Reflections

時のかけらたち

岡村昭彦展とフィオナ・タン展レセプションへ ・・・ Akihiko Okamura and Fiona Tan

2014-07-22 22:51:08 | art




奥行きのある写真
両方ともにそれを感じました。
フィオナ ルーツを探る。
アイデンティティの追及とも。








写真というより映像なので見るのに時間がかかります。
カメラやゆっくりと被写体を回って写していったり、静かな時間です。
額の中の絵が静かに回転していくような「プロヴィナンス」




フィオナ・タン写真展「まなざしの詩学」より
写真はARTcollectors’in Asia から


岡村昭彦の写真としての美しさ。報道カメラではなく写真自体が
素晴らしいです。
記憶が混ざり合って、沢田教一や一ノ瀬泰造などの報道カメラマンを思い出しました。



生きること死ぬことのすべて

人間としての崇高さ。尊厳も感じたという岡村。
土に帰ろうとする人間の崇高さ。写真からは岡村自体も
死とギリギリのところで活動していたことがわかる。

祖母が亡くなった時、庭の蟻んこを見て、土から生まれたものは土に
返そうと思ったことを思い出しました。
それはあきらめでもなく、そういう運命を受け入れるというだけ。
神様からもらったものは神様にお返しする そんな感じかもしれません。

週末から圧倒され続けた数日でした。


岡村の作品集からスキャンしてみました。



ベトナム




ベルファスト




エチオピア




ドミニカ




エチオピア




ラフカディオ・ハーンを追ってたどり着いた島根原子力発電所


植民地が一つのキーワード。
ベトナム、ラオス、北アイルランドと紛争があった私たちの時代。
世界のどこかと意識が繋がっていた時代もあった。
今そして再びロシア、パレスチナといつまでも続く紛争。






July 19  2014  Yebis


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