Reflections

時のかけらたち

紫貝 ・・・  mysterious purple dyeing from shell

2017-10-25 23:59:20 | art
紫貝で染めた色、貝紫を見に銀座まで出かけました。
とみひろの店長さんから紫貝の勉強に来てくださいねと招待いただきました。
レセプションだったので一人で他の方をお誘いできませんでした。
貝紫制作発表会は25日から29日まで銀座のメルサ2 8階で開催されています。

またとみひろの歴史もとても面白かったです。
近江商人の出で最初は薬品等扱っていて、安政の時代に呉服商に専念して今に続いています。
440年ですって。蒲生一族と関連があって織田信長の時代から変わって、今度は伊達の動向を探るため
東北に移り、国替で山形に渡ったとか。

今では単に呉服商だけでなく、工芸研究所や養蚕も始め、桑畑を持っています。
貝紫とは不思議な縁でつながっています。
HPには貝紫や、工芸研究所や歴史が付いていておもしろいです。

今ではメキシコに残っていた貝紫の貝の捕獲が禁止となり、これ以上染めることができないとのことです。
鮮やかで色褪せることがないとのことです。空気に触れるだけで紫になるそうです。

この作品展のために2年間準備されてきたそうです。織リ手の方も来ていました。








いちばん最初に飛んで行ったのがこの縞の織物。
左側の紫がとても素敵でした。


















































命がけで取った貝で染めた糸を
フィアンセにあげて、彼女が織るという
すてきな物語がありました。

貝は液で染めたら海に戻していたとのこと。

紫というこの高貴な色。祖母の鮫小紋が紫で好きな色みです。母のは赤みがかった紫。
特別な色感があって、ベージュやモカ茶、グレーの方が着やすい感じがします。
貝紫は輝きもあって不思議な色です。












































手が届かない着物ですので、気楽に見て楽しみました。
ヨーグルトのお酒から梅酒、日本酒から口からフルーティまで、洋梨酒とテイスティングして、山形って
おいしいものが多いのねと思いました。私のブーツも山形で作られていて、最近はいろいろなデザインも
山形ってよく聞きます。サクランボと山形牛と・・ 一度行ってみたいところです。山寺のみ行ったことがあります。









帰ってから前と後ろを鏡に映っているのをとりました。
もうお疲れ様の顔をしています。この後三越にも寄ったので、本当に疲れました。




帯は博多織、その前に買っていた帯締めと帯揚げが同じような色合いでした。好きなものを買っていると
同じようなものが多いのでだいたいあってくるのですね。

着物は初めて手を通した藍田正雄の江戸小紋。新古品でしつけが付いたままでした。身幅が狭いので袖も短くて。
長襦袢を安全ピンでとめて短くして着ています。





Oct. 24   2017  Ginza
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