキドキしました。
オーケストラの一人一人の音が良く聴こえるようなアンサンブルのシューマンでした。
アンコールはピアノが打楽器であることを表すような連打のテクニックだけのような曲を披露。
デーモニッシュとの評価もありましたが、ちょっとアンコールはほっとしたい。
マーラーはこちらもドキドキするような曲ですが、大変な曲を一緒に経験しましょうみたいな
感じでした。もっとドラマティックにスケール大きく持って行く指揮者もいるかと思いますが・・
こんなに大変な曲だから、アンコールはやらないかしらと思いましたが、演奏が始まり
こりゃワーグナーだ・・もっと軽い曲でしめてほしかった。
とてもドイツ的で・・
生の演奏に触れることができるのはその音の中に浸っているだけで嬉しいのですが
大好きなシューマンも、マーラーもその中に引き込まれるような演奏では
なかったように思います。
音楽サークルのシリーズチケットだと、自分では買って行かないような
コンサートもあり、それが大当たりだったり、はずれだったりすることが
あります。今回は感動までには至らなかったふつうといった感じ。
ちょっとテンポも遅かったかしら・・
いっしょに行った義理の姉の友人は姉と一緒にカナダから帰る途中で
サンフランシスコでサンフランシスコ響の同じ「巨人」を聴いたとのことで
そのころ小澤が常任指揮者だったのに他の人が振って、めちゃくちゃテンポが遅く
終わってから拍手がほとんどなかったとのことでした。7~8人くらいの集団が拍手していて
姉ときっと演奏者の家族じゃないと話していたとか・・
日本ではどんな演奏会でも結構ブラボーの嵐の時があります。
その点欧米の人ははっきりしているよね。
June 5 2015
それでも、全く知らなかったアーティストを
発見できるので、多く聴くことはいいことだと
思います。